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アラサー女のぼやき「あぁ、幸せって思って生きたい。」

小学生みたいな感想ばかりが頭に浮かんでくるアラサー女の今日のぼやき。

職場での昼休憩中の出来事。

私の隣の席のおじさまはお弁当を持参している。

「あ〜、腹減ったなぁ」

と言うおじさまのお昼前の空腹に同感しながら、弁当箱を開けてもぐもぐと食べるおじさまを横目で見た。

どんどん口の中に入っていく、惣菜達。

(いいなあ、美味しそう。)

そんなにがっついてもらったら作った方も嬉しいかもしれない。いや、もしかしたらこのおじさまの奥様は毎朝何で私が作らないといけないのよ!って忙しい朝に頑張って作ってるのかもしれないし、はたまた毎日の日課のように夫を送り出すために当たり前のように作っているかも。更には今日も頑張れ!と真心込めて作ってもらっているかも。

色々頭の中で考えては、(おじさま羨ましい。)と思った。

私も、こんな毎日弁当作ってくれる人いたら頑張れるだろうか。

と想像してみた。ちなみに相手も何もいないアラサー女である。顔はないけど、誰かが朝自分に弁当箱を持たせてくれ、いってらっしゃいと送り出してくれるという妄想を繰り広げて、(うん、何か頑張れそうやん)と隣の席のおじさまが一段と羨ましく思った。

いいな、私も弁当作ってくれる人、ほしい。

なんて婚活条件提示するような考えをしたところで自制した。弁当作ってくれなきゃ駄目なわけでもあるまいし、そんな条件で相手を考えるのはおよしなさい、と頭の片隅で声が聞こえる。

オジサマみたいな弁当を持参する毎日を過ごしていたら、ふとした時に弁当を見て「ああ、幸せだな」と感じそうな気がした。

おじさまが毎日の手作り弁当にどう思っているかは分からないが、自分のために誰かが何かをしてくれるというところが他人と家族になって生きる人生で感じること幸福感の一つなのかもしれない。

未婚、独身、アラサー、相手なし、ペットなし。
家庭は持っていないため、そこで得られる幸福感なぞは想像しかできない。

じゃあ、今の自分が幸福ではないかというとそうではないと思う。

むしろ特筆すべき困ったことも無い。小さな悩みは多々ある(ダイエットとか、肌荒れとか、腸の不調とか、慢性疲労とか、)が、大きな人生を揺るがす程の悲劇が起きているわけでもない。

ただ毎日、可もなく不可もなくの日常を送っている。だからこそ、特別幸せ〜!!と感じることもなく、平穏な毎日が流れていくだけで刺激も少ない。

時間だけが過ぎる毎日とこの先の見えない人生に抱くアラサーの不安も相まって私、幸せなんだろうか。という自問自答。

我ながら恐ろしい。何て贅沢な悩みなのか。毎日攻撃を恐れる戦地にいるわけじゃないし、環境が厳しい貧困国で生きているわけじゃない、拷問を受けているわけじゃない、衣食住全てが揃ってこうして床に寝っ転がりながらポチポチと文字を打っている日本に住むアラサー女が何を言っているのか。

何と欲深い。
仕事、ダイエット、人間関係、全てが上手く順調な時はふとした時に「幸せな生活おくってるな」と思う時もある。

育ててくれた親に感謝したり、とふとした時に思うのだ。

結局、どんな環境に置かれていても幸せかどうかなんて自分の感じ方次第で、どれだけ環境が満たされて良好でも本人自信が少しでも不満や不安を持っていると幸せじゃないんだろう。

人生ってそういうところの受容とかが幸福度と関係してくるんだろうか、とかまた漠然なことを考え始めた金曜日のアラサー女である。

かたやダイエットが上手くいかないからって悩んでる人間がいて、かたや明日は死ぬかもしれないと恐れている戦地の住民がいる。人種差別を受ける人もいる。

同じ地球上に。なんだこれ。こんなことってあっていいんかい。皆同じ細胞やないかい。と帰り道で行き交う人を見ながら理不尽を感じた。

昼のお弁当の話から急に重たくなったけど、私はただただ頭の中で考えるだけで何もしてない人間だ。ただぼやくだけ。

こうしろ、ああしろ。これが正解だ!この考えが是なんだ!と言うわけでない。ただ地球上の人間の動きって不思議で愚かで残酷だなあと思った。

幸せ、私はシアワセ。と無理に言い聞かせなくても良いと思う。
これを書いてるうちに悩みたい時は悩め。悩むことで向上できるかも!と逆転発想し始めた。

したいことは出来るし、やろうと思えば実行できる環境は幸せだよな、と自分に言う。

カフェでスイーツ食べてる時も幸せだし、本を読んでドキドキワクワクしてる時も幸せ。
スーパーで狙った肉の半額を見つけた時も幸せ。

アラサーです、結婚とかよく分かんなくて不安です、とか言ってるけど幸せっちゃ幸せ。

願わくば、いつかお昼のお弁当がついてくるといいなぁ、なんてまだ昼から半日経っても捨てきれない思いがあるのは許してくれ。

終わり。


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