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【赤面症の方へ】赤面症の実録

はいどうも!
対人恐怖克服コーチの野田新菜(のだわかな)です!

私は主に、社交不安障害(あがり症、赤面症、視線恐怖等)でお悩みの人をサポートする活動をしています。

今回は「赤面症の実録」

これは、私が赤面することを強く意識し、苦悩しきった体験談です。

高校生の頃の人前での食事が発端でした。

他人に見られているという意識(ほんとは見ていません)。

周りの楽しそうな笑顔や会話は、
私を笑いものにするような、蔑むようなものだと捉えていました。

(私の悪口を言っているのかな、、怖い、、聞きたくない。)

お昼ご飯は食堂で食べなければならず、個室がありませんでした。

しかし、限界に達していた私は「便所飯」を始めました。

他人の目が、人のかたまりが怖くて、
食堂に近寄ることさえも困難になってしまったのです。

校内に食べ物を持ち込むのは禁止でしたが、
私にとってはそれしか食べる手段がなく、
パサついた栄養食をバレないよう静かに食べました。

何度かやっていると、
校内で飲食をしている人がいるという話が広まり、
怒られるのが怖くてすぐにやめました。

そこではじめて寮職員さんに打ち明けました。

「お昼ご飯、寮内で食べたいです。長期休暇中もずっと食事ができませんでした。食堂で食べられなくなってしまいました。」

寮職員さんも少し驚いた顔をしていて、心配してくれました。

それから私は、特別に個室を借りて食事ができるようになりました。

ありがたいのと同時に、自分が情けなかったです。

ここまでしてもらわないと、
私はご飯もまともに食べられないのかと。

そんな情けなさから、
時には泣きながらご飯を食べていました。

楽しくないし、味覚も不確か。

はやく食べ終わることしか考えてませんでした。

これが2年近く続きました。

部活動をしていた頃から早食いは癖になっていて、
唐揚げとブドウゼリーを口に突っ込んだまま、
全力で3km走ったこともありました。

その時は胃がどっかいきそうでした(笑)

私はこの赤面に悩まされてから、
食事の時間がとにかく大嫌いでした。

食事をしなくてもいい世界をつくりたい。
サプリメントだけで生きていける世の中にしたいとさえ思いました。

仙豆(ドラゴンボールに出てくるすごい豆)を作ろうとも思っていました(笑)

友人ともお出かけはできず、食事ももちろんできず、
自然と一人の時間が増えていきました。

自分から湧き上がる色々な感情を押し込むように、私は勉強しました。

「参考書が友達なん?(笑)」

そう言われるくらい、常に参考書を持ち歩いていました。

本当にしんどかったのは受験シーズンの長期休暇。

同じ空間で勉強をし、同じ空間でご飯を食べる環境に身を置くことになり、私はそれに耐えることができませんでした。

お昼の時間は毎回部屋に戻り、横になりました。

長期休暇中は寮内の個室で食堂のご飯を食べることは出来ませんでした。

何も食べない私はお腹が空いているので、午後の勉強はお腹が鳴るのが怖くて集中できない。

そんな悪循環に陥っていました。

さすがになんとかしなければと思い、

親に「パンをつくりたいです」と連絡すると、
届いたのは大量の強力粉。

私は強力粉をひたすらこねて、レンジでチンしました。

出来上がったのは防御力に全振りしたようなカチカチの物体。

とてもじゃないけど、食べられませんでした。

強力粉しか材料がなく、味付けもしてないので、
再チャレンジとして、走って30分のところにあるコンビニまで行ってココアパウダーを買いました。

今度は水を多めにしてココアパウダーを入れて作ったパンもどきは、
やっと食べられるレベルの味にまで成長しました。

長期休暇はこれをお昼ご飯の代わりにしていたのです。

好奇心により青汁粉末で試したこともありましたが、
私のお口には合わず、吐いてしまいました(笑)

さすがにこの生活にも限界があると思い、
数人の友人に余っている食料がないか聞いてみました。

当時は一対一であればなんとか話すことができたのです。

フルーツグラノーラや昼食で出たデザート。

なんと私の部屋まで運んでくれました。

罪悪感と感謝の気持ちが交錯しました。

そうやって親や友人の力もお借りして乗り切った長期休暇は、
二度とやってこなくていいと思いました。

長期休暇後も相変わらず赤面はおさまらず、
公の場にいることを避けて過ごしました。

ただ、授業だとそれができない。

「野田さん、この問題わかりますか?」

突然ふられて心臓がバクバクするのは小学生の頃から変わりませんが、
顔が真っ赤になるのは高校生から。

(みんなの視線が私に向けられている。怖い。どうしよう。顔が熱い。真っ赤になってるに違いない。見ないで。赤くなるな。)

