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642.不満さんに嘆く人と、不満さんに、学ぶ人と、不満さんを活かす人がいる。


©NPО japan copyright association Hiroaki

みんな、
everyone,

先輩たちはね、
seniors,

口を揃えてね
keep your mouths together

coucouさんに、
To Mr. coucou,

努力しなさい、
strive,

努力するのよ、
make an effort,

努力が足りないわ、
not enough effort

もっと、もっと、努力するのよ。
Try harder, harder.

自分のためなんだから、っていう。
I say it's for myself.

じゃあね、
See ya,

どうして、
Why,

coucouさんに、
To Mr. coucou,

そんなに沢山の努力を、
To Mr. coucou,

押し売りするの?
Are you pushing?

まるで、信心がたりないかのように、
As if I had no faith


だけどね、
However,

頑張って来たんだよ。
I came here to do my best.

だけど、誰も、
But no one

許してくれなかった。
didn't forgive me.

何か、おかしくない…
Something isn't right...




©NPО japan copyright association Hiroaki



努力ってね、
make an effort

人のためにあるんじゃあないんだよね。
It's not for people.

努力は、自分のためだけのもの。
Effort is for yourself.

だからね、
So I,

人に、
In person,

努力が足りないとか、
lack of effort or

努力しなさいって、
make an effort

いうのは、間違いなんだよね。
It's wrong to say that.



でもね、
But you know,

努力するって、
to make an effort

むずかしいね。
it's hard.


努力って、
Effort

自分のためなんだけれど、
for myself, but

自分を信じてあげないと、
If you don't believe in yourself,

努力って、できないんだもの。
Effort is something you can't do.

そしてね、
And,

努力には、
in effort,

強烈な、
Intense,

願望が必要なんだ。
I need a wish


その強烈な願望を、
that strong desire

心に描いて、
Picture it in your mind,

心から、
Sincerely,

その実現を、
Realization

信じなければならないんだ。
I have to believe

その実現を信じることが出来れば、
If you can believe in its realization,

その困難を乗り越えることができる。
You can overcome that difficulty.


だけど、
However,

努力って、
Effort

大変なんだもんね。
It's hard, isn't it?

でもね、
But you know,

その努力を、努力さんと呼んでみた。
Let's call that effort Mr. Effort.


努力さんはね、
Mr. Effort,

努力すると、
With effort

常に、
always,

不満が起きるんだ。
I get frustrated.


それはね、
that's

思い通りにならないんだもの。
Things don't go your way.

努力しても、努力した成果が、
Even if you make an effort, the result of your effort is

その場で見えないんだもの。
You can't see it on the spot.

だから、努力さんを、
Therefore, Mr. Effort,

虐めてしまうんだ。
I will abuse you.

そう、否定してしまう。
Yes, I deny it.


©NPО japan copyright association Hiroaki


でもね、
But you know,

努力と、
effort and

不満ってね、
dissatisfied,


兄弟みたいなもの。
kind of like a brother.

だから、
that's why,

不満も、
dissatisfaction,

不満さんって呼んで見た。
I called him dissatisfied.


私たちは、
we,

その不満さんに嘆く人と、
People complaining about their dissatisfaction,

その不満さんに、学ぶ人と、
To the dissatisfied person, the person who learns,

その不満さんを活かす人がいる。
There are people who take advantage of that dissatisfaction.


だけど、その不満さんと、
However, with that dissatisfied person,

仲良くして、
Get along,

その不満さんとともに、
With the dissatisfied

楽しむ人もいる。
Some people enjoy it.


するとね、不満さんはね、
Then, Mr. Dissatisfied,

喜んでくれて、満足さんになる。
Be happy and be satisfied.

するとね、
Then,


努力さんは喜んでくれるんだ。
Effort will be pleased.

だからね、
So I,

不満さんを愛してあげると、
If you love a dissatisfied person,

努力さんに愛される気がするんだ。
I feel like I'm loved by Mr.


今はね、努力さんは大好きなんだよ~
Right now, I love you so much!

