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四択問題集の注意点と使い方

対象読者

今回の記事は、現在四択問題集を使っている方、使おうとしている方、使うか迷っている方が対象です。そのような方々に向けて、今回は四択問題集が、そもそもどいうものなのか、どのように、いつ使うべきかについて書いていきたいと思います。
これら説明に加えオススメの参考書や問題集も挙げています。
※かなり長くなってしまったので、時間がない方は気になる所だけ目次から飛ぶようにしてください。

四択問題集のよくある誤解

*理解をするためのものではない
そもそも四択問題集とは、一通り英文法を学習したことがある人が、問題を解きながら知識を定着させたり、抜け漏れがないか確認したりするためのものです。したがってこれ自体、真っ白な状態からインプットしていく、理解していくなどの使い方をするものではありません。解説も一度学習したことがある人向けになっていて、初学の人が理解できるものにはなっていません。四択の解説は、解けなかった人のためのものではなく、解けた人が確かに!と確認するためのものです。英文法ををまだ何も勉強していない方は、四択ではなく英文法を説明してくれる簡単な本や、授業を受けてください。

*英文法の勉強=四択問題集の学習ではない
よく英文法の学習をしようとして、四択問題集をすぐに買おうとする方がいらっしゃいます。状況によっては、毒にも薬にもなるので、その選択をする前にはよく考えるようにしてください。倒置や強調構文、asやthatの識別など長文に大事な文法事項がありますが、これらがどれだけ四択文法で問えているでしょうか。はっきりいって殆ど問えていません。文頭の否定語による倒置、so,neither系の倒置とか扱ってますよ、と言われるかもしれませんが、倒置はそれ以外にも存在します。SVOCがSVCOになるといったことを聞いたことはないでしょうか。任意倒置です。このように四択では扱いきれない、扱いにくい文法事項が多数存在するので、四択=英文法の学習ではありません。英文解釈や、英作文の学習を通して少しずつ必要な英文法の体系が自分の中にできてきます。

*調べ物ではない
四択問題集は、殆どの文法事項が扱われていて、厚いものも多いので調べ物とよく勘違いされやすいです。しかし、四択問題集は調べるための教材ではありません。英文法でわからないことを四択問題集で調べようとしている方をちらほら見かけますが、それはズレた使い方です。実際調べてみて、載っていない文法事項も多いのではないでしょうか。四択には問いにくい内容があるので当然です。分からない文法事項を調べたりするのは、4択問題集ではなく総合英語の役割です。意外と誤解している方が多いので注意してください。

*答えは覚えてしまってもいい
よく答えを覚えてしまうのですが…と言われますが、別に答えを覚えてしまっても構いません。ただ、「覚えてしまっても」と言うように、答えを覚えようとし意識的に覚えるのはもちろんダメです。繰り返す中で結果的に覚えてしまってもいいという意味で言っています。
答えを覚えてしまってもいいので、解き方、考え方、理屈、仕組みを理解し覚えるようしてください。

*初学者むけではない
英文法の学習をしようとすると、すぐに四択文法を解こうとする方が多いのですが、この本は何度も言うように一通り習った人が英文法を確認するための本なので、初学者向けではありません。無理にしようとすると解説が理解できなく、選択肢だけを丸暗記してしまったり、余計な時間がかかったりします。そのせいで他の解釈や長文を勉強する時間がなくなり、受験当日単語と丸暗記ばかりしてきた四択英文法の番号の知識だけがある悲惨な状態に陥ってしまいます。英文法初学者は四択ではなく理解するための参考書や授業を読んでください。

*四択は最初にするのではなく基本後回しにする
四択には選択肢が英語として壊れているものも多数存在します。学習初期段階でそれらに取り組むと正しい英文のストックが足りず、文法への理解も浅く、弾く能力がまだ培われていないので、余計なノイズまでインプットしてしまいます。最初にするべきは理解をさせてくれる参考書です。このような問題集ではありません。

