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ルピュイの道〜フランスのカミーノ〜 【②】

昨日書いた「新しい冒険の始まり」の noteの補足を。
フランスのオーヴェルニュ地方の聖地、ルピュイ=アン=ヴレから始まる巡礼路は、700kmちょっとでサンジャンピエドポーに着く。サンジャンピエドポーはカミーノデサンティアゴの巡礼路の最もメジャーなフランス人の道のスタート地点。
ここをてくてくと歩けば、フランスから1500kmのスペインのサンティアゴデコンポステーラまでの道が繋がることになる。

ルピュイの大聖堂にある黒のマリア像も聖地を聖地たらしめている。
スペインのバルセロナ近郊のモンセラットの大聖堂でも黒いマリア像を見たことがあるから、私は珍しい黒マリアを2つ集めたことになる。ご利益ありそうだ、なんのかわからないし、バチが当たりそうな言い方だけど。
余談だが、ルピュイの町はレンズ豆とレースが有名だった。フランスのレンズ豆は大体ルピュイ産だったので親近感が湧いた。
このルピュイの町から西へのびる道は予想以上に美しかった。なんせ、「フランスの最も美しい村」と認定されている村をいくつも通る道だったから。
「最も」美しい村なのに、何個続くんやという野暮なツッコミもやる気が失せるくらいずっと美しい。


そして、これは私の旅あるあるだけど、その美しい村に認定されていない名前も分からないような小さな村の方が魅力的だったりして楽しかった。歩くたびにフランス嫌いが少しマシになったし、大好きなフランス人の友達も何人かできた。
このルピュイの道を少し歩いた2019年の春の旅については、私のもう一つのブログの方にも一切書いていなかったから(理由は特にない)、このnoteで少しずつ綴ろうかなと、急に思ったので、昨日、満を持して書き始めてみた。

書き始めると色々忘れてたことを思い出したりして楽しい。続きをまた時々書こうと思う。
ちなみにルピュイの道に関しては、何となく新たな試みとして、前置きは少なめに、欲張らず、短く区切ってnoteを書こうと思ってるんだけどどうなることやら。
昨日のnoteですでにもう長文を書いてしまっているし。
ああ、そろそろ終わらなければ。
今日から短くしようと思っているので、ここで慌てて唐突に終わります。

写真は、朝早く、ルピュイアンヴレの村を出て歩き始めて少ししてから、振り返った時に見えた景色。
ミャンマーのポッパ山みたいだった。奇岩の地帯は聖地になりがちかも知れない。

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