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シャールクの誕生日の話が入選した。

noteからちょっとだけ遠ざかりかけてたら、noteの応募企画「やってみた大賞」が明日で締め切りですというお知らせが来ていたので、なんかやってみたことってあったかな?と過去のnoteを振り返ってみた。

そこにはこう書いてあった。

「やってみた」の世界はクリエイターの数だけ広がります。「こんなマニアックなことをやってみるのは自分くらいだろう…」。そんなエピソードこそ大歓迎です。ぜひ、自由にご投稿ください。

なんかマニアックなことやってたかな?と6月1日以降のnoteを見てみたが特になかったのでチョコレートフォンデュ研究所の回に#やってみた大賞 のハッシュタグをつけて応募してみた。
しかし、そんなに大したことでもなかったなぁ、なんか他にあるやろ…と自分のちょっとマニアックなやってみたことを思い出していたら、これに行きついた。

そう。
インド映画界のキング、シャー・ルク・カーンの2019年の誕生日に、ムンバイにある彼の家に会いに行ったらえらいこっちゃな体験をした話である。



放置したままのあちこち不具合が出ている、化石になりかけの「のりまきあられ」名義のバックパッカーのブログだが、ろくに読み返しもせず、これは「やってみた感」あるなという記憶だけをもとに、上の記事を貼り付けて、8月15日にデイリーポータルZに送ってみた。

送ったことはさっさと忘れていたので、Twitterでこれが本日流れてきた時、「あれ?私のシャールクの写真パクられてるやん!」と憤慨して目に止まった。

誰や、私の写真やネタをパクった奴は!
とドキドキしながらリンクを飛んだら、私の記事だった。
ああ、そういえば自分で送ったな私。
思わず笑った。

上のページを読んでみたら、私の投稿が、自由ポータルZで入選していた。
ブログや文章についてプロの方にこうした方が良いというアドバイスを貰えたのは初めてなので、とてもありがたかったです。
ありがとうございました。

講評はまとめるとこんな感じ。


①旅のレポートとしては完全だと思うのですが、デイリーポータルZとしては、文章にもう少し立体感があるとうれしいです。

②すでにフジロックのたとえやバンドガールのくだりで入ってもいますが、比喩、過去のエピソードとの紐づけ、実感の描写をさらに意識して入れ込んでいくと(入れすぎるとしつこくなってしまうのですが……)個人のレポートとしての読みごたえにつながると思います。

③タイトルから想像するよりずっと派手なことが起きているので、記事の頭に1枚だけでも現場の写真を入れておくとインパクトが出るかなと思います。

以下は、講評に対する素人なりのアンサー

①文章の立体感か。
難しいな。ちょっと他の投稿も読んでみて、考えてみよう。
多分、文章を書く上での表現力やボキャブラリーが私は少ないんだと思う。自分の発想と体験とナナメな思考任せで勢いで文章を書いているから、それなりにユニークにはなるかも知れないけど、言葉、文章としての立体感が出ないのかも知れないな。ふむ。
まさに私の課題をズバリと指摘されて、プロはさすがですわと唸った。

②比喩や過去のエピソードを紐づけ過ぎてしつこくなり過ぎて前置きが長いのが、私の文章の特徴ではあるけれども何とか改善したいところだとも思っていて、いつも文章を削る作業に時間がかかるのだけど、そうか、読みごたえか。
癖になるような濃いめの味付けなのに、しつこくならない胃もたれしないくらいの、また食べたくなるくらいの味付けを狙えということだろう。
難しいけど意識してみたい。

③記事の頭に現場の写真でインパクトか。
ついつい最後まで読んでほしくて、タネは明かしたくない習性があるけど、最初にインパクトを与えてキャッチする戦略も必要ということだろう。なるほど。まさに私の苦手な部分である。
タイトルをつけるのも下手だし(これは要約するのが下手ということにも繋がっている)、タイトルに時間がかかるし、決まったタイトルもいつもイマイチな気がしている。このnoteのタイトルだって、「インド映画のキング、シャー・ルク・カーンの誕生日を祝いに行った話が自由ポータルZで入選した」っていうタイトルと、「自由ポータルZに送ったシャールクの誕生日の話が入選していた」っていうタイトルで悩んで、結局削った。とにかく端的にまとめるのが下手だし、タイトルでグッと引き付けるセンスがない。
先に記事のタイトルを決めるのもおすすめ、と書いてくださっていたけど、noteの場合、タイトルを決めても書いているうちに全然違うことを書くこともよくあるからなぁ。
そして見出しの写真も悩む。いい写真を持ってくるべきか、自分の好きな写真を持ってくるべきか、このエピソードを1枚で代弁するような写真にするべきか。
noteやブログ、そしてその先のマーケティングや戦略、セルフプロデュースやブランディング。本当に奥が深い。

紹介してもらった文章の中で、「面白かった」とかいっぱい褒めていただいた気がするが、指摘してもらったこの3つのポイントが一番刺さっている、今。
グサッではなくピョンって感じに。
私のような素人が勢いで書いた文章を(それに写真も酷い、iPhone7でブレブレのものばかり)、気難しい私が傷付かないように褒めつつ、ズバリ端的に指摘し、ちょっとヒントをくれる感じ。
こういう技法も私は学ばないといけない。
いやはや、人の意見に耳を傾ける大切さも学んだし(人の意見を聞かなすぎるから)、送ってみるものだなと思った。

まだまだ文章を書くのはやめられないなぁと思ったし、まだまだ私はのびしろだらけだと知った本日。


noteのマガジン以外で、文章を何かに選んでもらったのは、岸田奈美さんのキナリ杯の竹内以来2回目。
どこかの誰かの何かに引っ掛かるのって、偶然の産物的な要素が大きいと思ってはいるが、それでもやっぱり嬉しいもんです。
ありがとうございました。


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