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(自虐とか謙遜じゃなくて)私はあんな風になれない
キラキラした人種に出会う
大学3年生の頃
就職活動の事で、ある学生団体さんにお世話になっていた。
その繋がりを通して、今まで自分の周りには居なかった学生さんたちと出会っていった。
まず、就活支援をしていた代表さんをはじめとする団体の人たち。
この人たちは、後輩の就活相談に乗りながらも「自分は将来何をしたいか、どうなりたいか」を考え詰めて、それに沿って行動していた。
中には様々な団体のトップを兼任している人や、後輩の就活相談と自分の就活を並行する人、東京まで行って活動するような人も…。
やっていることは違えど、皆はっきりと何らかの志があるように見えた。
更に4年生になると、今度は下の代の人たちの凄さを思い知った。
私より年下の学生が、学生団体を盛り上げる活動のリーダーになっていた。別の学生は、私も参加した事あるようなお祭りの学生代表に。そのまた別の学生は飲食店ビジネスに関わり、またまた別の学生は漁業のために奮闘し…。
この人たち、みーんな年下。でも私よりもずっと考えているし、行動している。そして、やりたい事をしっかりとやっていた。
もちろん同級生にも活動的な人がいた。
ヒッチハイクで日本一周、地域のミス〇〇としてPR活動、自身の絵のイベントを開催、海外の人との橋渡し役etc…。
みんな、いわば「本物の意識高い系」の人たち。口だけの人、意識高いフリの人はいなかった。
私が何も知らずふわふわと生きていた時間を、こんな有意義に使っているなんて。
当時は本当に衝撃を受けたし、皆がキラキラして見えたし。
何より「大学生って、人って、本来はこうあるべきなんだ!私もこうなれたら…!」と本気で思っていた。
私はあんな風に…
それから私は、就職活動をしたり、気になるイベントに顔を出してみたりして「やりたいこと」「志」「目標」を探してみた。
もちろん、その道中でもたくさんの活動的なキラキラした人種を見ながら。
…さて、現在2019年の3月。
もうすぐ就職を控えている私が、当時の事を振り返るとすれば、これに尽きる。
私は、あんな風には、キラキラした人種にはなれない。
夢とか志とか目標を掲げて、メラメラと燃える人にはなれない。
これは自虐とか謙遜とか、そういう類のものじゃない。
ただただこれまでの事を踏まえて、直感的に、そう感じている。強いて言うなら…悟りかな?
就職活動中に「自己分析」という名目でイヤってほど考えたけど、結局しっくりくるものはなかったし。
やりたい事を思いついたとしても、リスクが高いと保身を優先してしまうし。
そもそも、飽き性だし!(苦笑)
就職活動中にこの事実に気づいた時は、「マジか…」って絶望したものだけど…
ある時、たまたま記事を見つけた。心屋仁之助さんという、心理カウンセラーさんの記事。
心屋仁之助さん曰く、人には「めっちゃ族」と「ふーん族」がいるらしい。
めっちゃ族は夢や目標があるとうおー!と突き進むのに対して、ふーん族は起伏が激しくなくなだらか生き方を好むそうな。
この記事を読んだ時、
「私、ふーん族やん!」と気づかされるわ、ふーん族のインタビュアーさんの話には共感させられるわ、何より「夢なんて持たなくて大丈夫!」というタイトルに救われるわ…。これまた衝撃を受けた記事だった。
それがあって、今では受け入れられているし、あまり夢がない事を気にしなくなった。
私はあんな風になれないんじゃない。ならなくていいんだ!と。
羨ましくないと言えば嘘になるし、「きっといつかは…」と未だに思っているけど笑。
でも、夢がないならないなりに。
私の生きたいように、過ごしやすいように、楽しめるように、生きていけたらいいな。
そんな事を思い出していた、暇な日の夕方。
野乃
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