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軽い鬱になったので気が済むまで寝て働き方を変えてみた

20代社会人です。

タイトルの通り、軽い鬱になったので退職し、自分の気が済むまで寝て、働かずに無職を選択。
本当に一度も働いていません。
その後、さすがに貯金が底をつきそうになったので雇用形態を変えて就業。

休養中に何をしたのか、どんな働き方をしているのかについてお話しします。

転職先で軽い鬱になり休職を経て退職。
以前の記事を書いたタイミングが退職したての休養期間だった。まだ治療中であり軽減していく過程の中での話です。

ちなみに軽い鬱になって退職するまでの話はこちら。気になる方は読んでみてください。

今回は休養期間後半~仕事を始めるまでの経過について詳しく紹介したいと思います。

腰を痛めるまで寝る

以前の記事の行動ができるまではひたすら寝て起きて寝てを繰り返していました。
運動もせず、昼夜逆転し、時間なんて関係なく、ただ息をしていた。ひたすら食パンとのど飴と水でお腹を満たしていました。
慢性膀胱炎持ちなのにトイレもギリギリまで我慢して、お風呂に入れば貧血状態で湯上り1時間ダウン。
健康優良児としてはここまで貧弱になるとは思っていませんでした。

働くなんて一切考えず、そもそも働くという選択肢さえなかった。
まるでこのときのために貯めていたのかというように貯金を使いまくって半年近くを過ごしました。収入はなく消費するだけの生活です。

おかげで心身ともに調子を取り戻した時、久々にウォーキングへ出かけた数日後、人生初のぎっくり腰になりました。

元の自分に戻ってくるほどに感じる虚無感

鬱の症状を自覚していた時には、自分がやりたいことや好きなこと、興味があるものや行ってみたい場所など、「ワクワクする」とは無縁でした。
むしろ何にもやる気が起きないので、そもそも自分が何を好きだったのか、本当にそれが好きなのことなのかもわからなくなっていました。

次第に「ワクワクする」ことと距離を近づけることができたとき、私は虚無感に襲われます。
理由はお金と心の余裕の無さ。お金の余裕は心の余裕というが、本当にそう。
貯金額が底をつきかけてくると同時にだんだんと心に余裕がなくなってくる。常にイライラ。
周りと比較して「私はこの半年間何をしてきたんだろう」という焦りと自己嫌悪、そのあとにやってくる虚しさを日々感じていました。

いい加減、働こう。アルバイトでもパートでもいい、とにかく働こう。
退職してから半年経って初めて本格的に働くという選択をしました。

ちなみに退職時100万近くあった貯金は20万弱まで落ち込みました。
「まだ余裕あるじゃん」と思う方もいるかもしれないが、私の危機感のボーダーラインはここでした。

働き方を「正社員」→「派遣社員」に変えた理由

働くと決めてから、まずは「どう働きたいのか」を書き出しました。
雇用形態の話ではなく、どんな気持ち・状態で働きたいのか。

正直、今の状態で正社員として責任を負い、仕事に従事することは厳しいと感じていましたし、だいぶ以前の自分に戻ってはいるが、またぶり返すことが怖かった。
社員で働く→頑張りすぎる→会社に行けなくなる→鬱になる、という悪循環のインターバルにはなりたくない。
まだ人生を楽しいものだと思っていたいし、楽しみたい。
私の条件としては「正社員ほど重責を背負わず、楽しみながら働けて、そこそこ給与がある仕事」。

その働き方が派遣または契約社員でした。
実際、メリットデメリットはあるものの、思っていた以上に今の自分の状態と合っていた。
そこまで責任が重くないので気力体力ともに余力のある状態で定時退勤ができる。
つまり、帰りに寄り道だってできるし趣味の時間がつくれる。
朝もすこぶる早く行かなくて良い。
私にとってリハビリ的な働き方としても大満足でした。

派遣社員のメリット

①正社員ほど重責を負わなくて良い
→正社員ほどの責任や仕事量はないので業務内容に余裕を持って働くことができる。

②しっかり仕事ができる
→業務量としてはアルバイト・パートよりも多いのでしっかり働くことができる。
スキルアップや社会復帰時に選択する雇用形態として、かなりオススメできると感じました。

③アルバイト・パートよりも給与がある
→ある程度の収入を見込めるし、複数の掛け持ちやそれに伴うスケジュール管理が不要。

派遣社員のデメリット

①業務範囲が正社員と比べて狭い
→契約内容によって業務がきっちり定められているので、浅く広くというよりは狭く深く。場合によっては狭く浅く。
ただ、そっちの方が自分に合っていると感じる人にとってはデメリットではなくメリットだと思います。

②就業時間が長い
→アルバイト・パートと比べて就業時間が長い。
社員と同様の勤務時間が多いので「スキマ時間に働く」「体調に合わせて時間を変動させる」等の融通が利きづらい。

③ある程度給与はあっても生活するには厳しい
→職種にもよると思うが、ある程度の給与があっても、家族を養えるくらいの額ではない。
ひとり暮らしがギリできるかできないか。
できても結構やりくりしないといけない。

ちなみに・・・

派遣社員のほかにもリゾートバイトで短期間働くという案も出ていました。
理由は仲の良い友人と一緒に働いてみたかったから。
どちらかといえばそっちの働き方の方が本命だった。が、やはりこのご時世。何回応募しても見送りの通知しか返ってこない。
貯金は減る一方だし、心の余裕もなくなってきていたころでした。


悪い方向に展開する前に・・・とすぐに始業できる派遣社員の登録を行いました。タイミングが良く、とんとん拍子に話が進んで登録した翌日に面接、即採用の運びとなりました。

最後に

今までは「絶対に正社員でなければ」という固定概念に囚われすぎていたと思います。
今の世の中には色々な働き方が合って、一概にこれでなければいけないということもない。
それぞれにメリットデメリットがあるから自分の条件を満たす働き方をすれば良い。

みんなと一緒ではなく、私がハッピーでいられる生き方を選ぶ。
私の人生はまだまだ長い(と思いたい)。
自分がワクワクすることに時間を使ってそこそこな働き方をしたい。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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