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片付けられない女がソロキャンプで片付けを学ぶ

まあ、どうでもいい成長なんだけど、片付けられない女が、
ソロキャンプを3回やって、キャンプの間限定で片付けることが少しできるようになったので、成長の証をここに貼り付けるので、どうか見て感じてほしいです。感動巨篇の予感です。


「テントの中」編

初回(とにかくソロキャンプが初めてで何も分かってない7月)

カオス部屋アウトドア編。
これは初めてのソロキャンプでの一コマ。

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まあ、ひどい。
物が多過ぎるのと、適当に広げて散らかしているのとでカオス感が増している。飴ちゃんとマシュマロが散らばっている。「ジョンソンヴィルのウィンナーをこれに挟んで食べたら美味しいに違いない」と信じ、1人分とは思えないほど持ち込みすぎているホットドッグ用のパンがまだ6つもある。汗の臭いは嫌だからAg+で拭き取りたいという品性がある。ミニ扇風機が回っていて水筒が倒れている。
カオスな世界観がここにある。

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初回ソロキャンプの後半。
雨続きで暇だったから片付けてみた。水筒は起きているが、ポーチが半開きで何かがはみ出ているところが抜け感。
全てが無造作。まあまあ片付いてるけど味気ない。
タブレットはおそらくトヨエツの映画「春を背負って」のワンシーンだと思われる。このスペースに似つかわないくらいの春、外は大雨。こんな写真を撮ってるからラーメンが伸びる。あと、いつも思っているが、耳栓は紐付きの黄緑で正解。黒い持ち物が多いのでごちゃごちゃしてても見つけやすい。

3回目(片付けられない女だと多くの人に知られた後の11月)

ソロキャンプを3回繰り返すと、こうなった。

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水筒の上にランタンが乗っているせいか、ライトアップがまず絶妙。スペースを取らないし、水筒とランタンのサイズ感がちょうど良い。
タブレットもいつものペラペラテーブルにポン子氏からのNY土産のふきんを敷いてそこに乗せるだけで、インド映画をオシャレに鑑賞。スターウォーズの特大ポーチにバッテリーやケーブルを片付けたらすごいスッキリすることを学んだ。キャンプ場が和歌山だから、パンダのジップロックを選んでお菓子を入れてるのが世界観。(乾燥剤もちゃんと入れる人)

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広角で撮ってみた。
いや、めっちゃ片付いてるし。スペインで買ったカミーノの地図模様のbuffを枕カバーにしちゃう遊び心も。
しかし、唯一、ウェットティッシュが写り込んでて世界観を邪魔しているなと今思う。何の世界観かはよく分からんが、何となく、ウェットティッシュで神経質に色々と拭く潔癖である私の意外な一面が漂ってしまって台無しな気がする。
あと紫のふきんもズレているから直したい。
あ、足元は、バックパックと服類、食料でぐちゃぐちゃです。それでもテント内の頭側の半分は片付いているから合格。

「テントの外」編

初回(片付ける発想などまだない7月)

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片付いているいない以前に、テントの中から見えてくる立山の景色が良い。

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山男たちも写っている通り、時々登山者が通るのをのんびり見て過ごせた。山に登る気があるのかないのか、トレッキングポールをちゃんとテントの一部として使っており、屋根ができ日陰ができている。無造作に置いた大きいゴミ袋と重しに使っているお風呂セットのポーチが邪魔だ。

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そのうち、右のトレッキングポールが倒れようと面倒くさいから直さないし、屋根部分が斜めになっていて雨が斜めに流れていこうと、そんなことも気にせずに肉を焼ける。
肉を焼いているところを撮りたかったのだが、予想外に背景にガサツ感が出てしまっている。

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作った料理をパチリ。
透湿防水のタイベックを敷物にしたのは軽くて濡れなくて良かったのだけど、絵的には全く映えない。というかダサい。
ナルゲンボトルは倒れているし、またウェットティッシュが世界観を邪魔している気がする。
全てが無造作の良くないパターン。
プルコギとジョンソンヴィルのチーズ入りウィンナーとわかめごはんが最高に美味しかったのに、情報が多すぎて気が散るせいか、全く美味しそうに見えないのが残念。
お気に入りのおフランスの森を抜けた村で買った山登り模様の彫られたオピネルのナイフの格好良さも、全くもって生きていない。

