サーフミュージックの良さを知った一曲
ジャック・ジョンソン|Better Together
僕は20代半ばからサーフィンを始め、それまで聞いたことがなかったサーフミュージックを聞き始めました。恰好から入るスタイルです(笑)
サーフミュージックを聞くのはいいのですが、曲が緩すぎてすぐに他の曲に変えてしまっていたのです。それが、とある場所で聞いたらとても心地よく聞こえ、これがサーフミュージックかぁー!と思い知らされた一曲。アルバム「In Between Dreams」の一曲目、Better Togetherです。
僕がこの曲に出会った頃
僕は社会人になると同時に上京し、会社の友人たちとサーフィンに出会いました。平日は仕事に追われ、週末は湘南や千葉で波にもみくちゃにされるサーフィンをしていました。サーフィンを楽しんでいるというか、上手くなるために練習に耐えているといったものでした。そんな荒い生活を送っていたので、ジャックジョンソンが緩く聞こえたのかもしれません。
どうですか?
緩くて次の曲にスキップしたくなりませんか!?
サーフミュージックの良さを知った場所
時が経ち、僕は30代前半で結婚をしました。妻から、新婚旅行では水上コテージに泊まりたいとリクエストされていたので、それを叶えるべくハネムーンの行先は「タヒチ」。13時間のフライトの末、タヒチのボラボラ島へ到着。念願の水上コテージに入りました。
白い砂、アクアブルーの海、心地いい風、静かな波の音
でも、到着したての僕たちは、まだこの楽園に浸るほど気持ちが落ち着いていませんでした。すれ違う宿泊者は「ハロー」じゃなく「ボンジュール」。Google Mapを見るとえらく遠い。日本人客は少ない。ドキドキしながらコテージのバルコニーから海に入ってトロピカルな魚たちと戯れたり、水上コテージを下から覗いて遊んでいるうちに、この楽園の時の流れとシンクロしてきたような気がしました。
海から上がったのは夕方になる前だったかな。バルコニーから入ってくる風が気持ちよかったことを覚えています。そして、ipod(懐かしいw)で音楽を流しました。選曲に理由はありません。海だからジャックジョンソン。
「あれ?」東京で聞くジャックジョンソンと何かが違う。とても気持ちいい、、、曲のゆるさが楽園の時の流れとあっている。
ジャックジョンソンが表現したかったのはこれかー!
サーフミュージックってこうやって聞くんかー!!
と思い知らされた瞬間でした。
そんな夢のような楽園生活も終わり、東京砂漠に戻ってきた。
やっぱりジャックジョンソンは心地良く聞こえない。
でも、ゆるい時の流れを思い出させてくれるようになりました。
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