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嫌いな自分を受け入れたら

目の前に起こることは自分の心の中を映しだしている
とか
現実は心の投影、などとよく言われる。

これは
嫌なできごとに遭遇したり
目の前に「嫌だな」って思う人が現れたときは
「認めたくない自分」や「受け入れていない自分」
に気付くチャンス
という意味みたいだ。
 
なんでかな?
もしかしたらそれは
自分の中にある「認めたくない性質とか感情」と
「同じもの」を持っている人が目の前に現れたときに
自分の中に
「嫌な気持ち」が芽生えるからなんじゃないかな。
 
臨床心理学用語事典では
投影とは「防衛機制の一種」で
自分を守るために「自分の中で生じた衝動や感情を
自分以外の他者が持っていると知覚すること」
と定義している。
また、防衛機制とは
「自我がみずからを守ろうとする無意識的な働き」
とある。
更に、ユングの心理学においては
投影は影とも関連していて
「影を否定するのではなく、自分の一面として受け入れることで
自己実現へのきっかけとして活かすことができる」
と補足してある。
 
もしそうだとしたら
嫌いだと思っている自分を否定せずに
あるがままに受け入れることができたら
今まで嫌っていた自分と同じ性質を持った人が
目の前に現れても、その人を
「嫌だ」と感じなくなって
気にならなくなるんじゃないかな。
 
そうだとしたら、きっと
目の前に現れた問題は自分の中にあるんだ。
そして、その、自分の中の問題を
無視し続けたり受け入れないでいると
同じような現象が目の前に何度も現れるんだ。
 
こんなふうに考えると
目の前に起きている出来事っていうのは
自分が成長するために
とっても大切だと思うんだ。
 
これからは、嫌なできごとが起こったときには
「これはいったい『どんな自分』に
気付くためのメッセージなんだろう?」
っていうふうに
ベクトルを「外」ではなくて
「自分の内側」に向けていったらいいんだ。

そう思ったんだ。

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