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僕がこの地球に生きてることもね。やっぱり冷暖房の家に住んで、できるだけ旨いもの食って、自分の欲望なりに生きようとして。本来、がん細胞である僕たちが、いつか地球を滅ぼして、自分も死ななきゃならん。それをがん細胞が教えてくれる。

■自身の「がん」を客観的に見つめて

自分の中のがん細胞が
肉体を侵すことにより、
自分が死んだ時点で、
がん細胞自身も死んでしまうという関係を、
自分(がん細胞)と地球環境との関係に譬えた
大林亘彦の言葉だ
(先月の『最後の講義』)。

1920年に死去する直前の収録で、
足元おぼつかず、あたかも今こそ
“地球の死”が近い状況であると
警告を発しているかのような
メッセージを含んでさえいた。

■地球環境を守る意思が希薄な地球社会

大林亘彦の語った通り、
人は生きている限り、
地球環境に悪影響を与える。
それは宿命で致し方ないが、
山火事で、台風・ハリケーンで、
洪水で、熱中症で、
実際に日々、
多くの命が失われているのに、
社会全体としてできることをしない、
という時期はもう過ぎているのでは
ないかと思う。

ペットボトルだけじゃない、
プラスチックは(全廃は難しいのだから)
全て生分解にすべきだ。
公共交通や商業施設の冷暖房も
サービス過剰としか思えない。

二酸化炭素の削減目標も守る気はないし、
そもそも根底から崩れているSDGsには
多くを期待できない
(国連よ、『誰一人取り残さない』と言いながら、
なぜ人権も国際法も守らない
中国共産党を支持するのか)。

本来、がん細胞である私たちが、
少しでもその悪影響を低くするための
分岐点は、

地球社会が、

“経済優先” という錦の御旗に
決別できるか、
どうかだ。



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