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自然栽培で育てた大麦で手作り麦茶

前回の投稿からすっかり2か月経過してしまいました。
春からの夏野菜のことも書きたいのですが、今回は大麦のその後について。

スナップエンドウと一緒にすくすく育った六条大麦。5月には黄金色の穂をたなびかせ、その美しい姿のせいか、時折見知らぬ方から「これは麦?どうしてここに植えてるの?」など聞かれることも。そこから、コンパニオンプランツとしての性質や、植え方など自然栽培の話になり、ついつい話が弾みました。
今思えば、大麦は世界最古の作物。私たちのDNAには、この姿に郷愁を感じるスイッチがあるのかもしれません。

さて、前置きが長くなりましたが、刈り取った大麦たちのその後です。
茎は畑の草マルチ、穂の分のみ数日天日干し。
実はこの後が結構面倒で、1か月ほど放置しました。。。

禾って、猫の髭みたいに細くて、手に刺さると痛いんですよね~。
ということで、今週とうとう重い腰をあげて、手もみ脱穀をすることに!
調べたところ、まずは軍手をした状態で実を揉んで禾を落とすというのですが、これが、しかし、全部落としきれないのです。
短い禾が残ってしまって・・結局、地味~にひとつひとつの実から禾を外していきました。多分、2時間くらいかかったかも・・・。
そのあと、水を張った鍋に入れ、沈んだ穂だけをザルに取り出し、
更に2日天日干し。
軽量したところ、脱穀した時190グラムあった大麦は、選別後には120グラム程度に減りました。

手もみ脱穀後の麦。自分で自分を褒めました(笑)

翌日フライパンで乾煎り。時折プチプチはじける音と、香ばしい~いい匂い。とはいえ、ちょっと目を離すと焦げてしまうし、コンロの安全装置で火は消えるし、焙煎は一番難しい作業となりました。

乾煎り後の麦たち。焙煎作業の奥深さを知りました。。

そして、ようやく、本日麦茶を作りました!
1リットルの水に大匙4杯入れて、ふつふつ煮出すこと約15分くらい。
色は思ったより薄くて、黄金色。きっと煎り方が足りないのでしょう。
味は・・と言いますと、香ばしさは少ないですが、まろやかで少しハト麦を思わせるような甘味があり、最後に麦のスッキリ感もあり、意外や美味しい!

冷めるまで待ちきれず、ホットで飲みました♪

今や自販機で100円ちょっと出せば、購入できる麦茶。
その反面、種蒔きから麦茶になるまで、約半年かけて出来上がった麦茶。

どちらがいいということではなく、普段何気なく飲んでいるものが
こんなふうに出来るのか~と分かることって
とっても面白いなあと私は思うのです。
麦が出来るのは1年に1回なので、この体験は今年1回限り。
来年はもっと美味しく作るぞ~


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