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【勝手に人生相談 No.476】小学生の娘「学校がつまらない」 ( 千葉県・40代女性)


▼ご相談内容▼

40代の看護師女性。

小学校低学年の娘についての相談です。

娘はややネガティブな思考の持ち主で、保育園に通っている頃から、「つまらないから行きたくない」と毎朝言っていました。

小学生になってからも、「学校に行ってもよいことはないし、つまらないから行きたくない」と言うようになりました。

学校には友達もいますし、特別に嫌あことはないようです。

「よいことがないから行きたくない」という娘に対して私は、学校は必ずしも楽しいだけの場所ではなく友達と学ぶ場であること、学校に通えて健康で過ごせることがどれだけ素晴らしいことかを言葉で伝えています。

しかし、あまり心に響いていないようです。

私も学生の頃は、学校に通う意味がなかなか理解できませんでした。

どのように娘に伝えたらよいですか。

千葉県・40代女性

▼やまのぼ回答▼

 世の中には意味のないこともたくさんあります。

 でも、だからと言って、それをやらないでいると、どんどん生きずらくなるものです。社会は、意味のあるものと、そうでないもので構成されているとも言えるでしょう。

 学校へ行くということは、意味のあることの代表的行為だと思います。
ましてや、義務教育なのですから。

 ところで、小学校低学年といえば、まだ10歳そこそこのお子さまです。

 言葉で論破しょうとしても、無理なことだと思います。
世の中の成り立ちや、社会性や、それこそ善悪だって、はっきりしない年齢です。言うならば、自分が何者かも、まだわからない年頃だと思います。

 専門家でもない私が、偉そうなことは言えませんが、あえて私見を述べさせていただこうと思います。

 まず、あなたのやるべきことは、娘さんに質問することです。

学校に行ってもよいことはないし、つまらないから行きたくない」という娘さんに、だったらよいこととはどういうことなのか?つまらないと思うことはどういうことなのか?

 多分、明快な答えはできないと思います。なぜならば、単なる駄々っ子状態だからです。

 試しに質問してみましょう。
学校へ行かないのなら、何をしたいのか?」と。
多分、これにも明快な答えはないと思います。

 次にあなたのやるべきことは、ご自分の小学生の時の体験談を話してあげましょう。ご自分も、行きたくなかったことがあったんだと。

 それは、娘さんにとても響いて行くと思います。娘さんの今の心境とシンクロするからです。

 そうして波長を合わせたうえで、改めて話し合うことです。

「学校に行かないでも、いいことを数えてみましょう」とか、
「学校へ行ったときに、つまらないと思うことを数えてみましょう」とか、
「学校へ行ったときに、楽しいことはひとつもないのでしょうか?」とか。

 それを、ひとつひとつ書き出してみれば、もっといいかと思います。

 頭ごなしに「学校は絶対に行くべし」という論法だけは、タブーだと思います。学校に行かないという選択肢も加えるべきです

 最後に、学校へ行かないのなら、そのとき何をどうするのか?を一緒に考えてみることです。

 学校へ行かない自由を選択した時には、自己責任を伴うことまで、話合えるとよりベターです。そして、その責任とは何かまで考えることも必要かと思います。

 とにかく、一緒に結論を出すことが、一番大切なことだと思います。どんな結論になっても、あなたのやるべきことは、娘さんをバックアップしてあげることです。

 人生には、これが絶対正解!だということはありません。いろいろの解決方法があるのです。そのことを学ぶいい機会にしたいものです。


▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.477】福島県・50代女性のご相談です。「不倫し結婚 子に伝えたい」を、予定しております。

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