「紙の動物園」ケン・リュウ
「中華SF」
そう聞いて「中国」という言葉にアレルギー反応した人も、「SF」という言葉に拒絶感をもった人も、ちょっと待ってほしい。
ここには、中華だけでなく、西洋料理もあれば、和食もある。
古典的なSFもあれば、切ないファンタジーもある。
全てを美味しく食べることもできれば、好き嫌いのある人でも、1つぐらいは美味しく食べることのできるものがある。
そんな短編集、それが今回紹介するケン・リュウの「紙の動物園」だ。
SFのトレンドにはすっかり疎くなって久しいのだけれども。
以前