猿☆人間

【ラジオネーム:果汁108%】 14歳の頃、ふと授業中に書いた一つの歌詞。そして、それ…

猿☆人間

【ラジオネーム:果汁108%】 14歳の頃、ふと授業中に書いた一つの歌詞。そして、それからの今。学生の頃にクラスに一人は居た、ブログなどにポエムを書いて投稿する人。その成れの果て、一歩手前。これからどうなってしまうのか、知りたいです。31歳。

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  • 無口な歌詞

    あの日から、やめられない作詞。 歌い出してくれたら嬉しいのに。

最近の記事

I wasn't born yesterday

知ってしまったら最後 もうリセットなんて できる訳もなく 跡形もなく消えたとしても その空白がまた残るんだ . 敢えて 受話器は戻さないで 放っておいた . まだ聴こえない 誰も知らない 私だけが 黙っていればいい 二度目はない これが切れてしまえば 静かに眠れるだろう 深い底まで やっと . . 起きてしまったらきっと もうスヌーズなんて 鳴らす意味もなく 優しさとして待ったとしても あの後悔がまた醒めるんだ . すぐに 返事は寄越さないで 笑っておいた . まだ聴こえない

    • エフィラ

      嘘にした そうすることで 迎える朝の白さに 眩んだ目を閉じられる . 長く泣けば いつかはきっと 渇いてくれる . 最後の星が黙る頃 帰りたくなる 懐かしい部屋は 今は誰かの思い出と 暮らしているらしいって もう何も 知らないことを知っている カーテンは開けたまま 風に泳ぐエフィラ . . 夢にした そうすることで 絡める指の熱さに 正した背を曲げられる . 早く咲けば いつしかもっと 乱れてくれる . 最初の星が笑う頃 遊びたくなる 新しい影は 今は誰かの溜め息と 混ざって

      • 眠れなかったよ

        黙りこくった 時計の針を 信じてみたくて 僕も目を瞑ったんだ . 繰り返す 途中を飛ばして また逃げる . 眠れなかったよ 何度も 追いかけた 背中にも 届かなかったよ 一度も 振り向いて 笑ってよ あっという間にこれも 独り言になってしまうから . . 思い当たった 右手の傷を 忘れてみたくて 逆の手を握ったんだ . 間違える 魔法を使って また醒める . 眠れなかったよ 今夜も 抱きしめる 温度など 残らなかったよ 一つも どうせなら 嫌ってよ あっという間にこれも 懐か

        • Contrail

          たった一秒で 世界は変わるなんて そんな瞬間まで 知る由もなかった . 火照る空に 定規で引いたような線が 消えないうちに . 話したかった 色んなこと 誰かじゃなくて ただ一人 滲んで染まった境目に また新しい色 綺麗だねと それを指でなぞった 届いた . . ずっと特別な 言葉は曲がるなんて どんな感情でも 足る筈もなかった . 黙る部屋に 灯りを落とすような影が 逃げないうちに . 笑いたかった 色んなこと いつかじゃなくて もう一度 歪んで止まった思い出に また懐かし

        I wasn't born yesterday

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        • 無口な歌詞
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        記事

          Lame

          背中を刺される その切先に 迷いこそなく それだけが唯一の救い . 鋭く 一思いに 貫いた痛み . よかった 誰かじゃなくて 僕でよかった 最初にそんなことが 過るなんて 思いもしなかった 残り僅かな声で 呼んでみたかった名前を 今さらやっと 口にする . . 理由を訊かれる その約束に 衒いなどなく そのままに台本を騙る . 正しく 一通りに 演りきった代わり . よかった 誰かじゃなくて 僕でよかった 最後にあんなことが 判るなんて 信じていなかった 自分勝手な夢で 泣い

          天使

          後ろの正面に 誰が居る 確かめなくても それが判る . 涙声で 何度も呼ぶ 愛しい名 . 遠かっただろうに こんな所まで あっちほど 明るくもないけれど 懐かしいですか 温かい背中 まるで あの頃のように 抱きしめられているような 私は子ども . . 仕草の節々に 何がある 確かめなくても いつか判る . 裏表で 交互に待つ 冷たい手 . 痛かっただろうに そんな姿まで どっちみち 優しくはないけれど 頼もしいですか 柔らかい目蓋 まるで あの頃のように 追いかけあっているよ

          Symbol

          大袈裟に泣いて 集めた注目も 引き潮のようにまた 去ってゆく . 焦点の合わない 遠い目で せめて色くらいは . ばらばらでも 組み合わせ 隣り同士 思い切った彩色でも やがては落ち着く むしろこれでなくちゃと 思ってしまう 一度や二度ではなくて 何度も何度でも . . 溜め息を吐いて 重ねた半分も かさぶたのようにまた 消えてゆく . 説明のつかない 古い手で せめて朝くらいは . ぼろぼろでも 待ち合わせ 思い通り 守り抜いた約束でも ゆっくり解ける やはりそうこなくちゃ