*二次試験では意外と四択は出ていない
冷静に文法問題を見てみると整序や正誤がおおいです。それに見た目は四択であっても、四択にみせた読解問題であるということも多々あります。四択問題ばかりやっている人もいますが、自分がしたい勉強、しなければいけない勉強、したほうがいい勉強をよくよく見つめ直し、勉強のバランスや方針を考えてください。

*四択では体系的理解は不可能
大事でない所と比較的大事でない所が同じような書かれた方をしているので、初めて習う人にはどこが大事で、どこが比較的大事でないかを判別することが不可能です。そうなると結局すべてを頭に入れようとし、何も頭に残らないといい事態に陥ってしまいます。加えて、英文法を体系的に理解するために必要な知識や理解は文法問題で直接とわれるとは限りません。問題の配列も理解に適したものとは言えません。体系的理解をするためにも総合英語や参考書を読むことを忘れないでください。

*四択ができるようになっても長文が読めるようになるとは限らない
四択問題は慣用表現や品詞の知識で解けるものも多いです(もちろん助動詞の単元など形で切りにくい単元も存在します)。それだと、別に訳せなくても解けてしまうので、四択が解けても英文が訳せないという事態は十分起こり得ます。長文がよめるようにならないと話にならないのて、四択ばかりするのではなく、英文解釈や英文読解の勉強をするようにしてください。

使う目的

もちろん四択の文法問題を解けるようにするという目的もありますが、それよりも授業や参考書で説明をみて、理解しきれなかった所の理解を深めたり、あやふやな知識を定着させたり、英文法の大事な事で抜け漏れがないか確認したりするためにするというのが目的です。授業で理解しきれなかったことも、四択を解くことによってもしかしてこういうこと?となり、再度テキストや参考書、ノートを読み返すことで、なるほど、そういうことだったのかっ!となり一気に理解が深まります。

使うタイミング

英文解釈に入る前と英文法の仕上げの段階に主に使って欲しいです。
英文解釈に入る前に使う目的は、英文解釈の解説を理解する上で必要な文法知識を暗記、理解してもらうためです。
英文法の仕上げの段階で使うのは、英文解釈や英文読解、英作文で深めた英文法の知識を使いながら、英文解釈に取り組む前とは違った一歩進んだ視点で、英文法の問題を通し知識の抜けや理解の甘い所がないか確認しもらうためです。英文解釈に入る前には気づけなかった新たな発見があります。

使うタイミングに応じた達成基準や取り組み方

使うタイミングに応じて完成の基準や取り組み方を変えて欲しいです。
英文解釈に入る前に取り組む時は、載っている問題の正解の理由を、解説を参考にしながら自分の言葉で言えるようにする、慣用表現、知識のまとめを覚えるが完成基準です。ここでは無理に間違いの選択肢まで理由を考えなくても構いません。この段階だとまだ英文法への理解が浅いので、それをしてしまうと選択肢がなかなか切りきれず余計な時間がかかってしまうからです。
取り組み方は、まずは文法を説明してくれる講義や参考書を読み、その後、聞いたり読んだりした文法項目と対応させながら問題集を解いてください。これにより授業や参考書で理解しきれなかった所の理解が深まったり、授業で仕入れた知識を使う練習ができ、知識を定着させやすくなったりします。今いった方法ではなく、説明系のものを全て解いた後、問題集を解こうとすると、いざ問題を解く時は殆ど忘れてしまっていて躓きの原因になるので、ある文法の説明読む→その文法の問題解くというように各々対応させながら進めてください。
この英文解釈に入る前のタイミングでは知識の定着が目的なので、間違えた問題に印をつけながら、繰り返し問題を解いてください。目安は3周から6周です。1周目はまず問題の解説や文法事項を理解することを目標にしてください解説が再現できなくても構いません。この時、間違えたものに印を付けて、二周目以降は間違えた所(※後で書きますがなんとなくで正解したものは✖︎扱いです)だけを繰り返してください。無駄なく学習するためです。この二周目以降からは解説も自力で再現できるよう努めてください。いきなり全てできなくても構いません。繰り返しながら少しずつ再現できるようにしてください。問題を解いていく時は、いきなり全体を一周というよりは、章やUNIT、文法項目毎に問題を解かなくてもいいので、再度見直すことをオススメします。これをすることにより、文法の全体像を頭にいれながら、各項目を眺められるので体系立てて頭に入れやすくなります。
繰り返していくうちに一通り正解できるようになったら、再度あっている問題含めすべて解き直し、正解できるか、解説を再現できるか確認していきます。ここで、間違え問題は再び解き直し、解説を再現できるようになったら一旦終了です。これが終わったら二週間ほど放置しその間に他の勉強をし、二週間たったら再度同じように取り組んでください。これ以降は少しずつ感覚を空けながら解き直すようにしてください。最終的には長期休みや模試前に合わせて定期的に解き直すのがオススメです。これが取り組み方です。

