Perfume「Reframe」

Perfumeデビュー20周年、メジャーデビュー15周年の記念映画、2019年10月の渋谷公会堂のリニューアルのこけら落としで開催された「Reframe」を映画化した、「Perfume Refreame THEATER EXPERIENCE」を観てきました。

Perfumeは、もう単なる「アイドル」というよりは、高度なパフォーマーである三人をコアとした、テクノロジーとポップスを融合した「プロジェクト」と呼んだ方が適切ですよね。
勿論、パフォーマーである、あーちゃん、のっち、かしゆかの3人がいてこそのPerfumeなんですけど、その背後で振り付けやセットリストをきっちりプロデュースするMIKIKOさんや、サウンド面での田中ヤスタカや、デジタルヴィジュアルの地平線を開拓していくRhizomatiksなどなど、膨大なバックステージを支えるメンバーがいて、その要求に3人が適確に応えていくことで、唯一無二のエッジの効いた最先端のエンターテイメントパフォーマンスが、ケミストリの様に生み出されていく。

そういう「総体」が「Perfume」という名の「プロジェクト」なんだなぁと。

それは、もう何年も前から思っていたことなんだけれども、こうして劇場という、しかもコロナ禍の中の映画館という制約の多い空間で、その制約の中でどこまで行けるのかを見せつけられた映画でした。

いあやぁ、Perfumeはやっぱりすげぇわ。

極初期の、「パーフェクトスタイル・パーフェクトスター」の辺りで「これはヤバい!」とドハマりした身からすると、今のPerfumeの切り拓いている地平は想像もつかなかったし、これからもどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、期待感しか無いです。

2週間限定なので、観られる人は少ないかもしれませんが、是非劇場で。
彼女たちのこの20年の「再構築(Reframe)」を見届けていただきたいですね。

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