てらもも

2020年のコロナ禍をきっかけに、自分の生き方に疑問を感じ、畑を借りて野菜作りをスター…

てらもも

2020年のコロナ禍をきっかけに、自分の生き方に疑問を感じ、畑を借りて野菜作りをスタート。農作業未経験で専門知識も無いものの、地に足がついた心地よさを感じ、畑の奥深さにハマる。今年から始めた無肥料・無農薬・不耕起の自然栽培家庭菜園を発信することに。

最近の記事

【自然栽培で家庭菜園】めんどり催芽

私が今年やってみたかったことのひとつ。 それは、育苗。 これまでは畑に直接種を播くか、苗を購入して植えるか、 のどちらかで野菜を育ててきました。 そもそも「イクビョウ(育苗)」という言葉も知りませんでしたしね。。💦 そんな私が自然農を知って、約2年。 徐々に、自分の育てた野菜から自家採種し、 その種で、毎年野菜を作り続けていきたい、 と感じるようになってきました。 ただそうなると、問題になるのが苗。 現在の市販苗のほとんどが F1種という交配種でつくられており、 たとえ

    • 【自然栽培で家庭菜園】アレッタの冬越え

      桜も咲いて、そろそろ夏野菜の準備の時期。 逆に言うと、冬越え野菜の収穫や、 撤収も始まる時期ということでもあります。 私が寒さに弱いからなのか、 冬越え野菜たちが厳しい寒さを乗り越え、 ぐ~んと大きくなっている姿を見ると、 心からホッとすると同時に、 そうだ!私も頑張らないと!と元気をもらいます。 そんな今年の冬越え野菜たちのなかで 私の心に一番残った野菜、それはアレッタです。 アレッタは、茎ブロッコリーとケールを掛け合わせた 新しい野菜。 苦味はなく、キャベツとブロッ

      • 【自然栽培で家庭菜園】蕎麦アレロパシー

        前回の笹取りから、はや2か月弱。 桜もようやく咲いて、世の中はすっかり春モード。 私と言えば、ブログは書いていませんでしたが、 コツコツと畑作業しておりました。 まずは、笹取りが終わった畑。 これからどうするか考えた結果、 今年は土づくりをメインにすることとし、 笹が植わっていた場所には 蕎麦を播いてみることにしました。 蕎麦を播いてみたのは、蕎麦のアレロパシーによって、 笹の侵入を防ぐため。 アレロパシーとは、ある植物の出す物質で、他の植物や微生物などの生育を阻害した

        • 【自然栽培で家庭菜園】笹とり合戦

          暦は3月。なのに今日は2月中頃のような寒さ。 たまには近くに山歩きでも・・と思っていましたが、 冷たい北風に心折れました。 久しぶりに畑の報告です。 実は、今年に入り、畑を借り増ししました。 以前に声掛けしていた貸農園のオーナーさんから、 1月末にひとつ区画が空いた、との連絡があったのです。 昨年借りた畑からは、車で15分程の距離ですが、 もう少し畑を借りたいなあ、と思っていた私は 二つ返事で快諾。 家庭菜園3年目にして、30平米の畑!心が躍ります。 ただ実際に畑をみて

        【自然栽培で家庭菜園】めんどり催芽

          【自然栽培で家庭菜園】今年のはたけ初め

          新年、明けました。 年明けともに、大きな地震や事故の痛ましいニュースで 心苦しいお正月。 1月3日、 これ以上何も起こらないでほしい、と願いながら畑へ。 冬の寒さのなか、 畑の野菜たちは、ひっそりと、でも健やかに いつも通り風に揺れていました。 播き時が遅かったスナップえんどうは 風よけの不織布がところどころ剝がれていたものの、 霜にも当たらず、なんとか冬越えしてくれそう。 あまりの成長の速さにどうなるか?と思っていたカキ菜は、この寒さでようやく成長がストップ。 大き

          【自然栽培で家庭菜園】今年のはたけ初め

          【自然栽培で家庭菜園】最後の夏

          前回は、新しい畑での土づくりの記事を書きましたが、 8月末までは、元の畑での野菜作りも楽しんでいました。 自然栽培で迎える初めての夏。 カラ梅雨の猛暑で、大丈夫か?というドキドキもありました。 結論からすると、意外とイケた!というのが正直な感想です。 まず、大好きなキュウリ。 通常よりも成長は遅く、脇目の数は増えなかったものの、 7月中旬頃から、次々と実を成らせ、この暑さの中 8月中旬まで頑張ってくれました。 実も大振りではないけれど、パリパリの皮にぎゅっと詰まった果肉で

