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#読書の秋2022 ピックアップ記事

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読書感想投稿コンテスト「#読書の秋2022」に投稿された記事のまとめマガジンです。
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#小説

多様性と新たな闇 -『死にがいを求めて生きているの』読書感想文-

誰しも一度は考えたことがあるだろう。 自分の生きがい、生きる意味はなんだろうかと。 そして…

【夜間中学へようこそ】子になぜ勉強しないといけないか問われたら

トップ画はコミック版『夜間中学へようこそ』の表紙より。 原作:山本悦子さん 漫画:沢音千尋…

【感想文】川っぺりムコリッタ(#読書の秋2022)

日常の狭間で、死と、戯れる作品だった。 物語の中で巡るのは、死についての想い、父の遺骨、…

次の旅で読みたい本 ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』とアップル・パイ

旅に連れていくのにこれ以上ぴったりな本があるだろうか。まず本のタイトルがいい。『オン・ザ…

第4回 設問3 読書で何が得られる?

設問 読書で何が得られる? 身につく力とは?!!! 読書によって身につく力について ブレ…

『テヘランでロリータを読む』読書感想文

 本屋へ行くと思わぬ出会いがある。何気なく、本棚を眺めていた時、思わぬタイトルが眼前に飛…

CHE BUNBUN
1年前
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アンという少女を想う

先週、子供が学校から借りてきた本を一気読みした。 「赤毛のアン」 カナダの作家・モンゴメリ作の長編小説、日本でもかなり有名な本だ。 ページを捲るごとに幼いころ憧れていた世界が蘇る。 グリーンゲイブルズの自然豊かな風景、アンという赤毛とそばかすの少女が孤児院から老兄妹の家に引き取られるまでの道のり、アンはこれから始まる新生活に胸を躍らせる。 これまでかなり苦労してきたせいか痩せて枝のような彼女が、老兄妹のマシューとマリラに対面したときの場面は印象的だ。 孤児院からやっ

【読書感想文】 祝祭と予感

本日は、『祝祭と予感』(恩田陸 著)をご紹介します。 『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ短編小説…

「そして誰もいなくなった」(アガサ・クリスティ)

アガサ・クリスティについての思い出を語ろうとすると、中学生時代に遡ります。ちょうどその頃…

hisataroh358
1年前
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第4回 設問1 おすすめしたい本を紹介してください。

少し前になりますが また読書会を開催してきました! 今回も初参加のメンバーに お集まりいた…

冬の読書感想文。

こんばんは。 冷たい雨の一日です。いかがお過ごしですか。 今日は早朝出勤でした。 いつもは…

enaco
1年前
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#35『カンバセーションズ•ウィズ•フレンズ』

愛の形は 変幻自在であっていい。 決まりきった形でなくていい。 その人達らしく 気持ちを伝…

♡. ___
1年前
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喜怒哀楽のジェットコースター -『浅草ルンタッタ』読書感想文-

多分私の読書史上最速。驚異のスピードで読めた。 私がこの秋読んだ2冊目の本はこれだ。 も…

作家・青山美智子さん。

今日も図書館へ向かう。近年電子書籍を利用していた私。紙の本もやっぱりいいな。久しぶりにハード・ソフトカバーの単行本を読みたくなった。 「タイトルや装丁が気に入った小説」 レコードのジャケ買いみたいな感じ。前知識無しで選ぶ。 自分の中の小さな決まり事。 いつものように「あ」のコーナーから見ていく。 何だろう? このタイトル? 『お探し物は図書室まで』 「図書室」の響きに懐かしさを感じる。装丁も気に入った。 私は本を手にする。他の数冊と共に借りた本をエコバックに入れる。