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誰かを想って料理をする。

すっかり秋になってしまった。
コロナ自粛期間は春だったから、知らないうちに季節が2つも進んでいた。

これまでのnoteにも書いている通り、わたしの趣味は料理です。
ただ、自称東京都で1位2位を争うほどの暑がりなわたくしは、夏はなかなか料理の気が進まない。

そして待ちに待った秋、そして毎年恒例の10月のとある1日。
久しぶりにしっかりと料理をしたので、記録しておこうと思います。

表題について

もっと前、大学時代の友人と他愛もない話をしていたときのこと。

当時、ちょうどAIとかRPA(ロボット)とか、そういうのが人々の生活を変えていくよ、というのが取り入れられるようになったときだったと思う。
事務作業とか人がやらなくていいことは、どんどん機械化していく、ということで。

今のわたしたちのお仕事も、きっと変わっていくだろうから、これから「人」に求められることってなんだろうねえ、と話していた。

そのときの彼女の言葉がすごく印象的である。

人にできるのは、「心を込めるということ」。
ロボットにできないのは、「心を込めるということ」。
ロボットは、好みの料理は作れるけれど、そこに愛情や思いやりはない。

ということ。

めちゃくちゃ深い。めちゃくちゃ好きな言葉。愛情、とか、友情、とか、思いやり、とか、定量的に数値化できないものは、人にしかできないのかもしれないなあ。

もしかしたら、いつかの未来ロボットたちは感情を持って、その人との思い出や会話を記憶することができるようになるのかもしれないけれど。

そうなったら、またそのときに。

2020年10月。

高校時代の親友は、好き嫌いは多いが食べることが大好きで、その子の誕生日のために毎年フルコースを振る舞うというのが恒例になっているのです。
(今年は、4回め。)

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今年は、コロナ期間に作った、魔女の宅急便のニシンのパイを食べてもらいたかったから、メニューに組み込んでしまいました。

メニューは、こちら。
 ・生ハムとグレープフルーツのサラダ
 ・ニシンのパイ改め、「タラのパイ」
 ・ローストポーク
 ・ミートボール
 ・オニオングラタンスープ
 ・フロランタンのタルト
 ・美味しいワイン、パン

気にかけていること

メニューは、毎年なるべく被らないように。
彼女がそのときに好きな食材を取り入れられるように。(SNSは入念にチェックをします。)

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スーパーで見つけたディル。
彼女が今年の8月に、「ディルが好きだ」と言っていたのを覚えていたものだから、すかさず買って見たものの、何に合うかもわからないので、サラダにとりあえずのせてみたら、とても美味しかった。

まとめ

誰かを想って作る料理がとても好きです。
わたしは、食べるより作るほうが好きだから、喜んでもらえるだけでとっても嬉しい。プロじゃないし、味は平凡かもしれないけれど。思いやりは、ミシュラン3つ星のシェフにも、万能お料理ロボットにも、勝てる自信がある。(かもしれない)

いつかの未来ロボットに負けないように、お友達も料理も大切に、ずっと好きでいられるように。
秋から春まで、また修行です。

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