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67.なぜ大学野球のマネージャーという道を選んだのか

今日のヘッダーはいつもチームを応援してくださる方に撮ってもらった写真です。

昨日の興奮から一夜明け、引継ぎなどもほとんど済んだのでだいぶ引退の実感が湧いてきました。

今日はだいぶ濃いぃ話です。タイトルにもあるように、大学野球のマネージャーを選択した理由とやその経緯をお話出来ればと思います。

先に結論だけ言っておくと、ぼくが大学野球のマネージャーという道を選んだ理由は、相手の立場はその立場を経験することでしか理解することができないと思ったためです。

これだけだと意味不明だと思うので、これから時間をかけて話して行きます。

今回は時系列でお話していくので、まずは高校野球を引退後の進路選択シーンからはじめます。ぼくの野球人生については以下の記事をご覧ください。

経緯とかどうでもいいから結論だけ知りたい!と言う方は、相手の立場はその立場を経験することでしか理解することができないの部分からご覧ください。

ではでは…

大学野球のマネージャーとは

まずここを少しだけ説明しといたほうがいいのかなと思って。

大学野球のマネージャーを一言で表すなら、裏方の何でも屋さんですね。

体育会系部活のマネージャーと聞くと、グラウンドにでてみんなの水筒を作るとか、そういうサポートをイメージされる方が多いんじゃないかと思います。

大学野球はそれがメインではありません。むしろ、ぼくにいたチームはそういう仕事をしたことはありませんでした。

メインになるのは、大学や所属する連盟・OB・プロ野球のスカウトなど数多くの関係者との折衝業務練習試合相手の手配ホームページやSNSの運用グラウンドや寮への来客対応、指導者や関係者の送迎ドライバー、ぼくの大学であれば、寮食の管理寮内の環境整備などあげだすとキリがありません。

こんな感じの何でも屋さんです。まあまあ大変そうでしょ?(笑)

全てにおいてグレートにハードでした。

次からは、経緯についてお話していきます。

おじいちゃんの一言をきっかけに

4年前の8月ー。ぼくは高校野球を引退しました。

そこまでの人生を振り返ると、本当に野球しかしてこなかったなと思います。シャンプーのとき、洗顔のときですら、野球のことを考えていました。

そんなワケだったので、その後のことはなにも考えてなかったし、いざ高校野球を引退してからは、無人島で食料が見つからないばりの虚無感に襲われました。

そこから猛勉強して大学受験をするという選択肢もありましたが、それまでの人生で勉強なんて全くしてこなかったので、そんな気にもなりませんでした。

かといって選手として野球を続けるという選択肢もありませんでした。なぜなら、自分の実力の天井が見えたので、これ以上続けても先はないと思ったからです。

ぼくの高校は運のいいことに大学付属校なので、まあ普通にしていればそのまま内部進学ができます。当初、ぼくは内部進学でいいかーと思っていましたが、内部進学が嫌だという思いも少しありました。

そんなこんなで引退ライフを謳歌していたとき、大学までバリバリ野球をやっていたおじいちゃんにこんなことを言われたんです。

「大学の野球部でマネージャーでもやってみれば?」

父も祖父も大学まで野球をしていので、この一言は結構すんなり受け入れることができました。

この一言をきっかけに、まあそれもアリかなーって軽い気持ちで考え始めたっていうのが事の発端です。

キツイと聞くと燃えてしまうのが性

それで色んな人に相談したり、話を聞いてみると、どうやら大学野球のマネージャーというのはめっちゃめっちゃキツイらしいんです。

こう聞くと燃えてしまうのがぼくなんですよね。

もともと、人よりは気が利くほうだと思っていたので、ぼくの気持ちはだいぶそちらへ流れていきました。

おじいちゃんの一言から何日か経ったあと、高校野球部の監督に大学の野球部でマネージャーをしてみたいと相談してみたんです。

先程も話したように、ぼくの高校は大学の付属校なので、高校の監督はすぐに付属大学野球部の監督に連絡してくれましたが、ぼくの代のマネージャーはもう決まっていたらしく、付属大学の道は断念されました。

ここで、もういいかーとも思ったんですが、数日してからやっぱりやりたいなと思い、もう一度高校の監督に相談しにいきました。

監督はそこでもすぐに別大学に連絡してくれて、その2日後にその大学野球部に面接に行くことが決まりました。本当に感謝です。

そこの大学というのが、ぼくが4年間の青春を捧げた大学です。

その面接で晴れてマネージャーをすることが決まり、スポーツ推薦で大学に入学したというのが経緯です。

長すぎ!(笑)

ここまで読んでくださった方は本当にありがとうございます。

次からがやっと本題です。あと少し。だとおもいます(笑)

相手の立場はその立場を経験することでしか理解することができない

時は立ち、就職活動。

自己分析のために、なぜマネージャーという道を選択したのか振り返りました。

さっきまでのとこを見てくださった方は、おじいちゃんに言われたからじゃないの?とか、大学受験が嫌だったからじゃないの?とか、キツイと聞いて燃えたからじゃないの?って思うかもしれないんですけど、たしかにこれらの要素もあります。

ただ、それ以上になんとなくやった方が良さそうだなっていう漠然とした感覚があったんです。

この漠然とした感覚をちゃんと言語化したときに出てきたのが、相手の立場はその立場を経験することでしか理解することができないという考えでした。

どういうことかというと、ぼくってどんな組織やグループにいてもリーダー的立場になることが多くて、こんなこと言ったら調子に乗ってると思われるかもしれませんが、これからの人生もそういった道を歩むんだろうなと思ったということがあります。

リーダー的立場ということは、色んな人を束ねるということになりますよね。

色んな人を束ねるということは、色んな人の気持ちを理解しないといけないわけで、色んな人の気持ちを理解するにはその立場を経験しないと本当の意味での理解はできないって思ったんです。

その色んな人というくくりの中で、なぜマネージャーなのか。

それは、僕の場合、裏方という立場は意識して務めようとしない限り、ほぼやることはないだろうなと思ったからです。

わざわざ裏方という立場を経験することによって、人をまとめるときにそういった方の気持ちを理解してあげられることで、最強のリーダーになれるんじゃないかと思いました。

なので、4年間裏方をやりぬいたぼくはハッキリ言って最強です。(笑)

どこに行ってもリーダーになる人で、裏方の気持ちも理解できている人なんて中々いないんじゃないかと思います。

ぼくには長すぎた4年間でしたが、この経験が宝になることを祈るばかりです。

実際にやってみての感想的なヤツは、またどこかで記事にします。

ここまで読んでくださった方って、いるのかな?(笑)

もしいたら、本当にありがとうございました。

こんなぼくなので、スーパー期待しちゃってください。

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