                                                                    Ⓒcoucouさんの心の言葉より
                                                    
ⒸFrom the words of Mr. coucou's heart


©NPО japan copyright association 

coucouさんです~
みなさん、ごきげんよう~

世の中にはね、ひとりぼっちで生きている人たちって、たくさんいる。
coucouさんのそばにもたくさんいる。

もちろん、みんな寂しがっている。
このまま、年老いたら誰が自分のお世話をしてくれるのかが心配。
だから、ともに生きるパートナーが欲しい。

そう、寂しいからひとりぼっちは嫌だという。

でもね、一緒に暮らしているパートナーがいるのにかかわらず、ひとりぼっちの人もいる。生活が心配だから、好きでもない人にお世話になったり、事実婚、結婚する人もいる。

寂しいから、誰でもいい、自分のそばにいてくれるだけでも支えになる、と信じている人たちも多い。

そして、50歳、60歳になってもパートナー探しをし続けている人たちもたくさんいる。

それも、これも、みんな寂しいからだという。

そう、誰だって、寂しいのは嫌いだよね。

coucouさんだって、たくさんの仲間の中のひとりぼっち、家族の中でのひとりぼっちをたくさん味わってきた。それも何十年もね。
なかには、同情してくれる人や、共感してくれる人もいたけれど、最終的には他人事。coucouさんはどんどんとひねくれて行った…。

そう、誰も自分の孤独さや寂しさなんて理解してくれる人なんていない…。
さらに、孤独、ひとりぼっち地獄に落ち込んでいく…。

するとね、なんにも、感じなくなり、なんにも見えなくなる。


あるとき、親しくしていた女性から、
「coucouさんって、ひとりが好きなんでしょ!悲しんだり、悩み続けるのも好きみたいね…」といわれて、愛想をつかれた。
coucouさんは、その言葉で深く傷ついた。

どうしてかって?

ああ、この人も自分の気持ちをわかってくれないということに。

すると、その女性は、別れ際にさらに強烈な言葉を吐いた。
「coucouさんて、不幸が好きなのね、苦しむ人ってね、苦しみが好きな人、悩む人って、悩むことが好き。悲しむ人は、悲しみが好き。そうね、coucouさんは人を信じていないのよね。それに、いつも自分の事ばかり…」

そんな…


そうなんだ~

そうだったんだ~

自分の事ばかり…。

そして、彼女は最後に、
「わたしはね、しあわせが好き、楽しいことも、面白いことも好き。だから、何にもなくてもいいから、しあわせでいる人が大好き。どんなに好きな人と暮らしたって、どんな素晴らしいパートナーと出会っても、ひとりぼっちは変わらないわ。明るくて、いつも前を見ている人が好き、そうだなあ、最低条件はね、ひとりぼっちでも、ふたりぼっちでも幸せが好きな人が好き。」

「わたしはね、しあわせになるのよ、だってしあわせが大好きなんだもの…」

coucouさんはね、
この時から、幸せを、幸せさんを愛していこうと考えるようになったんだ。するとね、幸せさんがそばに来てくれるようになって、幸せな人たちに囲まれるようになった。

あれから、数十年が過ぎ去り、昨日の夕方、その彼女と久々に再会した。
「どう、coucouさん、あれからしあわせを少し好きになった…」とあった瞬間に言われた。

だから、

こう答えた~

しあわせが好きになったよ、と。

coucouさんは、
ようやく、
不満さんに嘆く人ではなくなり、
不満さんに、学ぶ人となり、
不満さんを活かす人になってきたような気がしている、
ほんの少しだけだけどね。

お馬鹿なcoucouさんだけど、
ほんの、ちょっぴりだけど、成長した気がした…。


では、また、あしたね~
ここまで読んでくれて、うれし~

みんな~
今日も、しあわせさんを愛してあげてね~


文字数4,381文字


Bridge over Troubled Water

coucouさんのアーカイブス(過去作品)だよ~みてね~

coucouさんのホームページだよ~みんな、みてね~

 


 
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