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多様性〜人と森のサスティナブルな関係

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2021年出版『多様性〜人と森のサスティナブルな関係』に関する記事や書評を集めています。
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2021年8月の記事一覧

書評 「多様性」 by 菊田哲さん

書評 「多様性」 by 菊田哲さん

岩手中小企業家同友会・事務局長の菊田哲さんから、拙著「多様性」にありがたい書評が届きました。
6年間、同友会の有志を連れて、毎年ドイツ、スイス、オーストリアに通い続けてられ、学び、悩み、希望を持って仲間を鼓舞されてきた立役者です。その成果は、メンバー企業の未来を開く新規事業や具体的な変化となって現れています。これからも岩手を中心に広がり、深まっていくでしょう。
ほぼ2年間、交流はオンラインのみに限

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書評 「多様性」 by 中嶋潔さん

書評 「多様性」 by 中嶋潔さん

北海道のキノコの専門家、中嶋潔さんからの嬉しい書評です。私が本の5章で使っているキノコの写真が、菌根菌の類でないことを指摘していただきました。そして「正しい」菌根菌の写真も提供いただきました(上の写真)。改訂版を出すときに使わせてもらうことにしています。

感動しました!

私が数年前に読んで大きく感銘を受けた、藻谷浩介さんの『里山資本主義』、村尾行一さん『森林業(ドイツの森と日本林業)』と、基本

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書評 「多様性」 by  岩田京子さん

書評 「多様性」 by 岩田京子さん

埼玉県吉川市で長年、環境に関する市民活動をされ、市議会議員も勤められている岩田京子さんからの書評です。私が知らなかったゲーテの言葉が印象的です。

日本の森林が色々危惧されている中で、まだまだ可能性があると確信でき、ワクワクとドキドキが止まりませんでした。森の多様性は素晴らしい。「森を」「森で」楽しみたい人が増えることが大切なんだと思いました。著者の池田さんは専門家ですが、文章はとても読みやすく、

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原生に近い森を守り、増やそう!

原生に近い森を守り、増やそう!

ドイツ国土面積は日本とほぼ同じ。「森の国」と呼ばれるが、森林率は約30%で日本の半分以下。北部は平地が多いが、中部から南部にかけて、丘陵地や山岳地がある。急峻な日本に比べて、人間が開拓しやすい場所が多いため、ほぼ全ての森は、過去に大なり小なり人の手が入っている。原生の森はない。

自然は硬直したものではない。気候や地形や地質、様々な生物種の相互作用によって、絶えず変化している。人間も自然界の一部で

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世界に拡散する宮脇メソッド

世界に拡散する宮脇メソッド

自然エネルギー信州ネットの浅輪さんの投稿で、世界的に有名な生態学者の宮脇昭先生が、2021年7月16日に亡くなられたことを知りました。

宮脇先生が生み出された植樹方式「宮脇メソッド」は、とりわけここ数年、インド、北米、ヨーロッパなど、世界中にその実践が広がっています。

5平米からテニスコートくらいの小さな敷地で、その土地の潜在自然植生のミニ森林「Tiny forest」を造成する手法です。日本

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パタゴニアからラジオ出演依頼

パタゴニアからラジオ出演依頼

先日、嬉しい問い合わせがありました。

拙著『多様性〜人と森のサスティナブルな関係』https://www.amazon.co.jp/gp/product/B091F75KD3
を読んだ、パタゴニア・ジャパンの社会環境部の方から、パタゴニア提供のFM長崎の番組「NATURE & FUTURE 」に、長崎出身者として出演の依頼がありました。

8月4日、zoomにて収録でした。オンラインでのラジオイ

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