来ても面倒だけど、来ないと困るんだよなあ
もともと生理は不定期な方であったけれど
2か月来ないのは初めてだったので、産婦人科に足を運んでみた。
身体の中に管を通されて、お医者さんがいうには
「生理がくる気配がない状態ですね」とのこと。
どうやら排卵が、7月末以降止まってしまっているらしい。
また、多嚢胞性卵巣症候群の疑いもあるため、再検査を受けることも検討した方が良いとのことで。
もしもこの状態を放置していると、いつか必要な時に不妊治療を受けることになるかもしれないから、と。
そして、その検査を受けるためにはまずもう一度生理を迎える必要があるので、当分はホルモン剤を飲んでください、と。
ふむ、なるほど、わかりました。
納得して診察室から出て、会計まで待つ間、
自然とスマホで「多嚢胞性卵巣症候群」「女性ホルモン」などで検索をしていた。
以前も無排卵にはなったことがあったけれど、どうやらその時よりもちょっと深刻らしい。
そのせいなのか、待合室の時間は妙に自分の鼓動が強く感じたし、マスクの下の口元は固めに結んでいた。
正直、自分がこの件で動揺しているのが、意外だった。
「子供が欲しい」と思ったことがなかったし、
将来産む覚悟も、育てる覚悟も備わっていないから。
生理前はホルモンバランスが乱れてるのか
訳もない怒と哀の感情に悩まされるし
生理が来たら眠いし生理痛もあるし
出血の感覚が気持ち悪くて歩きたくない。
だから生理のことは当然好きなわけないし
来るたびに「面倒だな~」とぼやいていた。
そんな私にとって
「子供ができない・できにくい身体」というのは、俯瞰的にみると大したハンディにはならないはずなのに。
どうして、少しだけ落ち込んでしまうんだろう。
24歳という年齢にしては、直面するのに早すぎる問題だったからだろうか。
いつか心変わりしてしまった時に、苦労するかもしれないという不安があるからだろうか。
はたまた、ただ単純に、世間体がよろしくないと思ってしまうからなのだろうか。
まぁ、まだ再検査もしていないのに悲観的になっても仕方がない。
まずはとりあえず、ホルモン剤を飲むところからはじめるとするか。
もし通院や治療が必要になったとしても
不幸中の幸い…というと虚しいけれど、交際している相手がいるわけでもない。
お金や時間は、これまで以上にかかってしまうだろうけど…。
うーーん
女体って、面倒くさいなぁ。
野乃
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