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映画 記事まとめ

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映画の感想文や、おすすめ映画について書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#映画」「#映画感想文」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
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2022年10月の記事一覧

黒澤明監督作品案内

黒澤明は大谷翔平でした。スケールが大きすぎて、日本人はおろか、世界的にも十分には理解されなかったのです。黒澤は東京生まれですが、お父さんは秋田の人です。東北にはそういう人間を輩出する土壌があるのでしょう。晩年は「黒澤天皇」と呼ばれて、左翼映画人から忌み嫌われていました。もっとも左翼の本拠地ソヴィエト連邦で映画を作ったのは黒澤なんですが。 黒澤映画の特徴をあえて列挙すると 1、絵が綺麗(構図が良い) 2、時々素晴らしい音楽との結びつきがある 3、俳優をダイナミックに動かせる。

【映画レビュー】“人は見かけによらない”を秀逸な見せ方で描く傑作映画!『バッドガイズ』の感想

日本では今年、唯一のドリワ新作アニメーション映画となります。 『バッドガイズ』のざっくりとした感想ドリームワークスアニメーション最新作『バッドガイズ』を観てきました。 ドリームワークスアニメーションの新作映画が、海外からは半年遅れて日本上陸。児童書『バッドガイズ』を原作に、短編『ビルビー』のピエール・ペリフェル監督が3DCGアニメーション映画化。海外ではヒットタイトルとなりましたが、果たして日本でもその流れに乗れるのか、注目です。ちなみに日本語吹き替えでは、尾上松也さんが

【第35回東京国際映画祭&第23回東京フィルメックス】DAY 2

こんにちはギルドです。 10/28より東京国際映画祭、10/29より東京フィルメックスに参加予定なので現地で鑑賞した作品の短評をまとめます。 鑑賞予定の映画の概要はこちら 1日目はこちら ④「アシュカル」スコア: 59/100 短評: 建設現場に焼死体が連続して発見される事件捜査をする話。 チュニジアの歴史をありのままに伝えて、できるだけ政治的な部分から身を離れたいという想いから捜査もの・フィルムノワール調のジャンル映画にしているらしい。 加えて建物も廃墟の中を追跡

香港の美しいノスタルジーを味わう|『七人樂隊』

今月はとっても楽しみにしていた『七人樂隊』を観に行きました。香港映画界を牽引してきた7人の監督がフィルムで撮ったオムニバス作品。なんと豪華なんだろう。 韓国や台湾、タイや中国などアジア映画が好きです。今年はウォン・カーウァイ4K特集上映が盛り上がっていますが、タイや台湾のホラー映画が話題になったり、昨年はトニー・レオンがマーベル作品『シャン・チー/テン・リングスの伝説』に出演したりと、ずっとわくわくが続いています。 そんな中、本作は香港映画というジャンルを俯瞰して観るような

ONODA 一万夜を越えてに、全然映っていない?

中国へ出兵した、お祖父ちゃんの写真ではない。 映画『ONODA 一万夜を越えて』に、エキストラとして出演した。 そんな、映画『ONODA 一万夜を越えて』が、プノンペンの映画館で公開スタートして、オープニングセレモニーに招待してもらった。 『ONODA 一万夜を越えて』は、2021年10月8日公開の映画。 フランス、ドイツ、ベルギー、イタリア、日本による国際共同製作作品で、監督はアルチュール・アラリ。そして、主演は遠藤雄弥さんと津田寛治さん。 第74回カンヌ国際映画祭・

「映るはずのないもの」に気づいたその瞬間、ゲームの印象が完全に裏返る化け物インディー『IMMORTALITY』に衝撃を受けた

一瞬、「えっ?」という違和感に思考が止まり、遅れて驚きがやってくる。 「映っているはずのないもの」に気づいた瞬間、それまでの常識、そしてゲームに対する印象がひっくり返った。そんな体験をしたゲームの話です。 IMMORTALITYは、2022年に発売されたゲーム『Her Story』を製作した、サム・バーロウ氏の最新作です。 大きな特徴は実写映像が中心となっているゲームであること。 イラストでもピクセルアートでも3Dでもなく実写、人間がメインコンテンツです。 そもそも、こ

東京国際映画祭日記 DAY5

10/30(日)、東京国際映画祭参加5日目。晴れ。 昨日は「佐久間宣行のオールナイトニッポン0presentsドリームエンターテイメントライブ」に参戦したので、映画祭には足を運ぶことができなかった。(ちなみにこのライブは、RHYMESTERとサンボマスターがメチャクチャ最高だった) 11時からヒューマントラストシネマ有楽町で今日の1本目、ユース部門『ヌズーフ/魂、水、人々の移動』を鑑賞。 ユース部門とは、10代の方々に特に観てもらいたい作品を集めた部門らしい。 今回選ばれた