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2回目(荷物を減らして挑んだ10月)

空模様の100均の座布団を玄関に置いているせいかちょっとオシャレ感が増したテントの前のスペース。

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ポールは、もはやテントに使うのが面倒で最初から倒している。
でも、靴を揃えて脱いでるのがなかなかレベル高いよね。自分に感心する。今、我が家の玄関には揃えて脱がれている靴など一足もないのに。やれば出来る女。

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晩ご飯は、キャンプ場にある木のテーブルで食べた。
色気も何もないごはん。湯煎のハンバーグと鶏手羽元とインスタントの味噌汁とアルファ米を握ったおにぎり。でも悪くない。左上のゴミ袋とかを写さなければいいのだな、と今、写真を見て気づく。

3回目(片付けと少しのオシャレ感を意識した11月)

ASOKOで昔買った顔模様のレジャーシートを新たに導入。楽しげで良い。右の靴下の親指の所が今にも破れそうなことに気づく人なんていないと信じて呑気に足元を撮っている。

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タイベックのシートを隠すようにASOKOのレジャーシートを上から敷いた。レジャーシートの上に落ち葉が勝手に落ちてきて、そのままにしたのがいい感じだ。
こういう時、インスタ映えとかを考える女子ならわざと落ち葉を拾ってきて綺麗に並べるんだろうか…と今、ちょっとそういう演出をしても良かったかなと思ったりする。
が、面倒くさくてようやらんな、と考え直す。

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イワタニのガスバーナーをプリムスのバーナーに変えたのも、何となく格好良くなった気がする。
しかし、この紫と水色のふきんが本当にいい仕事をしている。ようやくこういうちょっとしたオシャレ感を取り入れる余裕が出てきた気がする。オシャレ感が身の回りに漂い始めると、片付けは捗る気がする。散らかさないように気をつけ始める。

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さりげなく撮った写真もなんか絵になってきている。
嶋津さんに片付けられない女だけど「品がある」というお褒めの言葉をいただいて(ありがとうございます!!)気が大きくなったせいか、品を感じざるを得ない。
そんな気がしている私。
秋の彩りのおかげもあるだろうけど。
片付けられない女にとって「無造作」ほど難しい概念はないのだが、無造作に置いた手袋もいいアクセント。
無造作だけど片付いている。いや、片付いていると言うよりもスッキリしてて、世界観がある。何度も使ってる割に世界観が何を指すかはよく分からないけど。
ただ、おにぎり右上に無造作にゴミが写ってるのが残念だ。世界観を乱している。
片付けられない女が最大限努力して片付けてある程度満足し、どれも無造作でそのままを撮っているから、こういう余計な物も入り込んできて、まだまだ分かる人には「コイツ、もしや…」とバレるのだろうなという気がする。カメラのアングルでは誤魔化しきれない片付けられなさというものがあるのだ、きっと。
完全に美しく不自然に整えられ演出されたいわゆるインスタ映えな写真ってやり過ぎると全然自然じゃないから、そうはなりたくないし、自然の力とナチュラルな自分の無造作を切り取りたい。
やはり、カメラの腕を上げるのではなく、片付けのスキルを上げなければいけないのか。
今回は、ゴミが写真に写り込むのも抜け感というワードで切り抜けようと思う。

まとめ


とにかく。
キャンプで学んだ片付けの極意はこちら。
①余計なものを減らすこと(もしくは見えないようにすること)。
②ちょっとしたおしゃれアイテムを取り入れること。
③ものを倒したままにしないこと。
④ものを揃えること。
⑤無造作の中にも最終チェックが必要。
⑥世界観と抜け感のバランスが大事。

これらがどうやら、片付けられているように見える女への鍵だ、きっと。
キャンプでは色んなことが学べると言うが、まさか片付けのヒントをもらえるとは思っていなかった。
とりあえず、キャンプの時のように、我が家の玄関にあるあっちこっちに向いている靴をまず揃えようと思う。
その前に夏のサンダルを片付けるのが先。




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