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なんだろう

301
自分でも不思議に思う詩のような、エッセイなのか…内容もなんなのでしょうか?と思うような作品です
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2023年11月の記事一覧

つむぐ

つむぐ

「詩と暮らすことが
わたしの今の生きがいです」

頭の中からやって来る
言葉の嵐
それをどうにか組み合わせつないでみる

天から降ってくる言葉もあるはずだ

不思議な世界で生きている

ひとりぼっちと嘆いても
ほんとは見えない御魂に囲まれて
護られて過ごしている

ぽろぽろとこぼれ落ちる言葉たち
それをつないでかたちにしてみる

イヤなこった

イヤなこった

ひとりになってからほとんどカレーは作らなくなった
何日も食べ続ける気力がない
途中で飽きてしまうから

この間冷凍庫の中から
期限の切れたカレーを見つける
一人前の小分けになった買い置きの冷凍カレー
温めるだけ

ご飯と一緒に食べてみる

辛い、辛い、頭から汗が吹き出す 
香辛料がいっぱい入った
ちょっとお高いカレー
わたしの口には合わなかった
本当は美味しいはずなのに

やっぱり自分で作りたい

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腑に落ちない

腑に落ちない

みんなのフォトギャラリーで
とても気に入ったイラストを見つけて
ヘッダーに使わせてもらったものがありました

その人はフォローもしてくれて
コメントももらってた

とりあえず好き❤️だけは返した

わたしは本文のコメント欄の人にだけコメントを返していた
ずっとずっとわたしを見守ってくれていた人だから
とても大切な人だから

ところがイラストを提供してくれた人は「俺に挨拶がない」といじけてしまい

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笑ってる

母も祖母も笑ってる

ニコニコ、キラキラ笑ってる
みんな笑顔で輝いてる
きっと神様の元にいるんだね

ご先祖様たちも笑ってる
肉体のない世界はいいところなんだろう

明るくて陽気なところ

その中には私もいる
大好きなみんなに囲まれて
ニコニコと笑ってる
キラキラ、キラキラ光ってる

………………………………………………………………

仏壇でお祈りをしていると
急にこんな光景が浮かんで来た

早く

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なぜこんなに

なぜこんなに

なにがウソで
なにが本当
全部ウソでもないし
全部が本当ではない

何を信じていいのかな

なぜこんなに苦しむの
なにがそんなにかなしいの 

晩は早く寝て
明け方に目覚める
どうしてもこの世に戻される
もう戻りたくないと願ってまた眠る
わたしの翼を返して欲しい
お願いだから

とうにオマケの人生だ
思い出に囲まれて生きている
楽しかった思い出に
哀しかった思い出も
つらいつらい記憶は消えない

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もらったはずのもの

もらったはずのもの

奇跡の時間をもらったはずなのに
気づいたら
はらはらと朽ちていた

気づくのが遅かった
もっともっと出来たはずなのに
何にも出来ていなかった

あれもこれも出来たのに
後悔ばかりが押し寄せる

神様のお手伝いをしているあの人も
わたしと同じだったと
教えられ
そう言えばそうだったと

思い出す

いくら神様のお手伝いをしていても
やっぱり人間のこころを持つ

神様の元ではお友達を作らない
広く、浅

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こころ

こころ

ねぇねぇ、どうしてかなしいの?
どうしてせつないの?

それはね、人間にはこころがあるからだよ

こころってなあに?

こころはね、考えることではなくて感じるものなんだよ

考えると感じるは
どう違うの?

考えるは頭の中を働かせること

感じるは自然と沸き上がる気持ちかな

ごめんね
うまく説明ができなくて

ひとのこころは
それぞれちがう

受け止めるものもちがうんだよ
感じ方もちがうんだ

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人のはなしを聞きなさい

人のはなしを聞きなさい

唐突に知り合いの人から電話がある

どうしたの?
娘さんが精神を病んでいる
その話しは前から聞いている

病院からは退院を迫られる
姉たちもイヤな気持ち
お母さんも疲弊してる
家族では面倒を見られない
何回も同じことを繰り返す

どうしたもんかと黙って話を聞く
黙って聞くしかない
ウンウンと聞くことがわたしの役目

答えはその人自身が決めること

迷惑をかける娘に頭をかかえてる
助けてあげたいは高

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ただいま

ただいま

真っ暗な玄関を開け
大声で
「ただいま」と叫ぶ

どこかから
「おかえり」という声が聞こえた気がした
もう一度「ただいま」と叫んでみる

こころの中から
母の声がする

ウソでしょう…
でも聞こえたんだけど

何回も何回も「ただいま」と叫んでみる 
「お母さん」「お母さん」
涙を拭う
「お母さん」
もう一度つぶやく

今はもうわたしのこころの中にいる
泣きそうになりながら
母のことを思い出す

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張り裂けそうな

張り裂けそうな

胸のうち、胸のうち

ぐるぐると回っている

ずっとずっと定まらず

わたしはひとり
こころが泣く

母のさみしさ思い出す
母のかなしさ思い出す

肉体と魂のせめぎあい

いつかこの世をあとにする
早いのはいや
遅いのもいや

愛情深い母とのお別れは絶対にいや

いつまでもいつまでもつづく
張り裂けそうな思い

わたしの思いは置き去りのままにして

半年ぶりに

半年ぶりに

髪の毛が抜けて
収拾がつかない
髪型ものびのびで
気にくわない

そうだ美容院へ行こう
何にもしたくないけれど

意を決して予約を入れる
こんなことにも重い気持ち
前回は半年前

生きているのが苦痛である
朝が来るまた目覚める
わたしは身体の中に戻っている

毎日毎日その繰り返し

美容師さんは五十代、おじさん
母も昨年までお世話になっていた

「毛が抜ける」というと
「それはストレス」と間を置か

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猪鹿蝶

猪鹿蝶

紅葉鳥ってなんのこと

紅葉に集まる鳥なのか
いえいえそうではありません

紅葉の葉っぱのような色をした鳥なのか
全く想像がつきません
調べます、調べます

どうやら花札の鹿に行き着きました

ひとつ利口になりました

むかしむかしの物語り

むかしむかしの物語り

母の実家のすぐそばに浜がある

夏になると海水浴場になるその場所は人がいっぱいやって来る
夏休み
わたしも母の実家に行く

わたしは酒屋の配達について行き
伯母の仕事中
ひとりで海に行く

波打ち際をちゃぷちゃぷする

波の引いたその間
どろどろになった砂を手で掬う

そんなことを詩にかいた
あれは小学三年生

伯母に見せたら
「ノリかなの感性は普通と違う、面白いことを書いとるわ」

伯母はすぐさ

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