383.世界中が「監視カメラ」と「防犯カメラ」だらけ。これって、大丈夫なの?これも、「撮る自由」だというの?
正義と、悪が同時に同居している「監視カメラ」の世界。
今の、世の中、町中に「監視カメラ」と「防犯カメラ」だらけ、子どもたちの通学路から、車両カメラ、道路、そして、コンビニ内、お店の中、店内通路、電車内。
ありとあらゆるカメラとスマホだらけ。
過去、こんなにも私たちがカメラに囲まれて生きることを誰も想像したことがない気がする。
少し前は世界で一番たくさんの「監視カメラ」をつけていたと騒がれていた中国だったが、今では世界中のどんな場所にも「監視カメラ」を設置している。日本も負けずと「監視カメラ」だらけ。
これって完全な「管理社会」「監視社会」のような気がする。
確かに犯罪の抑制になり、証拠映像として残るけれど、その「監視カメラ」を設置している人たちに対する「撮る」と言う行為には誰も言及していない。
自分の身を守る。お店や会社の防犯のため、それは正しい防衛措置だと思うけれど、問題は、その利用方法にある感じる。
事件が起これば当然かも知れないけれど、警察やメディアに受け渡す。
自動写真には著作権がないと言われている。
また、無人の証明写真なども著作権がないという。
たしかに、人間の感情や思想、創作表現があるわけではないけれど、写された人には「肖像権」もあるし、「プライバシー権」「個人情報」だってある。悪用しようと思えばいくらでもできてしまう怖さもある。
これって、「監視カメラ」に対するルールや規制はない。
たとえば、車載カメラに映ったトラブルで合っても、警察に渡す証拠写真なら別だが、YouTubeや ТikТokなどでその映像を流す。これだって肖像権侵害だらけ。
正義と、悪が同時に同居している「監視カメラ」の世界。
考えて見れば、使い方によっては、「無許可」「無断使用」「盗み撮り」「盗撮」の怖れがある気がする。自宅から、恋人、友人の家、学校内、隠しカメラはどんどんとわからないほど進化し続けている。
確かに、悪いことをしていないのだから気にする必要はない。
気にし過ぎだという人たちも多い。堂々としていればいい、という。
しかし、それが悪用された場合はそれでも堂々としていればいいのだろうか?最近は、監視カメラ映像までネットで販売されている…。
気持ちが悪くないだろうか?
どうして、これを社会問題にして、法整備をしないのだろう?
みなさんは、どう感じているのだろう?
日本中の防犯カメラが誰でも見れてしまうサイト
進化する防犯カメラ!福岡に国内トップシェアの企業
監視カメラの画像が流出する「本当の」理由
※本内容は、しばらく「肖像権」シリーズとなります。
我が国、1億数千万人、すべてがスマホを持つ、一億総カメラマン時代。
現在、様々な場所でこの写真、映像の問題がトラブルとなっています。写真や映像を撮影した者には「著作権」があり、写された者には「肖像権」があります。「撮る側」には「撮る権利」があるといいますが、撮られる側には「撮られたくない権利」というものがあります。
もっとも大切なことは「撮る側」は人を傷つけてはならないという最低限度のルールやマナーが必要になります。
撮っただけであくまでも「個人的利用」「私的使用の範囲」だという人もいますが、たとえ、公表し、使用しなかったとしても、「隠し撮り」「盗撮」のような、悪質なものもあります。「撮る行為」というのは利用の仕方によっては「暴力」と化します。あまりにも安易に写真や映像が簡単に撮れる時代だからこそ、注意と配慮が望まれます。
本内容は、全国の都道府県、市町村、学校、NPО団体、中小企業、noteの皆様、クリエイター、個人の方々を対象としているものです。また、全国の職員研修での講演先のみなさまにもおすすめしています。
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