久しぶりの歯医者さん

手帳にワクワクすることを書くのが大好きな私。
元気になったらしたいことを、闘病中に色々と考えていました。

まず、退院したらしたいこと。
次に、安静解除になったらしたいこと。
そして、内服薬もなくなり元通りの生活に戻れたらしたいこと。

食べたいものから行きたい場所、会いたい人など、小さいことから大きな夢まで、それはそれはたくさんありましたよ。
手帳にたくさん書き出して、リストを作りました。

なのに、いざ元気になってくると不思議なことに忘れてしまうんです。
リストが完成したことで、達成感を感じてしまったんですよね。
目先のことばかりで、そのリストの存在すら忘れてしまっていました。

そんなある日、うちの息子の前歯が突然ぐらつき始めたんです。
まだ5歳の息子は、永久歯が生えてくる気配も全然なかった・・・なぜだ。
どこかで転けたのか、顔を何かでうったのか。
聞きだそうとしても言葉をにごす息子。
それはそれは心配しました。
頭とかどこか他の部位を打っていたら怖いし、病院に連れて行かないといけないので、心配な母は問い詰めましたよ。
そして息子、ついに重い口を開きました。
どうやら幼稚園で給食を食べている時に、ご飯と一緒に箸をおもいっきり噛んでしまったらしい。
まさかの歯が根本から揺れるくらい強く噛もうとしたようです。
予想を超えてきました。
子どもはいつだって予想を超えてきます。

うん、まぁしょうがない。
とりあえず、歯医者さんへ行こう。
そういえば、私も奥歯が数ヶ月前から痛いんだよね。
我慢できる程度の痛みだし急じゃないから放置してたけど、確か元気になったらしたいことリストに「歯医者さんへ行く」って書いてあった。
よし!内服薬もすべてなくなったことだし、息子の歯を診てもらうついでに私も診てもらおう。
ここでやっとリストの存在を思い出しました。
退院して8ヶ月が経とうとしていますが、やっと元気になったらしたいことリストの1つ目を達成です。

そして早速歯医者さんへ。
かるーい気持ちで向かいました。
どうせ虫歯でしょ。
きっと、削って埋めて終わり!
なんて考えてました。
それより息子の歯の方が心配。

結果、息子は経過観察でOK。
私の番になり、痛い部分が下の奥歯ということしかわからないので、とりあえずレントゲンを撮ることに。
レントゲンの結果、親不知でした。
まさかのO・YA・SHI・RA・ZU。
虫歯なら治してもらえるけど、親不知なら抜くしかないよね。
心の準備はできました。
さぁ抜いてください!
ムーンフェイスを経験した私は、親不知で顔が数日腫れることなんてどうってことない。
なんて強気でいる私に歯医者さんがボソッと一言。

「ここでは抜けません。」と。
え・・・なんだって?
「斜めに生えてきているので口腔外科じゃないと難しいです。」と。

え・・・
紹介状を書くんだって。
まさかのまたiga血管炎でお世話になった病院の口腔外科に行けだって。

やっと3ヶ月毎の定期検査だけになったと思ったのに。
iga血管炎も完治したわけではないので、主治医がいる病院で治療してもらえるのは安心なんだけど。
どうやら私は病院と縁があるようです。
そして女の大厄はまだ続いているようです。
もう受け入れるしかありません。

次回、口腔外科受診編へと続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?