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現役コンサルタントが「メジャースポーツとマイナースポーツの違い」を分析してみた話

このnoteは、コンサルファームに勤務しながら、パデルの選手活動およびパデル協会の広報をしている私が、パデルを「メジャースポーツ」にすべく、「メジャースポーツ」と「マイナースポーツ」の違いを考察した話の第一弾です。

メジャースポーツの定義とは

メジャースポーツとマイナースポーツを考える上で、何がメジャースポーツなのか考える必要があります。要するに定義付けです。

一般的にスポーツ界のステークホルダーは「する人」「観る人」「支える人」と言われています。そして、それを取り巻く「コンテンツホルダー」「行政」「メディア」「施設(スタジアム・アリーナ)」「スポーツ推進企業」があります。

ステークホルダーの多さ=メジャーと考えることができます。

メジャースポーツは「する人」「観る人」「支える人」全てが十分に存在していると定義できます。

さらに言うと、「支える人」は「する人」「観る人」の多さに比例して増えます。

つまり、「する人」と「観る人」が多いスポーツがメジャースポーツと言えます。

※後述しますが、「する人」はアスリートとして活動する人と趣味として楽しむ人の2パターンに分かれることも考慮する必要があります。

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※アビームコンサルティングのHP引用

メジャースポーツは何か

では、200以上のスポーツがあると言われる中で、何がメジャースポーツと言えるか。その基準はなにか。一言で答えを出すのは難しいですね。

サッカーや野球は間違いなくメジャースポーツといえるでしょう。では、卓球はどうか、サイクリングはどうか、柔道はどうか、、人によって異なりそうですね。

ここで定義した

「観るひと」×「やる人」の人数が多い=メジャー

とすると、下記のようなポジションマッピングができます。

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ここにいくつかの競技を当てはめていきます。

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「する人」が多いスポーツは、環境面で手軽にできるスポーツや、部活として導入しているスポーツは強いですね。

一方で、「観る人」が多いスポーツは、特殊性を持つスポーツに多そうです。フィギュアスケートや相撲、格闘技は相当のフィジカルトレーニングや技術を積まなければ、楽しめるスポーツとはいきません。その特殊性があるからこそ、価値あるスポーツとして、観る人を楽しませていそうです。

そして、マイナースポーツはこのどちらも兼ね備えていないスポーツです。マイナースポーツがメジャースポーツになるためには、「観る」楽しさ、「する」楽しさを訴求していくことが必要です。その施策を検討していくことが求められます。

次回以降は、

①競技人口が多いスポーツ
②観客が多いスポーツ
③マネタイズ出来ているスポーツ 

をそれぞれピックアップし、成功事例から分析していきたいと思います。

この分析のベースは、私一人ではなく、MSBS(下記詳細)メンバーと「マイナースポーツゼミ」という形で語り合ったことのまとめとする予定です。

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