戸惑いの植物たち

花が好きで育てて花が咲くと嬉しい。
380円の鉢植のハイビスカスが、2メートル以上に伸び、同時に83個も花と蕾を付けた事もあった。

ママは羊歯とか苔とか緑の植物が好きで、
今、東のベランダには2メートル程になったカポック、羊歯２つ、折鶴欄とシャコバサボテン、多肉植物、オキザリスがある。

どれもママが買ってきて、水やりをしていたが今の症状になる少し前から放置気味で
私がお世話している。




カポックの根元に
<カポック　@100　2007.8.22>
と書いたプレートがある。ママの字だ。
随分と長く我が家にいることになる。





私が世話をするようになってから
荒れた鉢植えや枯れかけた植物達を復活させるべく肥料や水をやり、植え替えて鉢を変えた。




シャコバサボテンは何年も蕾をつけなかったが、去年１つ花をつけるようになり今年は12個蕾をつけた。
萎れて葉は薄く、見るからに色も形も悪くなっていた姿からは想像出来ない復活劇。





折鶴蘭はまだランナーを幾つも伸ばし、多肉植物も花をつけるようになった。
ただ、残念なことにどれだけ手を尽くしても幾つかは枯れていった。

そんな中、
ブライダルベールという小さな白い花をつける植物は、その本体は枯れてしまったが水に差した茎から花を咲かせた。
昨日のこと。

ママが大事にしてきた気持ちを枯らすようで、一時期取り憑かれたように必死になった。

こんなにたくさんどうするの。。。
という気持ちと、折角長くいるんだからという気持ちの天秤はいつも揺れている。

それでも
枯れたなら仕方無い。
枯らさないように、手を尽くしてまた育っていくならそれも良し。

ブライダルベール
葉の裏は紫色

ブライダルベールが花を咲かせたのは嬉しかった。
本体が枯れてしまった分、少しずつ茎から挿し木のように出来ればと思っている。

私の好みはブライダルベールだけでも、
実家から来たシャコバサボテンや長老のカポックたちのこれからを、私は見守って行きたい。

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