【自然栽培で家庭菜園】真夏の土づくり
だいぶ時間が空いてしまい、すっかり秋になってしまいました!
畑は変わらず続けています。
実は、この夏、新しい場所に移動しました。
移動した理由は、自分のやり方(=自然栽培)でやってみたかったから。
それまでレンタルしていた畑は、栽培管理が整っていたものの
ビニルマルチなどを使用した有機無農薬栽培。
新しい場所は、有機無農薬ではあるものの、育て方は自由。
自然栽培で育てている方も多く、草マルチの畝も半分くらい。
安心して草を生やせるということも嬉しいし、
そもそもそういう環境なので、虫たちも多いのではないか?と期待も。
ただ畑を自分でやるということは、野菜の連作障害なども考慮して
何をいつ植えるのかを自分で決めていく、ということ。
今までは苗の提供も含め、全てお任せだったため、独りでできるか不安もありましたが、畑が少し広くなる(20㎡)ということもあり、思い切って決断しました。
しかし、ここからが大変でした・・・・。
借り受けたのは7月の終わりで、猛暑真っ盛り!
植えるものなんてありません。
むしろカラ梅雨のあとの猛暑で、土はゴロゴロ。
ヤブガラシだけが元気よく伸びていて、まるで小さな砂漠。
秋野菜に向け、どうしようかなあ。。。と考え、
太陽熱養生処理を試してみることにしました。
太陽熱養生処理とは、太陽熱処理を行う際、微生物を繁殖させることで
土の消毒(病気・害虫の死滅)と土の団粒化(土がフカフカにな)の二つが
同時に叶ってしまうという、魔法のような土づくりです。
この猛暑の中、何もしなくても自然に良い土が出来ちゃうの?
まるでグリコのおまけ♪・・(古い??)
善は急げとばかりに、勇んで畑に向かった私。
しかし!ここからが大変でした~
水分不足で土は固くなっており、必死で掘ると
今度はヤブガラシの根っこが絡まります。
しかもヤブガラシは、あっさり切れてしまう茎なのですよ。
まるでトカゲの尻尾(切ったことはありませんが)のように
「はい、どうぞ」というカンジで、自分の身体の一部を敵に明け渡し、
無事に生き延びる生存戦略。
もちろん、切れた場所からは、また新たに生えてくるわけで、
全く息の根は止められていない。
しかも、切った茎をその辺に放っておけば、またそこから根っこを出して
増殖しちゃう!
トカゲの尻尾から、トカゲが産まれちゃうようようなもんです。
そんな戦うことが不毛としか言えない相手に
ワタクシ戦いを挑んでしまったのです・・・。
なんとか根っこを取り除けないか、気温36度の炎天下の中
1時間半格闘。
シャワーを浴びたかのような汗だく状態のなか、発見したこと。
それは、彼らは通路を挟んだ畑の外からきているため、
全てを取り除くことは不可能である、ということでした・・。
暑さの限界もあり、すっかり気落ちした私。
道具の片づけは終えたものの、
土を掘り起こしたそのままの状態で帰宅しました・・・・。
自然栽培なので、除草剤や薬は使用したくありません。
調べてみたところ、地下茎で増えるタイプの多年草は
地上部の葉っぱからも栄養をもらっていることが分かりました。
ということは、地表面だけでも高温になれば
多少、成育は阻害されるのではないか?と感じ、
このまま、太陽熱養生処理を進めることにしました。
このあと、水撒きにも苦戦しました~💦
本来は、大量の雨で土の中まで湿らせるのがベストなんですよね。
しかし、今年の猛暑は雨が降らない・・・・
どれほど水が浸透しているのか?
結局よく分からぬまま、マルチング。
正直に言うと、猛暑の中での作業に
根負けしたということもあるのですが・・・。
あとは本当に天任せ。
新しい場所での自然栽培は
予想通り、手探りでのスタートとなりました。
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