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プロジェクトと通常業務の違いは?仕事を進める上で知っておきたい7つのポイント【後半】

こんにちは!
野見山です。

前回の記事では、『プロジェクトと通常業務の違いは?仕事を進める上で知っておきたい7つのポイント【前半】』を紹介しました。

今回は前回の続きということで後半です。

■プロジェクトと通常業務の違いは?

前回も紹介しましたが、プロジェクトにアサインされたときにまず認識しておくべきことがあります。

プロジェクトの進め方は通常の業務とは、全く別物であるということです。
※通常業務の意味合いですが、毎日・締や月次のタイミングである程度やるべきことが明確になっている業務のことと定義します。

通常業務の際は活躍しているメンバーでも、いざプロジェクトにアサインされたら苦労すると言うことも多々あったり…

それを避けるためにも、プロジェクトと日常業務の違いを押さえておく必要があります。違いをまとめると以下の通りです。

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今回の記事では以下のポイントについて紹介していきます。

④人材の違い
⑤手順の違い
⑥リスクの違い
⑦姿勢の違い

■人材の違い

通常業務では人材が「固定的」があり、プロジェクトではより「流動的」になります。

「経理の月次決算業務」を例に挙げると、毎月のメンバーの業務・役割は人が異動でもしない限り、そうそう変わることはありません。通常業務は決まったメンバーと業務を回していることになります。

一方で、「基幹系業務システムを刷新する」といったプロジェクトでは、部門を跨いだ全社横断で改革を進めることが多々あります。

そうなると、必然的に普段は一緒に仕事をしない他部門のメンバーと仕事を進めることになります。社外を見渡すと、ベンダーやコンサルタントなどの専門家と仕事をすることもあったりと、初めて一緒に仕事をする人が多くなるのが当たり前になっていきます。

初めて一緒に仕事をするということは仕事の進め方も難しくなってくるわけですが、このようにプロジェクトでは人材を流動的にアサインしてチーム編成を進めていきます

■手順の違い

通常業務では手順が「既存」のものがありますが、プロジェクトでは「都度策定」する必要があります。

人材が流動的にアサインされることで、初めて一緒に仕事をするメンバーが多くなるわけですが、これがプロジェクト運営を難しくさせる要因の一つです。

・メンバーによってスキル差がある
・メンバーによって得意な領域と不得意な領域がある
・人をリードするタイプか、作業を正確に行うタイプか

などと、異なる経験や価値観を持ったメンバーと仕事を進める必要があります。

加えて、プロジェクトでは初めて取り組むことにチャレンジすることが多々あるため、メンバーの強み・弱みを把握しながら、作業プロセスを構築していく必要があります。

■リスクの違い

通常業務ではリスクに「確実性」がありますが、プロジェクトでは「不確実性」がつきまといます。

プロジェクトのスコープ(範囲)や予算、用件が急に変わったり、プロジェクトでは想定外のことが常に発生してきます。

プロジェクトを推進するリーダーに求められる要素として、リスクをどれだけ見通しておけるか?、が挙げられます。発生しうる最悪なケースをいくつか想定しておくなど、プロジェクトのリーダーは楽観的なタイプより、心配性なタイプの方がちょうどいいと考えています。

■姿勢の違い

最後に姿勢についてですが、通常業務では「秩序と規律性」を重んじ、プロジェクトでは「柔軟性と機動性」も求められてきます。

プロジェクトに「秩序と規律性」がいらないか?というとそんなことはないのですが、これまで紹介してきた通り、プロジェクトは状況によって変化し、不確実性があります

そういった状況で最善の判断を行い、当初の計画を軌道修正できるような、「柔軟性と機動性」は重要になってきます。

■まとめ

今回は「プロジェクトと通常業務の違いは?仕事を進める上で知っておきたい7つのポイント【後半】
」というテーマで書いてきました。今回は以下の4点を紹介しました。

④人材の違い
⑤手順の違い
⑥リスクの違い
⑦姿勢の違い

次回は「プロジェクトにおける不確実性とは?」というテーマを紹介予定です。


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