まだこの段階だと、英文解釈も英作文も勉強していなく文法への理解度が低いので解説が丁寧なものを選んでください。そして、繰り返すことが前提になるので、薄いものを選ぶようにしてください。
この段階でこオススメは英文法ポラリス0です。

英語に自信がある人は英文法ポラリス1に取り組んでください。

迷ったら0の方をしてください。取り組むのは両方ではなくどちらか一冊で大丈夫です。
このタイミングは、とにかく文法の根幹をなす最重要事項をできるだけ早く習得することが目的なので、厚いものではなく薄いものを選んでください。短期集中で取り組むことが大事です。

次に仕上げの段階で使う場合です。英文法の仕上げの段階で使う時の完成の基準は、英文解釈に入る前の時と同様に、なぜそれが正解になるのかを指摘できるようにすることはもちろん、それに加え、✖︎の選択肢がなぜ間違っているのか、どこが間違っているのかも言えるようすることです。この間違いの理由を考えることが、一問から学べることを格段に増やしてくれ、より深い理解が問われるので今まで身につけた英文解釈や英作文の内容の復習にもなります。加えて、選択肢を切る練習にもなるので、2択まで選んで最後に外す現象を防ぎ、普段より慎重になっている本番でも確実に正解できるようになります。
取り組み方は、確認の段階なので志望校で直接四択がでない人はさらっと一、二周取り組み、抜けがないか確認し、ぬけを総合英語や今まだ受けてきたテキストやノート、参考書で確認し補強するようにしてください。この地道な作業が英文法への理解をより強固なものにしてくれます。英文解釈に取り組む前とは異なり、英文法の知識がかなり蓄えられているので、かなりスムーズに解いていくことができ、そこまで時間はかからないです。
志望校で直接英文法問題が出る人は、出ない人がしていること加え、着眼の仕方を意識しながら、時間的な圧を強めて取り組むようにしてください。着眼の仕方を意識するのは未知の問題でも解けるようにするためで、時間的な圧を強めるのは本番で長文などに時間を回せるようにするためです。時間との兼ね合いもありますので、すべて取り組まず自分が苦手な所だけ、自信がない所だけなど部分的に取り組むのもありです。余裕がある人は自分が間違いやすいパターン、間違いのパターン、文法問題全体、項目毎の思考パターンを整理しておくと尚良いです。本当に身についているかの確認のために、ランダム系の演習も忘れないようにしてください。

この段階でのオススメはエウレカとDual Effectです。

※ここでは取り組み方について説明しましたが、復習の仕方についてはかなり長くなってしまったので、ここではなく別の項目で説明しています。

注意点

*脳死で四択をやらない
重要問題集、青チャートと同様に学校でよく配られ、定期テストはここから出るし、小テストもここからでる、学校の先生たちもこれをやっとけば大丈夫と言うので、なんとなく四択系をしている方がかなり多いです。四択は扱いに注意が必要ですので、今まで記事で書いてきたことを参考にしながら四択が自分にとって適切かどうかをよく考えてみてください。

