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あなたの会社に本棚はありますか? 最新の脳科学では活字を読む時の適度な集中が脳をリラッ…

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あなたの会社に本棚はありますか? 最新の脳科学では活字を読む時の適度な集中が脳をリラックスさせ、ストレスを軽減させるそうです。 NNの本棚には笑えて泣ける、そして今の自分を肯定してくれる推薦書をご用意しています。 http://nn-project.jp/

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最近の記事

〆切本2

“どんな仕事にも〆切はあります。企画書、プレゼン資料、納品物。この本には名だたる文豪、作家たちの〆切とまつわるエピソードが綴られた言わば言葉のプロフェッショナルによる〆切言い訳集。”と始まったNNの本棚。誰が読んでいるのか、どこで話題になっているのかも知らず、とにかく好き勝手に本を選んでその本のおもしろさをドリップ。まとめていった本企画もきょうでおしまいです。 最後の推薦書は第一回目にご紹介した“〆切本”の続編“〆切本2”です。 時代が変わっても、変わらず〆切はやってくる。本

    • あわいの力「心の時代」の次を生きる

      21世紀は「心の時代」と言われていますが、その「心」は昔からあったわけではないようです。 それはどういう事か?その答えとなるのが“あわいの力「心の時代」の次を生きる” 今回の推薦書です。 中国でいまの漢字の祖先に当たる文字が生まれたのは紀元前1300年頃のことで、その時で5000種類くらいの文字がありました。しかしその中に「心」に相当する文字はなかったそうです。ひょっとしたら「心」という文字を持たなかった時代、人間は「心」というものも持っていなかったのかもしれない。 “ある

      • 忙しすぎる人のための宇宙講座

        集中よりも熱中。熱中よりも夢中の状態の方が脳はパフォーマンスを発揮するそうです。そしてその夢中の先に宇宙があると言葉遊びのようですが、真理なんじゃないかと思う今日この頃。 一般的には宇宙は実生活にはまったく関係ないですよね。そんな宇宙、宇宙言っていたら株価が下がったと怒られるご時世。 そんな忙しい人にも宇宙の大きさを感じ日々の悩んでいることなんてちっぽけな事だと勇気をもらえるかもしれないのが、今回の推薦書“忙しすぎる人のための宇宙講座/ニール・ドグラース・ タイソン著”です

        • 宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない。

          先日のスーパームーンはご覧になりましたか?今から50年前の1969年、人類は初めて月面着陸を果たしました。 その時、ニール・アームストロング宇宙飛行士は歴史的な言葉を残します。 “That’s One Small Step For Man,One Giant Leap For Mankind. (人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である。)” 彼の伝記映画“ファーストマン”(ルイ・アームストロングはジャズマンなのでお間違えなく)を観て分かったのが、彼の

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        • #宇宙
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        記事

          目の見えない人は世界をどう見ているのか

          人が得る情報の8割から9割は視覚から得ていると言われていますが、これは裏を返せば目に頼り過ぎていると言えるのではないでしょうか? 今回の推薦書“目の見えない人は世界をどう見ているのか/伊藤亜紗 著”はそんな疑問からはじまります。 例えば目が見えなくても、空間を知る方法に足の裏の感触で畳の目の向きを知覚し、そこから部屋の壁がどちらに面しているかを知ったり、音の反響具合からカーテンが開いているかどうかを判断したり、時間の確認に外から聞こえてくる車の交通量からおよその時間を推測し

          目の見えない人は世界をどう見ているのか

          ガウディの伝言

          はじまりましたね、2019年。 メディアでは何でもかんでも“平成最後の”がちょっと食傷気味感は否めませんが、今年一発目は、スペインはバルセロナにあるサグラダ・ファミリアの彫刻家・外尾悦郎さん著“ガウディの伝言”からはじめたいと思います。 著者の外尾さんがサグラダ・ファミリアについて各地で講演をする時に、必ずと言っていいほど聞かれる質問が2つあるそうです。1つは「いつ完成するのか」ということ。そしてもう1つが「ガウディが遺した図面がないと聞いているがどのようにして作り続けるの

          ガウディの伝言

          ブロックチェーン・ハンドブック2018 デジタル・アイデンティティ篇

          最近、「仮想通貨」という呼び名を「暗号資産」に改めるとテレビが伝えていました。 本屋に行くとビジネスコーナーには「ビットコイン」「ブロックチェーン」という文字が溢れているけど、 ホントを言うとよく分からないというのがホンネではないでしょうか? ビットコインから生まれたブロックチェーン技術について書かれた、 “Blockchain Handbook for Digital Identity 2018 volume 1 基礎からブロックチェーンを知るために必携のハンドブック”が今

          ブロックチェーン・ハンドブック2018 デジタル・アイデンティティ篇

          人が集まる「つなぎ場」のつくり方〜都市型茶室「6次元」の発想とは〜

          東京の中央線荻窪駅に「6次元」という名前のカフェがあります。 こちらのカフェ、フツウのカフェとはちょっと趣が違っていて、例えばノーベル賞が近くなるとハルキストと呼ばれる村上春樹ファンたちが集ったり、文房具好きな人を集めた文房具ナイトを主催してあっという間に完売になったり、全盲のピアニストの写真展をしたりと面白いイベントを企画し様々なジャンルの人たちが集まる、街の交差点みたいなカフェ。 今回の推薦書は “人が集まる「つなぎ場」のつくり方-都市型茶室「6次元」の発想とは”です。

