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【詞】20の夜明け

降り落ちる言葉の雪を待っていればいい
日が暮れたら遠い風車の影を追えばいい
凍る空 僕はまだ居る
凍てつく地から 遥かな人の幻を見る

20Twentyの夜明けが近づく ときめく鼓動
トンネルを抜けるその心の
薄曇りが伸びてやがて晴れたら
遥かな幻は輪郭を帯びる


いつか僕は何よりも僕を行く
そこで朝は何よりも朝を描く
そうなれば隠れる砂の在り処から「今」を見つける

ここで僕は誰よりも僕を知る
そして朝は街の中でより深く
さざめく風の住み処から「君」を見つける


降り落ちる言葉の雨から
海底に沈む稲光
空 走るアンダー 僕は
降り落ちる言葉一つで
夜明けに回る風車の下に集えば

20の夜明けが過ぎる 頭上の星の刹那ほど
風景を帯びる幻の地を踏む


いつか僕は何よりも僕を行く
そこで朝は何よりも朝を描く
そうなれば隠れる砂の在り処から「今」を見つける

ここで僕は誰よりも僕を知る
そして朝は街の中でより深く
さざめく風の住み処から見つける「君」を


千の魚 泳ぐ海に紡ぐ意味と、想像を越えて
線の遥か上に見える星降る夜、想像を越えて
20の夜明けは今かと空をなぞる

千の魚 泳ぐ海に澄ます耳で、創造を滑る
線の遥か上に創る星の数よりも多い創造を滑る
20の夜明けが近づく
掌ほどに色めく



詞の新作です
"20の夜明け"の響きがすきです

不思議なタイトルですが、この"20"というのは、20歳を表しています
ですが、20(個)、20(回)の夜明けとも取れるので、どれを読み取っても面白いですね

ファンタジーの世界のような文章で、エンディングテーマ感もあります
"千の魚〜"の部分は、曲におけるラストのサビに入るイメージで書いています


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