*英文解釈に入る前に使うものは薄いものを使う四択問題集は知識を定着するために使うにはもってこいなので、英文解釈に入る前の最低限の英文法の知識を固めるために、是非使って欲しいです。ただし、ここで注意点があります。この時使うのは薄く、説明が丁寧なのもにして欲しいのです。このタイミングで使うのはあくまで英文解釈の参考書や問題集、授業を理解するための必要最低限の文法知識の定着が目的です。ここで厚い問題集を使ってしまうと、知識的には問題がありませんが、目的に対して時間がかかりすぎてしまい、英文解釈の勉強に入るのが遅れ結果的に長文の勉強にあまり時間をさけなくなってしまいます。そうなると長文が大事な入試ではなかなか得点できず悲惨な結果になってしまいます。
加えて、分厚い問題集は総じて解説が薄いので、英文解釈をまともにする前の段階では、解説を理解するのにもかなりの労力を要します。分厚い問題集は目的から大きくそれるので使わず、薄くて、解説の丁寧なものを使ってください。

*選択肢(番号)だけを覚えない
選択肢だけを覚えている方が思いの外かなりいらっしゃいます。それではその問題は解けるようになっても、他の問題では応用できず、解けるようになりません。この方法では知識を純粋に聞く問題はできるようになっても、仕組みや理屈を聞く問題では歯が立ちません。他の問題も解けるようになるために、選択肢だけを覚えるのではなく、なぜその答えになるのかという理屈をつめるようにしてください。分からない所があれば総合英語で調べるようにしてください。

*なんとなく選んであっていたものは✖︎扱いに
選択肢なのでどうしてもたまたまあたった、よくわかんないけどこれっぽいみたいな理由で正解してしまうことがあります。この時、この何となく選んだものまで◯にしてしまうと、自分の実力を誤認してしまいますし、自分がその文法事項を理解できているのか、いないのか判断することができません。そうなると、次同じような問題が出てきた時に解くことができませんし、復習もしにくくなってしまいます。知識を確実に身につけ、違う問題でも解けるようにするために、自分に厳しくしてみてください。

*分厚いものは一冊だけする
勉強量に対して知識が全然増えないので極めて非効率です。四択で英文法を鍛えるのには限界がありますし、英語は四択以外にもすることが沢山あります。分厚い四択問題集は一冊だけで十分です。時間を他の勉強にあてましょう。

*単元別とランダムを使い分ける
単元別は理解や暗記がしやいので、理解を深めたり、知識を定着させるのにはもってこいです。ただ、項目がすでに見えているので、正しく理解していなくても解ける、順番で覚えてしまう、解答を丸暗記してしまうなどのデメリットも存在します。そこでランダム問題の出番です。ランダム問題は単元別とは異なりバラバラなので知識を定着さることは向いていません。ただ、ランダムにも良さはあります。バラバラなので項目によるヒントありませんし、順番で覚えてしまうという心配もありません。それぞれの長所と短所を活かして学習するようにしてください。

*短期集中で一気にやる
四択は英語学習、英文法学習の極々一部の学習です。ですから、何ヶ月や一年近くやるものでありません。知識の定着や理解のしやすさ的にも短期集中で取り組んだほうがいいので、集中して短期で取り組む意識をもってください。

*知らない文法用語が出てくればその都度調べ覚える
文法問題の解説で出てくるような文法用語は、知らないと解説がよめない、説明ができないと理解に支障をきたすものばかりで、必要不可欠なものです。分からない文法用語に出会ったらその都度、総合英語や参考書などを使って意味や働きなどを調べてください。

