塚本京平(びわ湖放送)

びわ湖放送アナウンサーで高校野球ハイライトMC。コラムニストのcathyこと塚本京平で…

塚本京平(びわ湖放送)

びわ湖放送アナウンサーで高校野球ハイライトMC。コラムニストのcathyこと塚本京平です。滋賀県スポーツ協会「Bispo!+」にて国体コラム「号外!アス・ロード」、読売新聞「しが県民情報」にてアナウンスコラム「BBCアナのアミンチュな日々」も連載中。

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  • 高校野球コラム(2024)

    2024年に執筆した高校野球コラムです。

  • 滋賀学園高校コラム

    これまで書いてきたコラムのうち、滋賀学園高校に関係の深いものをまとめました。

  • 綾羽高校コラム

    これまで書いてきた高校野球コラムのうち、綾羽高校に関係の深いものをまとめました。

  • 近江高校コラム

    これまで書いてきた高校野球コラムのうち、近江高校に関係の深いものをまとめました。

  • 彦根総合高校コラム

    これまで書いてきたコラムのうち、彦根総合高校に関係の深いものをまとめました。

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普通に目指せ最高成績! ハップ8人夏物語/高校野球ハイライト特別篇・八幡

商業の「ハッショー」でも、工業の「ハチコー」でもない。「八幡の普通」という意味を込めて、滋賀県立八幡高校は「ハップ」と呼ばれている。学校には看護コースも設置されているが、野球部の選手は所属していない。 「全国クラスの部活も少ないし、地域の特性を生かした練習も伝統のメニューもない。学校もクラブも普通だから、個性を探すのは本当に難しい」。 田辺資博監督が苦笑いを浮かべるほど特徴のない野球部が、今年は滋賀大会の1・2回戦を突破。1981年の創部以降、初めての夏ベスト8に王手をか

    • たとえヒールと呼ばれても…覚悟が開く2強時代の扉/高校野球ハイライト特別篇・滋賀学園

      滋賀学園の最寄りは東近江市にある八日市駅で、JRの近江八幡駅から近江鉄道に乗り換えて向かう必要がある。通学時間帯でも電車は1時間に数本しかなく、スクールバスで通う生徒も多い。 「近くに住む子ども以外は寮に入った方が練習しやすいが、『県内で野球を頑張りたい』という家庭に寮はかえってハードルが高い。結果的に県外の選手中心になってしまう」。 山口達也監督が話す通り、今夏のベンチ入りで滋賀出身は左腕エースの髙橋俠聖のみ。私立でも県内選手が多い滋賀では異色のチームであり、その状況は

      • 悩んで迷って攻め抜いて/高校野球ハイライト特別篇・綾羽

        選手と監督の間で微妙に認識がズレるのは、取材していてよくあることだ。 今年の綾羽のテーマは、「打つ」ではなく「攻める」だった。決して大振りせず、とにかく積極的な走塁と小技で相手を崩していく。ここまでは間違いなくチームの共通認識。ただ、そこまでの経緯は聞く相手によって変わってくる。 新チームのスタート時、千代純平監督はバッテリーを中心とした守備重視でいこうと思っていた。ところが選手の気質と野球がどうにも合わない。秋は水口東に2点しか取れず敗れた。打撃重視の野球をさせたいが、

        • 衝撃のコールド負け…名門は屈辱を乗り越えられるか/高校野球ハイライト特別篇・近江

          後出しジャンケンと言われればそれまでだが、近江の連覇が止まるなら今年かもしれないと思っていた。 おそらくグラウンドへ行った回数は過去1番多い。華々しい栄光の裏側で、苦しむチームを半年間ずっと見てきた。 センバツ甲子園では西山恒誠が169球の熱投を見せるも、延長タイブレークの末にワイルドピッチでサヨナラ負け。熊本国府とは違う、別の何かと戦っているように見えるほどベンチの空気は重かった。「勝つなら1対0。西山の完封しかないという思いにとらわれ、後手後手に回りすぎた」と多賀章仁監

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        • アミンチュな日々【塚本担当回】
          29本

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          異質の「オトコギ」左腕が譲れない思い/高校野球ハイライト特別篇・滋賀学園

