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書籍『楽しいの作り方』#01 原点となったエピソード

このnoteマガジンは、遊び学者・原田光が執筆する書籍『楽しいの作り方』の下書き集です。

毎日noteに1000文字ずつくらいテーマを区切って書いていき、最終的に編集したものを2024年に出版しようと思ってます。(出版社募集中です)

皆さんにはこの下書きを読んでもらって、感想やご指摘をもらえるとどんどんこの本が良くなっていくと思いますので、ぜひよろしくお願いします。

さて、今日は僕が「楽しい」を作ることに興味を持つようになったキッカケのエピソードをお話したいと思います。

僕は以前「楽しいだけの丸ごとスポーツ教室」という小学生向けの教室を運営していました。

毎月、実施するスポーツ種目を変えながら、週に1回1時間ともかく楽しくカラダを動かすことを目的にやっていて、約6〜10人の小学生(1〜6年生)が参加していました。

この教室に来ていた女の子のお話。この子は自分が決して運動は得意じゃないと話していました。なんなら嫌いだと。

運動会前になると憂鬱な気分になり、かけっこは大嫌いだし、体育の授業はイヤだ!と思う瞬間が多いそうです。

そんなこの子は毎週、楽しいだけの丸ごとスポーツ教室には楽しそうにやってきます。

他の男の子たちや上級生に混じって、サッカーをしたり、ドッジボールをしたりします。モチロン笑顔で。

そんな彼女を見ながら僕はこれまで大きな勘違いをしていたことに気付きました。

スポーツは
上手い=楽しい
下手=楽しくない
というわけではないということ。

僕は大学で教育学部の生涯スポーツ福祉過程を卒業しました。

要はスポーツの畑で生きてきた、いわゆる’’スポーツバカ’’です。そんな運動大好き、かけっこ大好き勢の多くはスポーツは上手いから楽しい、下手だと楽しくないと思ってます。

もちろんこれは極論で、多少なりとも技術が未熟でも楽しめる要素があることも、どんな状況でも何だって楽しめる人種がいることも分かってます。

アナタの周りのスポーツ好きである体育の先生やスポーツ指導者達に聞いてもきっと「下手でも楽しいよ!そんなことないよ〜」と言うと思います。

しかし、心のどこかで思ってます。とはいえ上手いほうが楽しいよなとか、さすがにある程度の技術のラインは超えてないと楽しめないよなとか。

スポーツ大好き勢じゃなくても一般の人もなんとなく心の片隅に思ってませんか?スポーツの楽しさ=技術の高さだと。「私は運動が苦手だから運動は楽しめない」そう思って自分で自分の''楽しい''を諦めてませんか?

そんなことはないんです!

だってウォーキングを趣味にしてる人は決してウォーキングが速いわけではないですよね?得意なわけではないですよね?

カラダが硬いからそれを改善するためにヨガを始める人もいます。それでハマっていく、楽しめる人もいます。

大人になってフットサルをする人はみんながみんな元サッカー部だけじゃないですよね?

友達とバドミントンをして楽しかった記憶はありませんか?そこの運動が苦手なアナタ。

じゃあその時の''楽しい''の源は何なのでしょう?

それを解き明かしていくのが、そしてそれをより再現性の高いものとしてあなた自身の''楽しい''と思える瞬間をたくさん作っていくことがこの本の目的です。

''楽しい''は作れるんです。アナタの毎日はもっともっと楽しくなるんです。

ぜひ一緒に毎日をもっと楽しいものにしていきましょう。

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