*問題を解くときは本番を意識
問題を解く時は、この問題では何を聞かれているか、着想の仕方(どうやって聞かれている文法項目の特定をするのか)を意識してください。前者を意識していないと、数多くの文法問題が全く別の問題に見えてしまいなかなか頭に入りません。後者を意識してしないと、単元毎の問題集ではどうしても先に文法項目が見えネタバレした状態で、解くことになるので、動名詞だから動名詞だろのように他で応用の聞かない思考法をしてしまいます。そうならないために、どうやって問われている文法事項に気づくのかを意識してください。大抵の場合選択肢が大きなヒントになります。問題を解く時はこの二点を忘れないようにしてください。

復習の仕方

問題のタイプ毎に復習の仕方を変えてほしいです。
四択問題にはざっくり、純粋な知識問題と仕組みや理屈を聞く問題の二種類に分けられます(大別できるものではないのですが、説明の都合上分けさせてください)。この二種類の判断基準は、解説に慣用表現の表記があったり、リストなどがついていれば純粋な知識問題だと思ってください。仕組みや理屈を聞く問題というと、分詞、分子構文、関係詞、比較あたりです(この項目の全てが理屈の問題というわけではありません)。この二つの問題の種類に応じて復習の仕方を変えることが非常に大事になってきます。
最初に説明する純粋な知識問題は誤答選択肢がなぜ違うのか考えようとしても、ペアを作らない、作っても意味が合わないなどばかりで、誤答選択肢がなぜ違うのかを考えても問題の深掘りがしにくく学習効果としては非常に薄いです。したがって、このタイプの問題の復習をする時は、その問題で問われている熟語の暗記、それに関連する熟語の暗記、選択肢になっている(選択肢から作れる)熟語の暗記をして欲しいのです。暗記の方法はみなさんが自分に合う方法をしてください。問題の文をまるまる覚える、辞書で例文をひく、ノートやメモ帳にまとめる、音読するなどいろんな方法がありますので、自分に合った方法で暗記をしていってください。このタイプは繰り返し解くことはオススメしません。繰り返し解くことで、誤りの選択肢に触れることになり、知識の混乱に繋がるからです。繰り返し解く労力を今話した暗記にあててほしいです。
次に理屈や仕組みを聞く問題のタイプです。このタイプは逆になぜこの選択肢になるのか、なぜ誤答選択肢は間違っているのかなど徹底的に「なぜ」を詰めていくことが大切になってきます。特になぜ誤答選択肢が間違っているのかを理解するのは非常に大切です。これをするかしないかで一問あたりから得られる情報量に雲泥の差があります。問題の解説として書かれていないことも多いので、自分なりにできる範囲で✖︎の選択肢の理由も考えてみてください。✖︎の選択肢の理由を考えることによって、英文法への理解が深まったり、英文解釈や英作文の復習もできたりし、一石二鳥です。✖︎の選択肢の理由を考える際、問題のレベルに対してかなり発展的な知識が要求されるものもあるので、無理にすべての✖︎の選択肢に理由をつけようとしなくて大丈夫です。特に文法の学習の初期段階で、✖︎の選択肢を全て消そうとすると途方もない時間がかかってしまいます。
このタイプの問題は理屈や仕組みが非常に大事なので、解説の言っている事がわからないとなったらすぐにその単元、該当箇所の総合英語をひき調べるようにしてください。基本的に四択問題集の解説は、確認するためのもので、解説を読んで分からない人がそれだけを読み単独で理解できるものではありません。わからない所があれば詳しく説明されている総合英語、総合文法書をすぐに引くようにしてください。
オススメはジーニアス総合英語です。

総合英語すでにもってるんですけど、と言われるかもしれませんが、各総合英語には、同じ文法事項でも説明の仕方や説明の丁寧さが違ったりします。一冊で理解できなくても同じ文法事項を複数冊見比べることによって、理解を深めやすくなるので、学校で一冊購入してる人が多いと思いますが、追加で購入しておくことをすすめます。

