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今週の作り置き薬膳おかずは8種類!

今日の神戸は寒かったです…。
でも、八百屋さんに行くと春を感じるものがたくさん!
まだまだ寒いですが、春に近づいていますね。

今週の作り置き薬膳おかずは8種類

神戸市中央区の漢方薬店で、漢方カウンセラーとして診断して10年。
「本物の中医学」で薬膳を伝えて15年。
10000人以上に中医学で心を笑顔にしてきた池田のりこです。

薬膳のセミナー、講演、企業様での研修、漢方薬のカウンセリング、レストランの薬膳監修などをしています。

今日は定休日なので、朝は少しゆっくり…。

しっかり寝ないと体が持たないのですが、最近ちょっと寝不足で…。
と言いつつ6時間は寝ていますけどね。

ゆっくり目に起きて、シーツを洗濯したり少しお掃除をしたり…。

身支度をしたら、一度会社へGO。

週末までにできていないことが多すぎて、少し社内で事務仕事をしました。

帰りに商店街の八百屋さんに行くと、春の野菜が並んでいました!

ふきのとう、なばな(菜の花)、菊芋、クレソン、こんにゃく…などなど。

春節を迎え、立春が近づいていて、自然界では春を感じられるようになりましたね。

「解毒」という文字が多いでしょ?

クレソン:平肝、清熱、潤肺、活血、利水
なばな:化痰、活血、消腫、解毒、通便
ふきのとう:補肺、化痰、止咳、健胃、解毒
菊芋:清熱、涼血、通便、利水、消腫
こんにゃく:化痰、消腫、潤腸、通便、清熱、解毒

冬の邪気の「寒邪」は、ギュギュギューと縮んで、動きや巡りを悪くします。

冬になる前にあった陽も、体の奥に奥に押し込められています。

春になると、上に外に動くパワーでその陽が押し出されてくるんです。

吹き出物とか、痒みとか、頭痛とか、眩暈とか…。

冬眠から目覚めた熊が、最初に食べるのはふきのとう。

「苦味でしゃきっと目覚める」という説もありますが、動き出して体が温まってきて、内にこもっていた熱が出てきたものをデトックするするためでもあります。

春を感じて、嬉しくて買っちゃいました!

明日は、神戸でも雪マークだけど…。

それでも体は、少しずつ春仕様になっていきます。

冷やす作用が強く出過ぎないよう、温める食べものをうまく使いながら、春をご機嫌に迎える準備をしていきます。

食べものに良いも悪いもないので、上手にいただきましょうね!

これらを使って、今日は8種類作りました。

今週の作り置き薬膳おかずは8種類

今週は特に作る順番にこだわらず、切るものは切って、汚れが少ないものから炒めていく…という感じです。

1.菊芋のピクルス

菊芋は水のめぐりを整えてむくみを解消しますが、少し冷やすもの。

ローリエやお酢などの温めるものと一緒に使えばOK。

シャキシャキしていて、美味しいですよ。

菊芋のピクルス


2.菊芋、金針菜、にんじんのきんぴら

目の疲れがひどいので、金針菜とにんじんできんぴらに。

菊芋が残っていたので、一緒に使いました。
あげは、なんとなく入れてみた…。

胃腸を整えながら、貧血や目の疲れを改善してくれます。

菊芋、金針菜、にんじんのきんぴら


3.なばなの柚子胡椒和え

もうなばな(菜の花)が出ているんですね。

血流や体液のめぐりを整えて解毒もしてくれるので、これからの季節にはありがたいもの。

ちょっとまだ寒いので、出汁に柚子胡椒を加えました。

便秘が気になる方にもおすすめです。

なばなの柚子胡椒和え


4.ふきのとうの鰹節和え

フワッと香るのが好きなふきのとう。

とっても美味しい鰹節をいただいたので、アク抜きしたふきのとうと和えました。

まだ小さなふきのとうですが、少し苦味を感じて香りも良かったです。

肺と胃腸を整えてくれるので、カゼが長引いている方にもおすすめ。

ふきのとうの鰹節和え


5.豚ミンチとニラとこんにゃくの甘辛炒め

八百屋さんに手作りコンニャクがあり、デトックスにもいいので買ってきました。

まだ寒いので、補腎の豚ミンチや温めるニラと一緒に。

豆板醤を少し入れたので、食欲もそそります!

豚ミンチとニラとこんにゃくの甘辛炒め


6.じゃがいもとクレソンの粒マスタード炒め

イライラを鎮めてくれるクレソンは、少し冷やすもの。

胃腸を整えるじゃがいも、気のめぐりを良くする玉ねぎと一緒に、粒マスタードと少しの醤油で炒めました。

これから春が近づくと気が上がって、イライラしやすくなるので、クレソンはおすすめ。

じゃがいもとクレソンの粒マスタード炒め


7.牛肉と蓮の実と白木耳のすき焼き風

精神的に不安定になって、シュン…となりやすい2023年火運不及の年。

マスト生薬は蓮の実と竜眼肉。
どちらも心を穏やかにしてくれます。

今日は蓮の実をたくさん使いました。

水で数時間戻しておいて使いますが、今日使うのは少しなので、それ以外は茹でて冷凍にしておきます。

お昼のお粥にも入れよう~!と思っています。

今日は、心の栄養である血を作る牛肉、潤いを作る白木耳、ちょっぴりクレソンを入れて、すき焼きっぽく煮てみました。

本当は、鶏肉で作ろうと思っていたのに、冷凍庫になかった…。

牛肉と蓮の実と白木耳のすき焼き風


8.エビとなばなと黒木耳の生姜炒め

寒いので、補腎のエビと乾姜パウダーを使って炒め物を。

黒木耳、なばな、松の実も入れました。

シンプルだけど美味しいし、補腎いっぱい♪
もうすぐ立春で春のお誕生日だけど、まだまだ冬に弱りやすい腎を労る補腎はいりますよ~!

体が冷えやすい方や足腰がだるい方にも。

エビとなばなと黒木耳の生姜炒め

晩ごはんは、作ったものを少しずつ…。
多く見えますが、一口ずつぐらいです。

スープは、じゃがいも、にんじん、たまねぎ、クレソンなどと、蓮の実となつめの心のバランスを整える生薬も。

食後は、片付けながらボーンブロススープを仕込みました。

鶏ガラを茹でこぼして、玉ねぎ、白ネギの青いところ、生姜スライス、お酢を入れて、2時間ほどコトコト煮込みます。

1回分ずつチャック付き袋に入れて冷凍して、スープに使います。

とっても美味しいし、胃腸を温めてくれる鶏肉から作るので、優しいスープになります。

蓮の実と一緒に、竜眼肉も買いました。

なかなか良い仕入先が見つからないので、咲美堂では扱っていないのです…。

いつもアマゾンで買っています。
今年はこの子たち、大活躍しますよ!!

竜眼肉は、そのままおやつとして食べています。

今年必須の子たち

薬膳は、体を診断して中庸に戻すために、食べものを「選ぶ」ことです。

万人に良いものなんてなくて、人それぞれ違います。

体のことや理論を理解できれば、すぐに選べるようになるし、家でも外食でも自分にあった食べものを選べるようになります。

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春からスクールが大きくリニューアル!
こちらも読んで下さいね。

おしまい。


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