          人が集まる「つなぎ場」のつくり方〜都市型茶室「6次元」の発想とは〜

          YouTube革命〜メディアを変える挑戦者たち〜

          先日韓国の友人から面白い話を聞いた。 友人は大学で日本語を教えていて、生徒たちに調べものをする時どうやって情報を知るのかを聞いたところ、彼らは“YouTube”と答えたそう。“ググる”のが一般的とは思いますが若い人たちはどうも違うらしい。 韓国で生まれたまとめサイトNAVERは動画検索に要員の募集をしているそうで、文字ではなく、映像で情報を調べる流れは広がっているのかもしれません。 そんな今回の推薦書は“YouTube革命〜メディアを変える挑戦者たち〜”です。 著者のマーニ

          YouTube革命〜メディアを変える挑戦者たち〜

          すいません、ほぼ日の経営。

          最近よく“働き方改革”という言葉を耳にするけれど、それって単純に労働時間を短くすれば解決する問題でもないし、プレミアムフライデーに、いつもと違う週末を楽しむという事でもないと思っています。 星の数ほどある企業の中で、2017年3月、東証ジャスダック市場に上場したおもしろい会社があります。それが「株式会社ほぼ日」。 1998年に創刊したウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を運営し、会社全体の売り上げの6割を占める「ほぼ日手帳」や、ギャラリーイベントスペース「TOBICHI」や、企

          すいません、ほぼ日の経営。

          NASAより宇宙に近い町工場〜僕らのロケットが飛んだ〜

          ZOZOTOWNの社長、前澤友作氏が民間人初の月周回計画を発表したり、下町ロケットの続編が面白いだとか、何かとテレビや新聞などで宇宙やロケットの話を耳にします。 今回の推薦書は北海道の小さな町工場ですべて自腹で宇宙ロケット開発に取り組み、米国のNASAからも注目される植松電気専務取締役の植松努著書、“NASAより宇宙に近い町工場”です。 著者の植松努さんはTEDx(世界中の著名人によるさまざまな講演会を開催、配信しているTEDの精神でもあるidea worth spread

          NASAより宇宙に近い町工場〜僕らのロケットが飛んだ〜

          澤野工房物語〜下駄屋が始めたジャズ・レーベル、大阪・新世界から世界へ〜

          来年(2019年)から消費税が10%になるそうです。 食料品などの生活必需品は今と同じく8%の税率のまま(軽減税率)が導入されるそうですが、お弁当など持ち帰るなら8%、店内飲食なら10%などいろいろとややこしそう。また世界的にキャッシュレス決済が遅れているとして、キャッシュレス2%ポイント還元の仕組みなど中小企業にとっては逆風が吹くのではないかとニュースは伝えていました。しかし時代の流れの中、大阪・新世界に20年続く下駄屋さんが始めたジャズレーベルがあるのをご存知ですか? ジ

          澤野工房物語〜下駄屋が始めたジャズ・レーベル、大阪・新世界から世界へ〜

          センス・オブ・ワンダーを探して ~生命のささやきに耳を澄ます~

          先日“プーと大人になった僕。”を鑑賞してきました。感想を一言でいうと、「プーさんはマスター オブ タオイズム」。大人になり仕事中心の忙しい毎日を送っているクリフトファーロビンに「大切なモノ」を届けるプーさんたちの大冒険という子どもでも分かりやすいストーリーですが、台詞がとにかく深くて大人が観てもいろいろなことを感じる作品でした。今回の推薦書は、映画の中でも重要なポイントとなっている幼少期の体験について書かれた、“センス・オブ・ワンダーを探して”です。 本書は生物学者の福岡伸

          センス・オブ・ワンダーを探して ~生命のささやきに耳を澄ます~

          東大→JAXA→人気数学塾塾長が書いた 数に強くなる本 人生が変わる授業

          みなさん数字は得意ですか? ぼくはマトン(羊の肉)と同じくらい苦手です。 2022年から施行される予定の高等学校指導要領(案)には、統計関連の教科内容が多くなっているそうです。これは、現代が人類史上最も「数字がものを言う時代」だからでITの技術が進歩し、機械学習のニーズが高まることによって、数字が判断と予測の基準となる世界が急速に広がっているのがその理由。 そこで今回の推薦書は“東大→JAXA→人気数学塾塾長が書いた 数に強くなる本 人生が変わる授業”です。 本書は、準備篇

          東大→JAXA→人気数学塾塾長が書いた 数に強くなる本 人生が変わる授業

          J・ディラとドーナツのビート革命

          先日、NHKの朝のニュースでケンドリックラマーを特集していました。しかも9分も。優れたジャーナリズムに送られるピュリツァー賞をラッパー史上初受賞。複雑なアメリカ社会の難しさが見事に表現されているというのが受賞の理由。まさかNHK(しかも朝の7:30!)でヒップホップの特集が組まれるなんてすごいなぁと思います。 今回の推薦書は、32歳の若さでこの世を去った天才ビートメイカー、Jディラが駆け抜けた短い生涯とその音楽に迫る、“J・ディラとドーナツのビート革命”です。 まず

          J・ディラとドーナツのビート革命

          衣・食・住・音〜音楽を続けて生きるには

          思い出野郎A チームというバンド知っていますか? メンバー全員が多摩美出身のソウルファンクバンドで、やっていることはとても洒脱でかっこいいのにどこかイナタい。ぜひYouTubeで“ダンスに間に合う”という曲を検索してみてください。現代人に向けた最高のアフター5アンセム。(歌詞泣けます。) その思い出野郎Aチームも所属する、インディペンデントの音楽レーベル“カクバリズム”の代表 角張渉さん著“衣・食・住・音〜音楽仕事を続けて生きるには”が今回の推薦書です。 もともとカクバリズ

          衣・食・住・音〜音楽を続けて生きるには