ジーニアス総合英語が難しい人はは大岩の1番はじめの英文法を使って調べるようにしてください。

大岩のはじめの英文法は理解できるが、ジーニアス総合英語が読めない、問題集の解説が理解できないというかたは
英文法語法の特別講座をしてください。

今書いてきたことをした上で復習に余裕がある人は、選択肢以外にも目を向け、英文中の知らない単語や熟語は覚え、なぜその文になるのか説明できない所は文法で問われていなくても、説明できるようにしてください。これをすることによって、この単語って動詞で使えるの!こんな意味もあったの!と新たな発見があり、より多くの事を一問から学べるようになります。この時もなぜそうなっているのか分からなかったら、総合英語や辞書を使って調べるようにしてください。

よくある質問相談

よくある質問に答えていきたいと思います。すでに説明したことと被る所もおおいので、答えは簡潔にいきます。

・いきなり答えをみていいですか?
私はオススメしません。解説をインプットする目的の流派があるのは知っています。ただ解説が薄いものもが多く解くために必要なことが書ききれていないので、解説を覚えても不十分なことが多いですし、そもそもそういう類の本ではありません。初見問題との出会いを大事にしてください。

・答えを覚えてしまいます
別に構いません。答えを覚えてしまっても、そこで問われている知識の暗記ができていて、仕組み理屈、解き方が理解できていれば大丈夫です。

・順番で覚えてしまいます
知識の定着、確認のためのしているので別に構いません。ただ、志望校で四択が出る場合はランダム演習系を使ったり、順番を自分で変えたり(2の倍数の問題、3の倍数の問題)して、問題を解いてみてください。

・四択問題が志望校で出ないのですがするべきですか?
必ずしもする必要はありません。ただ、根本知識の習得のために基礎的で薄い四択は一冊しておくことをオススメします。

・英文法未習ですけど四択をしてもいいですか?
いいえ、先に参考書、授業、総合英語を読みましょう

・熟語はこれだけでいいですか?
全然足りないので熟語帳を別にしてください

・不正解の理由も言えた方がいいですか?
英文解釈に移る前のタイミングならしなくても構いませんが、確認のタイミングでするときは必ずしてほしいです。

・答えの選択肢にマーカーを引く方法はいいですか?
大量の問題を解くには非常に有効な方法です。整序などは別に書くことをオススメします。

・2択まで絞れるんですが、最後で間違えます?
正解になる理由を理解し答えられるようにしたうえで、✖︎の選択肢に理由をつけ、消去法の練習をしましょう

・解説が理解できません
分からない文法事項を参考書や総合英語を使って調べましょう。それでも厳しかったら英文法語法の特別講座(参考書)を挟んでください。

・問題で関係ない所も覚えないといけないですか?
一周目は問題できかれている所だけでいすが、2周目以降で問われていない所も覚えてください。
ただ、確認のタイミングでする場合はすべて覚えるようにしてください。

・会話をするべきですか?
会話特有の表現が出たり、覚えないと解けない問題が志望校ででるならするべきです。

・四択が解けますが、訳せません。
それが正常なので大丈夫です。英文解釈の勉強をしてください。

・どうしても四択の分厚い問題集をしないといけないのですが、解説が理解できません。
大岩の1番はじめの英文法を読んでもなかなかギャップが埋まらないので、英文法語法の特別講座(参考書)も利用しながら取り組んでください。

・語法やイディオムもしないといけませんか?
はい、長文や英作文に直結するのでしないといけません。

・解説を読むのは間違えた問題だけですか?
正解したものも読みましょう。たまたまあっていた可能性もありますし、知らない知識もあったりするので勉強になります。

・四択問題集が中々終わりません
ポラリスに変えるか、英文法語法の特別講座(参考書)を間に挟んで理解を深めてください。

・ポラリスが終わったらどうすればいいですか?
解釈の参考書や授業に移りましょう

・厚い四択問題集は複数したほうがいいですか?
一冊で十分です。

・慣用表現、熟語は日本語を覚えるべきですか、それとも英語を覚えるべきですか?
まずは日本語です。覚えにくいものは刺激の仕方を変えるために英語を覚えて、その後日本語を覚えるという方法も有効です。