          【自然栽培で家庭菜園】最後の夏

          【自然栽培で家庭菜園】真夏の土づくり 

          だいぶ時間が空いてしまい、すっかり秋になってしまいました! 畑は変わらず続けています。 実は、この夏、新しい場所に移動しました。 移動した理由は、自分のやり方(=自然栽培)でやってみたかったから。 それまでレンタルしていた畑は、栽培管理が整っていたものの ビニルマルチなどを使用した有機無農薬栽培。 新しい場所は、有機無農薬ではあるものの、育て方は自由。 自然栽培で育てている方も多く、草マルチの畝も半分くらい。 安心して草を生やせるということも嬉しいし、 そもそもそういう環

          【自然栽培で家庭菜園】真夏の土づくり 

          藍ある夏の日

          先日、初めて藍染体験をしました。 通常、藍染めは、藍を乾燥させてから発酵させた「蒅(すくも)」 という染料を作ってから染めるのですが、 なんと、この時期だけ生の藍の葉っぱを使用して 染めることが出来るのです。 というのも、藍が収穫できる時期が、7月~9月の夏の時期だから。 逆に言うと、この時期だけしかできない、貴重な染色方法なのです。 当日は、葉の鮮度が重要ということで、 参加者で藍の葉を収穫することに。 通常はもっと大きくなるそうなのですが、 この猛暑で今年は大きく

          藍ある夏の日

          自然栽培で家庭菜園チャレンジ#4

          暦の上ではもう秋。それにしてもいまだ暑く、長期予報によると今年は10月になっても30℃が超えるとか!?秋は来るのでしょうか。 今年から始めた自然栽培。初めてにしては、意外と上手く栽培できているかも。。。と思っていましたが、ピーマンと唐辛子は明らかに成長不良で失敗ました。 どちらもいつまで経っても苗は大きくならず、本枝はヒョロヒョロしたまま。 ようやく最近ピーマンは少しづつ実をつけてくれるようになりましたが、 唐辛子に至っては、先週第一果を摘心したものの、いまだ変化なし。

          自然栽培で家庭菜園チャレンジ#4

          自然栽培で家庭菜園チャレンジ #3

          梅雨明け前なのに、今年は暑い。 湿度が高いのに雨が少なく、不快指数が高い毎日です。 久しぶりの菜園日記。 今回はキュウリについて。 今年は初めての自然栽培。 畑も耕さないし、元肥も植え付け場所に一握りの腐葉土と米ぬかのみ。 予想通り、5月に植え付けた苗は、数週間経過しても 全然大きくなりませんでした。 むしろ驚いたことに、小さな身体に必死で花を咲かせるのです。 その姿は、「この状況は危険だから、早く実をつけて自分の役目を終わろう」というキュウリの生存本能が感じられ、私も

          自然栽培で家庭菜園チャレンジ #3

          自然栽培で育てた大麦で手作り麦茶

          前回の投稿からすっかり2か月経過してしまいました。 春からの夏野菜のことも書きたいのですが、今回は大麦のその後について。 スナップエンドウと一緒にすくすく育った六条大麦。5月には黄金色の穂をたなびかせ、その美しい姿のせいか、時折見知らぬ方から「これは麦?どうしてここに植えてるの?」など聞かれることも。そこから、コンパニオンプランツとしての性質や、植え方など自然栽培の話になり、ついつい話が弾みました。 今思えば、大麦は世界最古の作物。私たちのDNAには、この姿に郷愁を感じるス

          自然栽培で育てた大麦で手作り麦茶

          自然栽培で家庭菜園チャレンジ #2

          夕方、畑に行きました。 日曜と火曜にも行ったので、今週はこれで3回目。 まずは、気になっていたイチゴ。 こちらは、残念なことにかなり蟻がたかっておりました。。。 日曜にはアブラムシはほぼおらず、火曜もそれほど居なかったのに~!! なぜ、今日になって蟻が増えたのでしょうか・・。 小さなイチゴの実は出来ているのですけどね。 今週末は雨予報なので、週明けにカタクリスプレーを持参して もう一度様子を確認してみようと思います。 そして朗報は麦!これまでは、スナップエンドウと何かが一

          自然栽培で家庭菜園チャレンジ #2

          自然栽培で家庭菜園チャレンジ

          近くの民間レンタル農園で野菜づくりをはじめ、今年でようやく3年目を迎えました。 これまで、有機無農薬栽培で野菜作りをしていましたが 畑を耕すたびにミミズを殺してしまったり、ハサミムシが逃げていく姿をみるうちに、もしかして土の状態を壊してしまっているのではないか? もっと自然のサイクルを保ちながら育てる方法はないのか? と調べていたところ、自然栽培に出会いました。 自然栽培の方法や呼び方には、いろいろあるようですが、 初心者の私としては、 できるだけ無肥料・無農薬・不耕起で育

          自然栽培で家庭菜園チャレンジ