          スコアボード表記は「高橋侠」。「侠」の字は、正確には「俠」と書く。 「『オトコギ』という意味が込められています」と話す高橋俠聖こそ、春の県大会決勝で近江打線相手に96球での完封を成し遂げた注目のサウスポーである。 そんな高橋をヒトコトで表現するなら、「異質」という言葉に尽きる。 大津市の出身だが、中学は京都のチームでプレーした。県外生の多い滋賀学園をあえて選んだのは、「友達と野球を分けたかったから」。自身の性格を「とにかく飽きっぽい」と分析し、「テレビでほとんど見ない」とい

          異質の「オトコギ」左腕が譲れない思い/高校野球ハイライト特別篇・滋賀学園

          史上最多「6校」で挑む夏1勝/高校野球ハイライト特別篇・安曇川・湖南農業・信楽・甲南・愛知・長浜農業連合

          去年は「3」と「2」。いつの間にか「5」になって、夏は「6」で迎える。実際のところ、良い話なのか悪い話なのかがわからない。 ただ確実に言えるのは、このチームが棄権することなく滋賀大会に出場できるということだ。 去年の夏は「信楽・愛知・長浜農業」と「湖南農業・甲南」として出場していたが、3年生が引退した秋からは選手がさらに減って5校連合に。この夏は安曇川が加わり、滋賀大会史上最多の6校連合となった。ちなみにマネージャーしかいない長浜農業からは、坪内勇人監督がベンチに入る。 「

          史上最多「6校」で挑む夏1勝/高校野球ハイライト特別篇・安曇川・湖南農業・信楽・甲南・愛知・長浜農業連合

          情けは人の為ならず、巡り巡って己が為/高校野球ハイライト特別篇・彦根総合

          練習は「歌」で締める。ただし「校歌」ではない。 宮崎裕也監督が選んだ「栄光の架橋」をはじめ、保護者が選んだ曲や、選手自ら選んだ曲もある。秋山昌広主将を中心にマウンドに集まった選手たちは、肩を組み、少し恥ずかしさと戦いながらも声高らかに歌い上げていた。 「野球の練習のうち、本当に全員でできることは少ない。誰しもの記憶に残るメニューとして『合唱』を組み込んだ。壮行会では親も歌うし指導者も歌う。下手でいい。歌詞に向き合い気持ちを込めてほしい。来年にはステージを借りて発表会もしたい

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          【アミンチュな日々】いざ、センバツ!

          塚本京平です。 3月18日に開幕するセンバツ高校野球に、滋賀県からは近江高校が出場します。びわ湖放送では15日の夕方5時15分から、特別番組「All For No.1」を放送する予定です。 2年前は全国準優勝。今年のサッカー部の躍進も重なり期待値はどうしても上がっていきますが、まずは選手たちに悔いなく戦ってきてほしい、甲子園を楽しんでほしいと思います。 さて、特別番組取材の中では2年前に大活躍した「あの選手」から現役選手へオンラインインタビューを実施しました。現役選手への熱

          【アミンチュな日々】いざ、センバツ!

          【号外!アス・ロード⑦】栃木出張!敵は「デジャヴ」と「コロナ」?

          今回は2022年、栃木国体の振り返りです。「コロナ後の初国体♪、久しぶりの長期出張♪」と準備に心躍らせながら、心のどこかで「前回の出張は茨城やったなぁ…」と。 いや、栃木が悪いわけではないんです。結果的にご当地芸人のU字工事は面白かったし、宇都宮市の餃子はどの店で食べてもおいしかった。ただ茨城と近かったので、様々なことに既視感を覚えただけです。もしかしたら去年が鹿児島大会だったので、今年の佐賀大会でも同じ思いになるかもしれません。出張へ行く前に言っておきますが、佐賀が悪いわけ

          【号外!アス・ロード⑦】栃木出張!敵は「デジャヴ」と「コロナ」?

          【アミンチュな日々】新しいステージへ!

          塚本京平です。 2月2日に大津市で開かれた県のスポーツ顕彰や県民スポーツ大賞などの表彰式で司会を務めてきました。受賞者の中には草津東高校陸上部の西田有里選手をはじめ、去年の鹿児島国体で優秀な成績を収めた高校生も多数含まれています。 授賞式ではこれまで取材を重ねてきた顔ぶれに懐かしさを覚えながら、グラウンドなどでのユニフォームしか見てこなかった選手の制服姿を見て、少し新鮮な気持ちにもなりました。 3月1日には県内多くの高校で卒業式が行われます。来年に滋賀国スポも控える中で、高

          【アミンチュな日々】新しいステージへ!

