【勝手に人生相談 No.477】不倫し結婚 子に伝えたい ( 福島県・50代女性)
▼ご相談内容▼
50代の会社員女性。
高校生の子どもが2人います。
夫とは不倫の末、結婚し、そんな自分が嫌いで人目を気にして生きてきました。夫の前妻に子どもがおり、私は子どもを産んではいけないと考え、何度も中絶しました。
しかし、30代半ばに「親に孫の顔をみせたい」「親になってみたい」と思うようになって出産し、ありがたいことに子育てを経験させてもらっています。
夫は自分が中心でないと気が済まない人で、暴力をふるい、家庭をかえりみませんが、「自分が選んだのだから責任がある」と考え、離婚せずにきました。
相談は、私たちが不倫の末、結婚したことを、子どもたちに伝えられていないことです。
親となれて幸せですが、その経緯を恥じ、浅はかさを悔いています。周りから聞く前に私から話したいですが、軽蔑されると思うと切り出せません。
▼やまのぼ回答▼
あなたの、利己主義なお考えに、唖然としました。
誰のために、何のために、お子さまたちに打ち明けるのですか？
まったくもって、不可解なことです。
打ち明けることで、あなたはきっと気が楽になると思います。口では自己責任だと悔いながら、それを正当化しようとしているだけです。
聞かされる、お子さまたちのお気持ちを考えたことが、微塵も感じられません。自分たちの出自を知ることで、お子さまたちが、どれほど傷つくかを考えたことが、ないようです。
冒頭に、失礼ながら申しあげたとおり、あなたは利己主義で、自己中心で母親の持つべき資格の欠如を知るべきです。
優先順位がまったく逆なのです。まず、可愛いお子さまが傷つくことを、お考えになるべきだと思います。
このことは、間違いなく、墓場まで持って行くべき秘密なのです。どの口で、どのように話せるのか？私にはまったく理解できません。
もしも、お子さまたちが、他人から出自の秘密を聞かされたときには、真摯に対応する覚悟を用意しておけばいいことで、あなた自ら話すべきことではありません。
お子さまたちから、どんなに、軽蔑されようと、罵倒されようと、あなたの「親になりたかった」こと、「親御さんに孫の顔をみせたかったこと」などを、真剣に話してあげれば、きっと、お子さまたちも理解してくれると思います。多分、時間はかかると思いますが。
思い通りの自由の生き方には、責任というものがセットになっています。お子さまに吐露して楽になりたいと思うのは、自分勝手な甘えでしかありません。
今の苦しみに耐えることが、責任を果たすということだと肝に銘じて、これまで通りの家族生活を続けることです。
お子さまたちには、何一つ責任のないことですから。
▼次回のご相談予告▼
次回の【勝手に人生相談 No.478】神奈川県・20代女性のご相談です。「子を持つのが夢の20代女性」を、予定しております。
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