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ほぼ初対面の8人で約1週間ロードトリップをして感じたこと。

6月末にほぼ初対面の8人で、約1週間かけてアメリカのアリゾナ(AZ)、ユタ(UT)、アイダホ(ID)、ワイオミング(WY)を巡るロードトリップをした。グランドキャニオンやイエローストーンなど、ナショナルパークを中心に訪れ、数々の絶景に感動し地球や自然の素晴らしさを改めて肌で感じた。

ロードトリップとは?

今回の旅についての投稿をしていて「ロードトリップって何?」と聞かれることが多かったので補足として説明しておく。

road trip
noun
1. a journey made by car, bus, etc.
2. NORTH AMERICAN
in sports, a series of games played away from home.

https://languages.oup.com/google-dictionary-en/

1の意味がこの場合には当てはまる。要約すると、車やバスなどの乗り物を使って移動しながら旅をすることだ。今回わたしたちは予算の関係上大きめのバンを借りての旅だったが、キャンピングカーを使う人たちも多い。
日本のバラエティが好きな方なら、『あいのり』という番組を想像してもらえると理解しやすいと思う。

AZ, UT, ID, WYを巡るロードトリップ

それぞれの詳細は過去の投稿で詳しく書いているので、以下にリンクとしてまとめておく。

ロードトリップを終えて

今回の旅を経て感じたことや自分に足りなかった部分、今後の課題も見えてきたので以下にまとめておく。

個人主義と集団主義

日本は集団主義的、欧米は個人主義的ということはよく耳にする。日本人にも色々なタイプの人がいるので一概に「集団主義的」としてしまうのはあまり好きではないのだが、わたし自身はかなりこの特性を持っているなとこの旅で強く感じた。約1年半日本を離れているからそろそろ集団主義なんて自分の身から抜け落ちているのではないかと思っていたが、かなり根強く残っている部分だった。「まあどっちも長所と短所を持ち合わせているから、どっちがいいってわけでもないけどね〜」などと今回の旅で仲良くなったドイツ人の子と話し合ったりしたのもいい経験だ。
ちなみに彼女はわたしが集団としてのベストな意見を言うとすぐに見抜いて、「ゆき自身はどうしたいの?」とすかさずツッコミを入れてくれた。
確かにわたし以外のメンバーは行きたいところはもちろん、車内の座る位置まではっきり意思を示していた。わたし的にはどこに座るか決めることに時間を取る方が嫌なので、毎回「どこでもいいや」と言っていたのだが、「本当に?ゆきいっつもそう言っているけれど大丈夫?」と聞かれることも多々あった。わたし的にはいやいや、そんなのどうでもいいじゃん、という場面でも彼らはしっかり意思を持っていてそれを示すのが当たり前だ。頭では理解していたつもりだけれど、実際大人数のグループ行動をするとなるとこれがかなり大変だ。その違いを念頭において、もうちょっと自分も上手く立ち回れていたらより良い旅になっていたかもしれない。
今度欧米人の人数の多いグループに入る場合は気をつけたい。

言葉の壁

これはしょうがない部分ではあったが、第一言語が同じ人同士で固まることが多くなってしまう。今回の旅ではドイツ人5人、イタリア人2人、日本人わたしのみだったことも原因かと思う。もちろんお互い「英語で会話しようよ」と声をかけあっていたが、やはり長い期間一緒に過ごしているとそれも疲れてくる。結局旅の最後の方はドイツ語とイタリア語が飛び交う時も多くなって、わたし自身も「英語で話してよ」の一言を言うことにもうんざりしてしまった。
まあ気持ちはわかる。欧米の子達はほぼネイティブレベルで英語で会話できるが、それでも第一言語が通じる人が周りにいれば母国語を話す方が圧倒的に楽だろう。
この旅の最中にドイツ人達の間で仲間割れがおき、彼らが声を荒げて言い合いをしていたときもあって、ドイツ語なんて全くわからないわたしからすれば、「う〜んみんなすごい剣幕だけれど何が起こってるのかしら」みたいなこともあったのも思い出だ。(のちに仲良い子たちが全て英語で内容を伝えてくれたのはありがたかった。)
わたしももっと彼らのように難なく話せたら会話も広がったのかなと思った。また、問いかけたりなど会話をわたし側からもっと多く会話を発信していれば、もっと深い関わりをもてたかもしれない。ここは英語学習者のわたしにとっては永遠の課題だ。

責任と信用

今回の旅のメンバーは、わたしの友達がオペアのグループチャットで参加者を募ったこともあり、ほぼ全員初対面だった。旅の仲間にはNY住みのオペアが数人いたので、幸いなことにわたしは事前にその子たちには会っており彼らの人となりを知っていたが、彼ら以外は旅を始めたときに直接顔をあわせることとなった。
このロードトリップの前日夜〜1日目についての投稿でも触れたが、本来は9人で旅する予定が色々あり結局8人になった。彼女が来れなかったのにはしょうがない理由もあったが、その後色々な支払いをめぐって揉めたりすることがあった。
旅をしていく中でも、金銭問題というのは常に付きまとう。みんなで食費やホテル代、レンタカー代など割っているので、かなり高額なお金が動くことも多々ある。今回、金銭のやり取りで揉めたのは結局当日来れなかった1人だけだったのが幸運だった。彼女以外はしっかり支払いについて責任をもっていたように思う。
また、今回の旅で非常に大きな役割を果たしたのが割り勘アプリだ。便利な世の中、あるものを最大限に利用するに限る。このアプリのおかげで、混乱することなく支払いもスムーズだった。
下のURLが実際に今回大変役に立った割り勘アプリ↓


臨機応変さ

ほぼ初対面の人たちと生活を共にし旅をするのは、時にはかなりのストレスとなる。相手が自分と違う文化やライフスタイルだとより大変だ。最低限一緒に旅する仲間の人となりが事前に知れていれば、「ああ、あなたはこういうタイプなのね」と納得することもできたかもしれない。今回の旅では事前に旅の仲間がどういう人たちなのか知る機会がほぼなかったので、旅の最中にこれが原因で問題が起きることが多々あった。
旅には問題がつきものだ。特に大人数で行動を共にする場合、問題なんてしょっちゅう起こる。このロードトリップももはや何も起きなかった日はないのではないかというくらいまあ色々なことが起きたものだ。(これもnoteにまとめたらちょっと面白そうだけれど、完全に愚痴みたいになりそうでしかなく、そういう類いのものを書くのが苦手なので書き留められずにいる。笑)
わたし自身ある程度の柔軟さはあると思っていたがまだまだだと強く感じた。


色んな国からの参加者と出会うことができるオペアプログラム。このロードトリップはそんなオペアプログラムだからこそ実現できた旅だったように思う。はっきり言ってものすごく大変だったけれど、良くも悪くもわたしのオペアライフの中で確実に一つの大きな思い出になった。
とはいえ今回のロードトリップでかなり身も心も疲弊したので当分は少人数か一人で旅に出ようと思う。笑

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