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XがまだTwitterだった頃


今は昔、XはTwitterという名前だった。
その少し前に、コロナウイルスによるパンデミックが発生したり、元首相が銃撃されて死んだり、第一志望を目指して浪人するやつなんかがいたりした。
そして確か同じくらいの時期、大手事務所の元トップの性加害問題が明るみになったり、原爆処理水が海に流されたり、膝を捻挫して残り少なくなった夏休みを家で大人しく過ごすしかなくなったやつなんかがいたりした。

2023年夏の出来事。

シンリズムが本名だと知り、何かが救われたような気がした。それと同時に、スガシカオが本名だということも知る。

スーパーカーの曲を聴いていた。高校時代、スーパーカーの曲をLINEミュージックに設定している人がいたことを思い出した。
ふと、話しかけてみれば良かったなと思った。
高校時代はひねくれており、友達は3歳からの親友たった1人だけで良いと思っていた。そのため極力他人とコミュニケーションをとることを避け、何かに属することから逃げていた。そんな私に「あんたは一匹狼やもんな~。」と言ってくれた子がいて、それがなんとなく嬉しかった。
一匹狼だと認識される事に安心感を覚えていた。「病名でもついたら いじめられないし もう少しは楽なのかな」という詞に、この安心感と通じるものがある気がする。

群れたところで、そこで交わされるのは表層的で非生産的な会話。だから一人、岩渕想太のnoteを読みながら母の作った綺麗な弁当を食べていたりした。
文化祭の日、自分のバンドの出番が終わるとともに学校を抜け出して野外フェスに行くような高校時代だった。

そんな人付き合いの仕方は年齢とともに変わった。
大学に入り、根源的な話を交わせる友達が増えた。あとシンプルにコミュニケーション能力が上がった。便宜的に属する場所が増えたし、そこでそれなりに上手く楽しんでる。

今特に楽しいのは、最近始めたカレー屋さんのバイト。夏が本格化する少し前、音楽関係の繋がりができそうなバイトを探していた。
ラジオ局や、BAR・レコード屋さんなど思いつく限り調べたが、条件があうバイト先がなかなか見つからなかった。
そんな折に、ふとビビッとくる求人情報を見つける。それが今働くカレー屋さんのものだった。
迷いなしに応募、素早く面接の予定を取り付ける。
そこで待っていたのはやはり音楽関係と繋がりの強い、というかそもそも彼自身が海外ツアーなどを回るアーティストだった。
自分の直感を誉めつつ、形式的な面接を無事終える。と、趣味の話・夢の話など会話が弾み、面接に来たとは思えないほど楽しい時間を過ごした。
何か新しいことが始まる予感を胸に抱いて、2時間弱に及ぶ面接(仮)を終えた。

そこから連絡を待つこと約2週間。
採用が決まった。
そんなこんなで今はカレー屋さんで働いている訳だが、日々新しい刺激ばかりで何か浮き足立っている。
バイト仲間がアーティストだったり、某有名アーティストのマネージャーと友達だったり、音楽ライターと友達だったり、面白い話がたくさん聞ける。店内には、中森明菜やC-C-B、チェット・ベイカーなどのレコードが置いてある。
直感に従って、迷いなく行動した7月の自分を褒めたい。そんな夏だった。


ふと、去年の夏頃のnoteにはおすすめの曲を貼りまくっていたことを思い出したので、初心に帰るつもりでまたやってみる。

こういう、中華風の曲には何故だか惹かれてしまう。SUPER BUTTER DOGの「FUNKY ウーロン茶」って曲も中華風でクール。あと浪漫革命の「愛は1/2」も大好き…。

これは、1人でインド10日旅行とか行けちゃう大学の仲良し、K氏が教えてくれたアーティスト。めっちゃ音がいい。
ところでK氏って言うと、一気に星新一のショートショート感出るから面白いよな。って感じで、話の着地点が曖昧になってきたためおすすめ曲コーナーもこの辺にしておく。

それではまた。
みなさんグッドミュージックと共に良い日々をお過ごしください

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