もう問題どころじゃありません。

頭も真っ白で何を聞かれていたのかも忘れてしまうくらいでした。

(もう消えたい、、恥ずかしい、、)

授業だと毎回こんな状態でした。

恥をかかないようにするにはどうしたらいいのかばかり考えていました。

だから恥をかかないよう、
全て答えられるように授業の予習をするようになりました。

おかげで学校の成績はよくなり、学年でトップ5に入ることもありましたが、肝心な模試の成績は良くありませんでした。

私の勉強は学校の授業のための勉強になっていて、
実際の力は身に付いていなかったようです。

(自分は頭が悪いのか。出来損ないだ。)

自己否定の毎日。

ある時、わからない問題を質問しに、
受験生専用の個別質問ルームに行きました。

タイミングが悪かったのか、そこには受験生の集団がいて、
室内はガヤガヤしていて、私は顔が真っ赤になってしまいました。

「野田さん、質問ですか?」と先生に話しかけられてしまい、
私はひどくたじろいでしまいました。

その時、中にいる一人の受験生が私に禁句を言ったのです。

「野田さん、顔真っ赤(笑)」

(、、、!!!)

私の顔はもっと熱くなり、パニック状態でした。

声が出せず、どうすることもできなかった私は、
先生を無視してしまったかのようにすぐに出ていきました。

傷つきました。

(やっぱり、顔が赤いって、笑われることなんだ。)

大恥をかいたと思った瞬間でした。

あれから私はしばらく質問ルームに行けなくなりました。

また言われるのではないかと、怖くなってしまったのです。

少しでも触れたら崩れてしまうのではないかというくらい、
私の心は脆く、繊細なものでした。

そんなこんなで、いつの間にか受験当日がやってまいりました。

その時の詳細はこちらの記事で書いています↓ ↓ ↓

それはまぁ酷い結果に終わりましたが、

私は受験シーズン、勉強をしているようでしていなかったのかもしれません。

頭の中は「他人からどう思われるか」で常に占領していたのですから。

人がいる教室に入る前、毎回自分の顔を鏡でチェックしていました。

顔が赤くなっていないか確認していたんです。

顔は赤かった。毎回赤かった。

冷水を浴びせた。

それでも顔は赤いままだった。むしろ余計に赤くなっていた。

調理実習で家庭科室で火を扱うときも「赤」を連想させる。

熱いと感じたら顔も熱くなって、赤くなっていました。

明るい部屋、暖房のよくきいた部屋。

光や温度、全部が赤面の引き金になっていました。

もうどうしろというのだろう。

どうしたら治るんだろう。当時の私にはわかりませんでした。

大学に行って環境が変わっても赤面は良くならず、
講義室に入って人の間を通るのもとても怖かったです。

見られているんじゃないか、陰口を言われているんじゃないか。

息苦しさで講義室に入るのも怖かった。

赤面をからかわれるのが怖かった。

当時は学費免除のために成績が良くないといけなかったのもあり、
逃げることもできませんでした。

アルバイトも挑戦するも長くは続かないので単発バイトがほとんどでした。

高校卒業後の話がメインですが、アルバイトについてはこちらの記事に詳しく書いています↓ ↓ ↓

宅配物の仕分けのバイトは、道に迷って遅刻してしまい、
現場に着いても誰に話しかけたらいいかわからず、
怖くなって逃げてしまいました。

その日は泣きながら帰りました(笑)

この話を知人にすると、「バックレはダメじゃないですか!」と説教を受けますが、あの時はそれよりも命を優先していました(笑)

とにかく、できないことの方が多いと感じていました。

出来ないこと探しをして生きていました。

一日を終える時の疲れ具合が半端なく、ずっと悩みに心は支配され、
憂鬱で終わり、憂鬱で始まる毎日。

ついには社交不安障害という心の病を恨み、
周りにも八つ当たりをしていました。

その後、私は恩師との出会いで人生が180度変わっていくのですが、
こうやって過去を振り返ると、なんだか感慨深いものがあります。

この前は赤面のはじまりの場所(母校)に行き、
過去の見え方も変わっていました。

良い場所で、良い人ばかりでした。

母校に言った時に話はこちらに詳しく書いています↓ ↓ ↓

どんな経験も絶対に無駄にはなりません。

きっと、人生を豊かにしてくれる貴重な財産になるはずです。

これからも苦難はやってくると思います。

それでも色んな経験をしてきて、乗り越えてきた自分がいるのですから、
きっと大丈夫。

未来はいつも明るいです。

それを信じて、今を大切に生きていくことですね(^^)/

普段は、
・人の目が気になる
・視線が怖い
・緊張して赤面したり頭が真っ白になる
・手足が震えて力が発揮できない
・会食が怖くてできない等

こういったことでお悩みの方に向け、60分間の無料個別カウンセリングを行っています。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました!



















家庭科室で火を扱う授業、


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