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【鶴亀杯】#曲から一句 参加いたしました 【短歌】

鶴亀杯のスピンオフ企画「#曲から一句」。

面白そうだったので、参加してみました。

(2023年9月15日追記
#推し短歌  のハッシュタグを追加しました)


せっかくなので、以前紹介した二曲から。

ちょっと好みが偏っているので「知らないよー」と思われる方もいらっしゃるかと思いますので、ちょっと説明も加えつつご紹介します。

もし気になったものがございましたら、一度リンクをクリックしてみてください。


Empress /てにをは様


花たちが優劣つけず咲くように


不敵に笑え自分を愛せ



外見のコンプレックスを抱えていたとしても
「中身を磨いて誇ればいいじゃないか」と鼓舞してくれる一曲です。

ラスサビでは、PVの女帝様につい目を奪われてしまいました。


今回の短歌の基になった、素敵な歌詞の一部がこちら。

桜は己を美しいと自覚しているか?
蓮華は自分を可憐だと思い咲いているか?

花自身は、誰かに褒められようとか評価されようとか考えていない。
ただいるだけで、堂々と咲いているだけで美しいのだと。

そんなメッセージが伝わってきました。

劣等感に苛まれそうな時、必ず背中を押してもらえます。

もしよければ、作品と共に曲もお楽しみください。



回生/ゆくえわっと様


登っても登っても暗い雨の中

君に捧げる一本の傘



独特で抽象的な歌詞。なのに荘厳で、中毒性が高い一曲。


個人的には、高みを目指してもがき苦しんでいる、愛しの「君(あなた)」に寄り添っている視点の曲なのだと解釈しています。


今回の短歌の基になった、素敵な歌詞の一部がこちら。

てっぺんくらがって
そうある今日を踏みしめて


また、歌詞の冒頭では

降りしきる雨に傘もさせずにいたよ

とあったのに対し、最後にはこう変化しています。

止むことない雨に傘をさして歩くの


「傘」は文字通りの傘だけでなく、

愛しい人を困難や苦悩から守りながら寄り添っていこうとする「愛情」も隠喩されているのではないか…。

勝手にそう解釈しています。
そんな解釈では言葉が足りないぐらい、もっと深くて壮大なものを感じてしまうのです。

もしよろしければ、是非一度ご視聴ください。
なぜ私がこの曲を何度もnoteで紹介しているのか、なのになぜうまく文で伝えられないのか…。

その理由を体感できるかもしれません(笑)。




以上、#曲から一句でした。


この短歌を考えながら、改めて歌詞を作る人のセンスや想像力、言葉選びは秀逸なものだなと感じました。

思えば、一時期DTMに挑戦しようとしたのも、こんな歌詞を書いてみたかったからかもしれません。結局、音作りに挫折してしまい、機材たちとは疎遠になってしまいましたが…。


いつか歌詞だけでも、オリジナルで書ききることができたらいいな。

そう考えさせられる、良い機会でした。


鶴亀杯運営のみなさま、楽しい企画を催していただき、ありがとうございました。

ここまでご拝読いただいた皆様、お付き合いいただきありがとうございました。


それでは、良い休日を!


野乃

サポートに相応しいnoteを書けるように、サポートに相応しい人物になれるように、今後も努めて参ります。 もしも、万が一サポートして頂くようなことがあれば…泣いて喜びつつ大切に使わせて頂きます!