・問題集だと解けますが、模試だと解けません
正しく問題集が理解できていない可能性があるので、他の問題集を解いてみて確認してみてください。加えて着眼の仕方、選択肢の切り方も理解しているか普段使っている問題集で確認してみめください。

四択よりも整序や正誤を大事に

英文解釈、英作文、英文読解の学習後、確認として英文法問題をするタイミングでは、エウレカやDual Effect をオススメしましたが、それよりもこのタイミングでは、四択よりも整序や正誤に取り組んでほしいです。順に理由を話していきます。
(逆に解釈に移る段階でするのは負荷が大きすぎるので非推奨です)
四択問題では選択肢同士を比較し共通構造や相違構造を炙り出すことによって、出題の意図(問われている文法単元や間違わせたいポイント)が容易にわかります。そのうえ正解の選択肢以外は間違っているので、指摘しやすく消去法がかなり有効な作りになっています(人間は✖︎を複数選ぶことは得意たが、◯を複数選ぶのは苦手)。それに対して正誤問題は、下線同士で比較したとしても、四択と違って複数の箇所に引かれているので、出題意図は把握できません。しかも、四択とは違い答え以外は正解なので消去法も使えません。そして、四択に比べより正確な文構造の把握、文意の把握、文と文との関係の把握が求められます。これらのことから正誤問題は、四択に比べ英文法のより深い理解が問われ、自分の文法の穴を見つけやすいのでさらなる文法の理解に繋がりますし、読解問題としての側面もあり、文法問題を解きながら読解の練習もすることができるので、非常に学習効果が高いです。大事にすることをすすめます。
整序問題も同じく四択よりも大事にしてほしいです。整序問題は四択とは違い元々文ができてない状態からスタートするので、四択と比べ構造や文法へのより深い理解が問われます。単語が与えられているとはいえ、一語を入れたら完成する四択と一から英文を作っていがなければいけない整序とでは、どちらがより深い文法への理解を必要とされるかは自明でしょう。それだったら、正誤問題でも同じように文構造の理解は問われているし、そっちでもより深い文法への理解が問われるんだから、そっちだけでいいじゃないかとなるかもしれません。しかし、整序問題では正誤問題では鍛えにくい部分を訓練することができるので、決して正誤問題で代用できるものでありません。鍛えにくい部分、それは文構成の訓練です。正誤問題も四択問題と同じで元々文が殆ど完成された状態で出題させるので、英文を作るという練習がしにくいです。文構造の理解を正誤問題で問えるといっても、殆ど文がすでに完成されているのですから、それでも鍛えるのには限界があります。したがって、整序問題も正誤問題に負けず劣らず非常に大事なものになってきます。この文構成のトレーニングは、英文への構造の理解を深めるという面でも有効ですが、英作文の練習としての面でも非常に有効です。英作文でいきなり0→1の練習をするのはなかなか負荷も大きく大変です。そこで整序問題を使って学習していくことで1→⬜︎になり、無理なく学習していくことができます。
このように二つの問題形式、正誤問題、整序問題はより深い文法への理解が問われることはもちろん、文法問題でありながら、前者は読解問題、後者は英作文の訓練の側面も担っていることから、四択よりも重要視することはご理解頂けると思います。

正誤問題や整序問題を使い本格的に学習したい、二次試験にこの2つの問題形式が出る、時間に余裕があると言う方は
正誤問題であれば、正誤問題が面白いほど解ける本がオススメです。

整序問題のオススメは、整序問題が面白いほど解ける本がオススメです。

どちらも難しいと感じる方が多いのですが、最初の方で話した確認のタイミングとして使うなら適切なレベルだと思います。

英語が難しい大学ではない、正誤や整序を使って軽く確認したいという方は自分の志望校のレベルの英文法ファイル演習がオススメです。

これらの参考書問題集で正誤や整序について解くでことで、より深い文法理解をしていってください。

受験生の参考になれば幸いです。

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