映画『アフター・ヤン』とコゴナダ監督

コゴナダ監督、待望の新作が公開! その『アフター・ヤン』が素晴らしかったです。 なかなか簡単に感想を言うのが難しいタイプの作品ではあるのですが、色々とポイントはありますので、note書いてみたいと思います。 監督二作目にしてこの安定感、出来上がってる感があるココナダ監督を掘り下げてみたいと思います。 『アフター・ヤン』<あらすじ> テクノと呼ばれるAIロボットが家族の一員となっている近未来。中国系の養女ミカは、ロボットのヤンを兄のように慕っていたがある日ヤンが故障で動かな

第二回イベント「魔法映画を語ろう」

こんにちは! これからの映画文化を盛り上げる会@青森です。 去る2022年10月23日に二回目のトークイベントを開催しました。 この記事では、イベントの様子や開催意義をお伝えします。 会場は引き続きAND BOOKSさんの分室をお借りしました。 (いつもありがとうございます!) 初回イベント時はどちらかというと街づくり中心のお話が多かったのですが、今回は趣向を変え、作品そのものについて語る内容となりました。 というのも、私たちの会は「映画についてみんなで意見を交わす」とい

“映画2000本以上観た“私の『おすすめ映画5本 ~コメディ編~』#5

評価基準がわからなければこちらを! ↓ ↓ ↓ “7段階評価“今回は『コメディ編』 笑いのツボが人それぞれなので このジャンルは難しいのですが コメディ要素も当然なのですが 映画としても楽しめるものをチョイス! 『ハングオーバー!』 いや、まじでおもしろいっす(笑) 1作目のあらすじが… この記憶がなくなってるってのがミソで 記憶を辿りながら昨夜なにをしたのかを 突き詰めていくため コメディ×サスペンス的な映画なので コメディ要素が刺さらなくても 普通に楽しめる

リバー・フェニックスがいた日々のこと

リバー・フェニックスという俳優をご存知だろうか。 1980年代に一躍スターの座に躍り出て、23歳で亡くなってからもなお輝き続けるアメリカの映画俳優だ。 そして、私が人生で初めて別世界の人に心を奪われた、その相手でもある。 今日、10月31日は、リバーの命日だ。 私がリバーを初めて知ったのは小学生の時だった。 両親に連れられて、当時上映されていた映画「スタンド・バイ・ミー」を観に行ったときだ。 その時の衝撃を今でも覚えている。 スクリーンに映し出されたリバーを見て、

“映画2000本以上観た“私の『おすすめ映画5本 ~アクション編~』#6

評価基準がわからなければこちらを! ↓ ↓ ↓ “7段階評価“今回は『アクション編』 アクションって 基本的におもしろくないものが 少ないんですよね。 なんやかんや迫力もあって スカッとする作品多いので。 しかしその分、私の評価では 【4.5】以上の作品がめちゃくちゃ少ない。 そんな中でも【4.5】以上の作品をお届け! 『ザ・ロック』  評価【5】 主演俳優陣が神クラス… 私が最高に好きな映画が2つあるのですが そのうちの1つがこの『ザ・ロック』 あらすじを

“映画2000本以上観た“私の『おすすめ映画5本 ~ヒューマンドラマ編~』#7

評価基準がわからなければこちらを! ↓ ↓ ↓ “7段階評価“今回は『ヒューマンドラマ』 これが1番難しいすね(笑) いい作品多すぎてwww ただここはメジャーなやつを 紹介していくのが吉かなと思うので 映画をある程度観た人なら 知ってる作品ばかりになるかもですが あくまで観たことのない人に 良い映画をオススメするってのが 記事の目的なので とりあえず見るならコレ ってので紹介していきます! 『ショーシャンクの空に』 評価【5】 説明もいらないくらいの名作

【脚本編】削った脚本の一部を公開 #週刊MONDAYS #映画MONDAYS

今週も月曜日がやってきましたね。みなさん、新しい月曜日を迎えられているでしょうか。 全国上映が始まって、迎えた初めての週末。ありがたいことに、日本橋・立川・横浜では満員御礼をいただきました(😭)。 私たちが作ったちいさな映画が、全国各地で上映されていること、いまだに信じられません。ありがとうございます。「周辺では上映していないんだが?」な方のためにも、まだまだ上映館数も増やせるようにスタッフ一同、観てくださった皆さんの感想を糧に頑張ってまいります。なにとぞ、なにとぞ、応援い