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猿☆人間
2020年10月31日 06:55
芯の硬さは線の濃さ同じ絵を描いたつもりちゃんと二つ出来上がったオリジナル.たとえばこんな空の下きっと出逢えるということ.限りなく寄り添ってでも一つにはならなくて見よう見まねでは決して近づけないライン堪らなくなりそうででも二つなら描けそうで見よう見まねからどうにか近づきたいライン..たとえばこんな歌の中そっと息衝くということ.限りなく見せ合ってでもほとんど
2020年10月30日 07:23
飲み干したウーロン茶氷が鼻に当たっていきなり冷たい.優しい人は最後まで優しくないと駄目ですか.心の中で同棲をしているあの子もあの子もあの子もここには居ないのにまた独り芝居小さな氷をがりりと噛んだ..薄まったウーロン茶グラスの底に溜まってしばらく転がす.優しい人は最後まで優しくないと変ですか.頭の中で馴れ合いをしているあの子もあの子もあの子もこれから判る
2020年10月29日 06:45
まだ誰も知らない名曲をこの街のどこかで歌っている誰かがそのいつかを今か今かと待っている..こうして無口なのは言いたいことがないのではなくて多分あり過ぎて迷っているから.大切なほどに恐ろしくなる.まだ誰も知らない名曲をこの街のどこかで歌っている誰かがそのいつかを今か今かと待っているこうして歌にしてこうして歌にして..こうして独りなのは行きたい場所がないのでは
2020年10月28日 06:53
ペンの試し書きコーナーその小さな紙のよう所狭しと知らない人の筆跡埋もれてゆくだけ.最初がいいのか最後がいいのかだから何を待っている.さようならを言えるのはいつだってドラマの中だけ昨日も今日も多分明日も静かに小さく手を振るくらいでままならない一日をどうにか通り過ごしている..最初でいいのか最後でいいのかなのに何を待っている.さようならを言えるのはいつだって
2020年10月27日 13:23
涙に触れた夕陽があたたかくてさあたたかくてさ止められなくなる.午後はTHINKING TIME誰の口許にも独り言.つま先に転がった影がただどこまでも遠く遠く遠くへ延びてもう見えない表情あなたも多分泣いているそれだけで判る今夜の夢の質珍しくお酒を買って帰ろう..夕立ちはSOMETHING ELSE誰の口許にも子守唄.溜め息に重なった声がただいつまでも遠く
2020年10月26日 07:12
左肩が濡れている無口な帰り道のことを思い返すだけでまた一つ針は進む.回復に努めた休日の終わり思いつきで入ったファミレスこんな時間にパフェまで.頬張った幸せは言うほど甘くはなくてそれでもやはり嬉しくてガラス窓に映る君がにやけているだけもう消えてなくなったチョコレートのような口溶けが柄にもなく似合っている..長い夜が泣いているさっきの曲がり角のことが気になって
2020年10月25日 06:37
気がつけばチョコレート見つからなかった言い訳の代わりなのか.いつものように長いだけならばもう.最愛を最後に最初から最短で最悪さえも最近は最新で最高と最大に最前線な最先端最たる最中も最盛..そう言えばストレート確かめたかった約束のつもりなのか.いつかのように弱いだけならばまた.最愛を最後に最初から最短で最悪さえも最近は最新で最高と最大に最前線な最先
2020年10月24日 07:36
あの頃の笑顔がこうして残っているのはあなたのことをずっと見つめていた人が確かに居たという証.もう一人の被写体はもしかするとあなたの一番に大切な人.その笑顔も癖のあるポーズもたまの泣きべそも仕草も鏡の前よりも素直に見えたあれは多分きっと魔法..あの夜の痛みもこうして残っているのはあなたのことをずっと愛していた人が確かに居たという証.向かい側のその人ももし
2020年10月23日 07:16
生まれ落ちた星がたまたま今日のこの場所それだけだったというお話.流れ着いた岸がたまたま今日のこの場所それだけだったというお話.きっと明日も同じ布団で眠るだろう.始まりと終わりだけただそれだけが選べないだけそれでも誰もが一つの大きな回転の中でまるでいつかの夢のような今日を特別にしてゆくのでしょう..振り返った窓がたまたま今日もそのままそれだけだったというお話
2020年10月22日 06:00
風にしろ優しいのは今だけ鳥にしろ優しいのは今だけ.透明な色の虹を見て子どもが指をさして笑うもう忘れないでね..花にしろ優しいのは今だけ月にしろ優しいのは今だけ.ぞんざいな柄の服を着て案山子が指をさして揺れるもう捜さないでね.退屈な夜の底を打ち不安が指をさして誘うもう離さないでね..今にしろ優しいのはそれだけ後にしろ優しいのはこれだけ. #20
2020年10月21日 14:09
突飛なメロディーが誰かの足を止めるそんな風に僕の足を止めた懐かしいパロディー.独り言ちるラブソング宛名は白紙のまま.まだ誰の目にも触れていない僕にさえも見つけられない小さな世界が確かにあるモザイクで守られた読み間違えがちなルビ鮮明になるほどにつれなくなるの..陽気なセオリーが誰かの部屋を染めるそんな風に僕の窓を染めた騒がしいメモリー.滑り落ちるサムシ
2020年10月20日 09:26
知りたいことは何も教えてくれないロックンロール.つまらなかった日の帰り道ふとあの歌が耳に残った.理由を捜しているようならばそんな野暮はよして考えたりせずテレキャスターにきけ.提げているだけ掲げているだけ言いたいことの総てがここにある気がしたセブンスコードを握る手..知りたいことは何も教えてくれないロックンロール.眠れなかった日の暇つぶしまたあの歌が胸
2020年10月19日 10:20
一本の映画を見る体力もなくただ携帯を握りながら親指だけが別人のように動いているのは何.口癖はだんまり珍しい午後時計よ立ち止まれ.どうにも変わらないのは誰のせいでもないからひとまず欠伸を見せびらかすつまらないなんて呟いていればきっとやり過ごせそうだったのに..夕焼けはこんがり懐かしい音言葉よ回れ右.どうにも判らないのは他人のせいでもないからひとまず余裕を
2020年10月18日 03:40
その花を見て君を思い出すくらいには大人になりました.あの月を見て独り語り出すくらいには優しくなりました.ここが夢だったとあと何回思うのだろうそれは嘘だったとあと何回傷つくのだろうその笑顔のままで..その花を見て君を思い出すくらいには大人になりました.あの雲を見て独り走り出すくらいには優しくなりました.ここが夢だったとあと何回願うのだろうそれは嘘だっ