          【アミンチュな日々】2年ぶりのセンバツ!

          塚本京平です。 1月26日に高校野球・センバツ甲子園大会の出場校が決まり、滋賀県からは近江高校が出場することになりました。選考委員会の当日は学校まで取材に向かいましたが、緊張から一気に解放され、高らかに帽子を投げる選手たちの表情が印象的でした。 前回・2年前にセンバツへ出場した際は、山田陽翔選手(現・埼玉西武)を擁して全国準優勝。今年はサッカー部も全国準優勝を達成するなど周囲の期待は大きくなる一方ですが、まずは選手たちが落ち着いて力を発揮できる環境を整えてほしいと願っていま

          【アミンチュな日々】2年ぶりのセンバツ!

          【アミンチュな日々】ありがとう!熱男

          塚本京平です。 プロ野球のソフトバンクや巨人、日本代表でも活躍し、去年引退した草津市出身の松田宣浩さん。12月に大津市で引退記念イベントを兼ねた野球教室が開かれ、私も取材に向かいました。 スタンドには引退を惜しむ多くのファン。そして則本昂大選手、山田陽翔選手をはじめ、地元出身のプロ野球選手も勢ぞろい。松田さんが滋賀県に残してくれたレガシーの偉大さを感じる機会になりました。 このイベントで松田さんに聞いた滋賀県民へのメッセージや、滋賀県出身選手に聞いた今年にかける意気込みなど

          【アミンチュな日々】ありがとう!熱男

          雑草集団が春に咲かせる「一番」の花/高校野球ハイライト特別篇・近江

          去年秋の県大会決勝。近江の主将を務める中村駿介の姿は、グラウンドではなくベンチにあった。スタメンを外れた原因はコンディション不良。 「確かに無理はさせられない。ただ、何かあれば主将でも出られないというのを全員が知ってほしい。危機感を芽生えさせるため、監督として本気度を示す必要はあった」。 4年ぶりに秋の県大会優勝を果たし、近畿大会もベスト8入り。2022年以来のセンバツ甲子園を射程圏に収めながら、多賀章仁監督の表情は明るくない。 失礼を承知で言えば、今季の近江には「順風満帆

          雑草集団が春に咲かせる「一番」の花/高校野球ハイライト特別篇・近江

          【アミンチュな日々】障スポの激闘を再び!

          塚本京平です。 22日の夕方6時20分から、2025年に滋賀県で開催される全国障害者スポーツ大会に向けた特別番組「アス・ロード~かごしま大会から『わたSHIGA輝く障スポ』への飛躍~」を放送します。 今年の鹿児島障スポで見事に金メダルを獲得した陸上競技の伴遼典選手(龍谷大学)、フライングディスク競技の井澤瑞穂選手(カルビー・イートーク)をびわ湖放送のスタジオに迎え、私と黒川アナウンサーを交えて激闘の模様を振り返ります。また、滋賀開催の障スポに向けて奮闘するアスリートやチーム

          【アミンチュな日々】障スポの激闘を再び!

          【アミンチュな日々】BBCから感謝を込めて

          塚本京平です。 びわ湖放送では12月17日、滋賀県住みます芸人の「ファミリーレストラン」さんをMCに迎え、よる7時から年末特別番組「BBC大感謝祭」を放送します。年末年始のお得な情報に加え、視聴者の皆さんに感謝を込めて特別プレゼントをたくさん用意しています。 この番組の収録で、中国料理の「あたか飯店浜大津店」に行ってきました。浜大津で生まれ育った私にとっては地元中の地元。家族で何度も行った店ですが、仕事で行くのは初めてです。様々なメニューをいただく中で、新しい発見もたくさん

          【アミンチュな日々】BBCから感謝を込めて

          【アミンチュな日々】2023年、あなたのニュースは?

          塚本京平です。今年も残り1カ月。私にとって最高のニュースは阪神タイガース38年ぶりの日本一です。生まれて初めての栄冠に私も大興奮しました。 振り返ると今年の金曜オモロしがでも阪神に関わる話題をたくさん届けてきました。WBC優勝時は阪神ファンの集う店を取材し、監督の好物として注目されたパインアメのニュースも取り上げました。全てが日本一につながっていたのかもしれません。 今週のオモロしが、メッセージテーマは「私のワーストニュース」です。最高の、ではありませんが、今年起きた身の回

          【アミンチュな日々】2023年、あなたのニュースは?