書いて、書いて、生きていたいね。
言葉にできないくらい辛いことはあるのだと、人として生まれて初めて思い知った。
5年間、大学生の頃から一緒にいた恋人が、この夏に過労で倒れた。以来、家から出ることはおろか、日常生活を自力で行うことすら難しくなった。
遠方の実家に帰った彼とは、この半年のうちに一度しか会えていない。電話で声を聞くことすらままならない。一人暮らしの彼の家によく遊びに行っていたことなんて、まるでおとぎ話か夢だった。
実際、夢を見ていた。2人でつくる料理は楽しくて、何を食べようか話しながら近所のス