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ココロをおだやかにするお守り イライラした時のルーティーン

イライラしたら、私は玄関をはく。
今回は、怒りそうなときにする”ルーティーンを決めておく”というお話。

身近な存在にイライラすることはよくあること。
このご時世、良くも悪くも同じ空間にいる時間が増えて、ちょっとした言動に今まで以上に腹を立ててばかり…と嫌気がさしている人もいるのでは?
そして怒ったり、イライラした後に、自分に後悔したり反省する…という魔のスパイラル。
子供の寝顔を見て、今日もごめんね、と心の中で泣くこともしばしば。

きつい言葉や、不機嫌な態度、大きな声で怒鳴るなどの行為は、
それによって、自分が相手を何とかさせようとしたり、自分のイライラは相手のせいだーという思いから始まることが多い。
でもその行動とると、結局、相手との関係性が悪くなる。相手によっては、どんどん遠ざかっていく。
でも自分だけがイライラを我慢するの?
マインドコントロール系の本などで、「自分の考え方を変える」という言葉をよく見る。
私もたくさん読んで取り組んできた。でも実際、考え方を変えるのは、本当にエネルギーがいるし時間もかかる。元に戻ってしまうこともある。できない自分に落ち込むこともある。

そこで変えたこと。

常に起こる目の前で起こるイライラの素たち。
どうしたらいいか。
よく「怒りのピークは6秒」とも言う。
でも6秒もその場で待っていられない。
イライラしないという意識を変えることは、仏様じゃない私には難しい。
だから私は、
カッと怒鳴りそうなとき、すぐ全く別のことをする。
その行動パターンを決めておく。
そう、イライラしたらやるルーティーンを自分の中で決めておく。
イライラしてはいけない、この考えを変えなきゃとその場で怒りに集中するのではなく、全く別のことをすることが大事だと思う。
しかもそれはできるだけ、簡単でやりやすいことだと行動に移りやすくていい。ちょっとでも体を使うことだとなおさらいい。
体を動かして別のことをする。すると、それに伴って意識も変わる。
そうすると行動が変わり、言動も変わってくるのだ。

これは脳の働きなのだ。
落ち着いてからなら、目の前の事実に冷静に向き合える。
解決策が必要なら、しっかりと一緒に考えられる。
(でもたいだいが大したことでないことも多い)
しかも、毎回別の行動を探すことは大変なので、パターン化しておくと、ルーティーンになり、無意識に、怒りではなく、別の行動へ移る。
自然と脳も行動も意識が移る。

ルーティーンの例として
(ここでは家の中でできること)
目の前のことにイライラしたら…私は、下の一つをするようにしている。
〇玄関をはく
〇洗面所で手を洗う
〇洗い物をする
〇トイレの便器を掃除する
他にも、
〇別の部屋をコードレス掃除機で掃除する
〇外で背伸びをする
(掃除が苦手だから、逆にちょこっと掃除ばかり選んでしまうのか笑)

どれもできるだけシンプルですぐできて、一つの行動で終わるものにしている。おおよそ5分以内を目安にしている。体も動かすものを選んでいる。
イライラの対象がリビングであることが多いので、リビングから一旦離れるため、あえて別の部屋や玄関などでできることにしている。

もう少し時間をかけてやった方が良い時には、
・お気に入りのユーチューバーの10分トレーニングをする
・スパイスカレーを作る
・ウォーキングする
なども考えている。
他にも、好きなお香をかぐ、押しのアーティストの写真集を開くなどなんでもいいと思う。
できるだけ簡単で、できたら体を動かすもの、その場からタイムアウトできるものなどがおすすめ。
私は、身近な存在ほど、気になり、すぐ怒ったり不機嫌な態度を示してきた。でもずっとこのままでは関係性が悪くなってしまうと危機感を抱いた。今からでも何とかしようと、できそうなことを紙に書きだし実行するようにしている。

例えば…
家の中、帰宅後、子供が宿題しないでダラダラしていることを想像してみよう…
こっちも忙しいし、今日は私も疲れているのに、家族は手伝ってもくれない…イライラが募ってくる。
喉まで罵声が昇ってくる。
そんなとき、いままでは、
怒る、あからさまに不機嫌な態度をする。またはカッとすることを我慢する。
結局、一通り怒鳴り、あとで気づくと、子供は学校で疲れて休んでいただけの気分なのに、怒られてどっか行ってしまうという結果に。
怒鳴るほどのことでもなかった気がする。
自分の心はモヤモヤ。
関係性を悪くしたことに後悔も残る。
続いて帰ってきた主人に、そのフラストレーションからさらに不機嫌をぶつける。
まさしく悪循環。
そうなる前に、最初、子供に腹立たしく怒鳴ってしまいそうになったとき、
「あ、自分はイライラしている」→習慣化していたルーティーンを使う(例えば玄関をはく)。
一呼吸おいたら、もしかしたら、子供も今日のことを話してくる“かも”しれない。その猶予を与えることができる。ゴロゴロの理由も、わかる“かも”しれない。
同じく疲れて帰ってきた主人の様子にも気づく”かも”しれない。
怒りに使わなかったエネルギーを、他の好きなことに使える“かも”しれない。(絶対ではない)

実際、すぐに身につくわけではない。
私も、わかってはいるけど…ってうまくいかず試行錯誤中。
でも、ルーティーンを決めておくだけでも、お守りを持った気になれる。
ちょっとだけ気分が前向きになる気がする。
不要な怒鳴りは減った気がする。

そして、段階的に、原因をつぶしこみ、根本をなくしていけばいいと思う。
氷山の一角のように、目の前で起きていることにだけにイライラしていることばかりでない。私の場合は。
だいたいが、自分が別のことで疲れていたり、満足感が得られていない(私生活や仕事など)ことでフラストレーションが起きていることが多い。
自分が楽しく過ごしているときは
そんなに必要以上に怒鳴ることが少ない。
もしくは、自分が満たされているときは、周りの行動も違う気がする。

満たされていない原因でよくあるのが
・寝不足
・お腹がすいている
・仕事でうまくいっていない
・人間関係がぎくしゃく
・不安なことがある
・疲れている
・息抜きをしたいと思っている
・家族とゆっくり話したいと思っている
・好きなことをする時間がない
・栄養不足(タンパク質や鉄分など)

根本に対処できると、ちょっとしたことで怒鳴ることも減ってくる。
そして、自分だけでなく、周りとの関係性もよりよくなると思う。
まずできることから始めてみるといいと思う。
今日はそんなお話でした。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

追記
私はこのルーティーンを決めてから、このルーティーンを出動させるほどのイライラが減った。決めたことで、なんだか心に余裕ができたみたい。お守りになったようだ。そんなことにも気づいた。

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