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侠客鬼瓦興業 第47話「吉宗くん筆卸」

まさか、ここがあの有名なソープランドという所だったなんて・・・

僕はまったく気がつかないまま、爆裂ナイスバディーのマライアさんに導かれて、ハメリカンナイト名物、愛の螺旋階段を登ってしまったのだった。

「お客さん、かっこいいねー、私の好みだな~」
マライアさんは色っぽい目で僕を見つめながら、そっと耳もとでささやいてきた。
「いや、かっこいいだなんて・・・」
「ううん、かっこいいよーお兄さん・・・、もてるでしょ、うふふ~ん」
マライアさんは、そう言いながら、その豊満なボインを更に僕の腕に押し付けてきた。

(あっ・・・、そ、そんなことされたら・・・)
気がつくと、節操をしらない僕のあそこは、見事なもっこり立ちになっていた。
(ま、まずい!)
僕はもっこり立ちを隠そうと、腰を後ろに引っ込めた奇妙なスタイルで歩いていた。しかしすべてお見通し、マライアさんは僕のそんなあそこを見て一言
「元気いいねー、お兄さん、うふふ~ん 」
そう言いながら、さらに巨大なボインをむぎゅっと押しつけてきた。

(あー、そんなことされたら、僕のスケベな心が!)

「いいのよ、隠さないで、若い男の子なら当然の事なんだから」
マライアさんはそう言いながら、僕を廊下の奥の部屋へと導いていった。

「はい、ここが貴方と私のハメリカンナイトのお部屋でーす」
マライアさんはウィンクをしながら、ピンクのドアを開いた。
「え!?」
僕は思わずその異様な世界に言葉をうしなってしまった。

広々とした空間には、頭の部分に大きな鏡のついたベットが、そしてそこから一歩下がったところに、キラキラ、ラメの入ったピンクの浴槽、その横には白い大きなビニールの四角い空気ボートが立てかけてあった。

(ここっていったい?)

「さあ、どうぞ、腰掛けてください」
僕はマライアさんに導かれてベットの上に腰掛けた。

「ちょっとだけまっててね・・・」
マライアさんはそう告げると、なにやら僕の後ろでごそごそと音を立て始めた。
僕は気になってチラッとベットの頭にある鏡に目をうつした、するとそこには、ハメリカンスタイルの洋服を脱いですっぽんぽんになっている、マライアさんの姿が映し出されていた。

「・・・あっ!?」
僕は驚きと興奮のあまり鏡に向かって声をだしてしまった。
と同時に鏡に映ったマライアさんの目と僕の目が・・・
「あ、すいません・・・、つ、つい」
「あら~、見られちゃった~、うふふーん」
マライアさんは豊満なバストを隠そうともせず、僕に微笑んできた。
「いや、見るつもりは・・・」
僕は慌てて鏡から目を離すと、目の前に置かれている変な形の椅子に目をやった。

(・・・?)

それは50センチ位の金ラメ入りの大きな椅子で、なぜか座る部分の真ん中がえぐられている不思議な形の椅子だった。

「お兄さん、見るの初めて、ピンクチェアー?」
「ピンクチェアー?」
「別名スケベ椅子っていうんだけどね」
そういいながら目の前に現れたマライアさんは、髪を上にまとめ上げ、爆裂バディーの上にピンクのバスローブをまとっていた。

「お兄さん、こういうところ初めてなんだ」
マライアさんは僕に声をかけながら、ベットの部屋から一段さがった浴槽に近づくと、豪華に飾られた蛇口の栓をひねり中にお湯をため始めた。

「あ、はい、初めてです・・・」
「へー、でもすごいね、、ここ高いのに、初めてでこんなところ来れるなんて、お金持ちなの?」
「いや・・・、あのお金は、会社の上司が・・・」
「えー、すごーい、良い上司さんだねー」
「は、はあ、はい・・・」
とその時だった。

コンコン!
後ろのドアから小さなノックの音が・・・ 

「あれ?ちょっとまっててね」
マライアさんはそう言うと、ドアをそっと開いて廊下に顔を出し、急にうれしそうな声をだした。
「あらー、伊集院ちゃん!」
「え!?」
その声につられ、僕も振り返った。
そこには嬉しそうに女の人と腕を組んで立っている銀二さんの姿があった。

「あー、銀二しゃ~ん!」
僕は銀二さんの顔を見た瞬間、今までの緊張から解放され思わず涙顔になってしまった。
「なんて面してんだ、お前、これから最高のひと時が待ってるってのに」
銀二さんは呆れた顔で僕を見ていた。
そんな僕と銀二さんを見てマライアさんが
「あらー、このお客さん伊集院ちゃんのお連れさんだったのー?」
「おう、いい男だろ、マライア」
「うん、男前だよね~」
僕を見ながら楽しそうに微笑んだ。

「でも、こいつ、まだ未使用なんだよ・・・」
「え!本当~?」
マライアさんは驚いた顔で僕にふりかえった。

「そういうわけだから・・・、筆おろし、よろしくなマライア・・・」 
銀二さんはマライアさんにそう告げると、
「さあ、俺達もやるぞーークリスティーヌー!!」
「いやん、伊集院ちゃんったらー」
隣の女性といちゃつきながら別の部屋へと消えていった。

(い、いったいここは何所なのー?これから何がおこってしまうのー?)

僕はなぜか伊集院ちゃんと呼ばれる銀二さんが去った後、さらなる不安と恐怖と緊張にさいなまれていた。
そんな僕の心をよそに、マライアさんは扉を閉めると、ドアのガラス窓にタオルで目隠しをして、腰をくねらせながら僕の前にしゃがみこんだ。

「へー、筆おろしだったんだー、お兄さん・・・」
そう言って、下から僕を見つめるマライアさんは、いつの間にか獲物をねらう女豹といった表情にかわっていた。

バスローブの隙間から、ボヨヨーンと豊かな爆裂ボインを覗かせながら・・・

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※このお話はフィクションです。なかに登場する団体人物など、すべて架空のものです^^

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