          名前のない役

          落書きをそのまま 残しておいたら 誰かしらが また書き加えていった . 取り留めのない 文字の羅列に 意味が生まれてしまうまで . 雨曝しに 手向ける花 合わせる手の平 古惚けた道化 カットのかからない 長いシーンの中で いつまで私は 名前のない役を 演じていていいのだろうか 遂に黙り込んだとしても . . 思い出をそのまま 隠したおいたら いつの間にか また見つからなくなった . 取るに足りない 日々の挫折に 色を捜してしまうから . 雨宿りに 訪ねる部屋 揃えた手の内 間

          名前のない役

          Time Flies

          景色を見ていると 時間を忘れる そしてあっという間 後ろ姿も . 行き過ぎる さようならと 言えないままで . そうやって 見送ってきた 幾つもと いつまでも 信じてみたかった かつての未来と 独り言 目の前にして 呑んだ息 . . 季節を見つけると 理由を尋ねる どれもあっという間 著しくも . 待ち侘びる わざとらしく 泣かないくせに . そうやって 間違ってきた 今までと これからも 赦してほしかった いつかの昨日と 言葉尻 優しさとして 引いた線 . . 黙っていても

          精彩を欠く

          小さい頃に描いた絵を 思い出しても 今さらもう 同じ絵は描けない . 同じ鉛筆 同じ画用紙に 同じ絵の具を使っても . 彼がそこに残したものは 僕が知っていたはずの世界 なのにどうして 似せようと思うほどに 精彩を欠く その理由まで 辿り着いた頃には また違う絵が完成している . . 大きい夢を語った目を 思い出しても 今さらもう 同じ目で語れない . 同じ公園 同じ真夜中に 同じ遊具に座っても . 僕がここで捜したものは 彼が待っていたはずの未来 だからこうして 魅せようと

          精彩を欠く

          一緒になって

          幾らでもある 星の中から たった一つだけを見る そんなことなんて . できっこないと 思ってしまったのが そもそも . 見つけたかったものは 多分きっと もっと違うもので 何でもよかった 夜がたまたま よく晴れていたからかな 一緒になって 捜してみたかった 同じものを . . 何度でも咲く 花の中から たった一つだけを摘む そんなことなんて . やりたくないと 恐れてしまったのは もともと . 混ざりたかったものは 多分きっと もっと近いもので 隣りがよかった 僕がめそめそ

          一緒になって

          broken

          醒めない 揺るがない 深い . 消えない とめどない 熱い . うなされたまま それでもまだ 鋭い切先で 貫いた向こう側へ . 信じるから 信じてもらえる そんな単純なことが 今さらできなくて 泣いている それも静かに 誰も居ない所でなんて どうだい 今日くらいは 人前でわんわんと泣いてみろ . . 明けない くだらない 遠い . 照らされたまま それでもまだ 煩い憧れで 輝いた向こう側で . 愛するから 愛してもらえる そんな純粋なことも 一つと知らなくて 逃げている あえ

          double

          ややこしいから 逃げ回る 世界からまた 灯りを落とすだけ . うるさい星 幾千を優に超え もう窓辺 . 裏返ったつもり 震える声で 呼び続ける名前が 季節の花 あの日の二人 追いかけるようにまた 帰ってくる 同じ場所 . . つまらないから 振り返る 背中からまた 気配を逸らすだけ . 煙たい部屋 唯一を雑に捨て また昼寝 . 思い出す続き 怯える顔で 待ち焦がれる相手が 希望の旗 似ている二つ 抱きしめるようにまた 踊っている 好きな色 . . 劇的な別れは 似合わない 今

          What a pain

          笑っておくれ こんな時に限って その涙は 重力に従順 . 落ちるでもなく 来たるべき場所へと 運ばれる . 平凡に足る 忘れられない 景色ごと 思い切って変える 永遠よりも あっという間に 尽きる言葉 それでもなお 止まない言葉を . . 笑っておくれ どんな時にしたって この瞳は 輝きに心酔 . 揺れるでもなく 分かつべき通りに 選ばれる . 平熱を欠く 信じられない 事象ごと 懐かしんでしまう 憧れよりも あっという間に 解ける仮想 それでもなお 起きない奇跡を . .

          ONE WAY OR ANOTHER

          面影にしても 思い出の域を出ず 触れられるのは どこまで . しんしんと 降り積もった灰色が 染めてしまう . 頼りないけれども 不満だってない なるように なってくれないのならば はなから 思いもしなかったと 黙り込む二人 遠い 隣り同士 . . 後悔にしても 正しさの枠のまま 変えられるのは いつまで . ぽつぽつと 盛り上がった呟きも 消えてしまう . 判らないながらに 疑問なんてない どうしても 待ってくれないのならば 今さら 迷いもしなかったと 笑い泣く独り 深い

          ONE WAY OR ANOTHER

          epsilon

          嬉しいじゃないか 含めた眼差し 選びたい 果てしない . 何処までならば 見つけられる 一つ . 無くてもいいんだ その中に きっとだなんて 思っていない 知りたかったことは 捜していたものは もう既に 誰かに拾われていても 書き換えない また余白に書き加えるだけ . . おかしいじゃないか 較べた溜め息 忘れたい くだらない . いつまでならば 見つめられる 一つ . あってもいいんだ この中に ずっとだなんて 願っていたい 待ちたかったことは 信じていたものは それ故に