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「新規」が1番、重要なわけではないけど

ビジネスを手掛ける上で、誰も手掛けていない領域、目新しい領域は確かに目がいくし、誰かが手を伸ばす前に自分が手掛けたくなったりしますよね。アイディアがあるなら、誰かに実現されてしまう前に仕掛けないと、二番煎じはチャンスが減退するし、先にニーズを確保されてしまう恐れがあります。

ですがその後、誰もが手を出しそうな領域ならまだしも、誰もまだ手を伸ばしていないということは、実はニーズがない可能性もありますよね。もしくはニーズがあってもそのニーズを集める、利益を上げられる見込みが薄いから手掛けていない可能性もあります。

オリジナリティ、新規性というのは確かに重要ではありますが、そこは本当に開拓する意味があるか、収益を上げ、投資を回収し、継続して事業が回せるかを考える必要があります。

そこがイメージできない、想定ができないものならばちょっと慎重になった方が良いかもしれません。プロボノやボランティア、趣味的な行き方、副業などで手掛けるならば収益性はそこまで考える必要はないかもしれません。継続を考えなくても、ちょっとだけでも楽しめる、一時的なものならばそこまで先を読む必要もない場合もあります。

たとえニーズが一人だけでも、それこそ本人だけでもその本人が取り組む意味があるなら、価値を感じるならそれはそれで良いとも思います。ある意味では創作もそういった面はあると思いますし、常にニーズやビジネスとして収益性や事業継続を考えていたら創作は進まないという面もあると思います。

両立するのは難しい、または対立事項になるのかはちょっと分かりません。ただ、そういった性質の違い、考え方の違いがあることをベースに物事への取り組み、チャレンジを考えてみるのも大切です。これはアスリート、スポーツ関連や地域活性化なども同じような面があると思います。元の価値観や思考、意識が違うのに、同列で議論してもそれは平行線のままですよね。

トップアスリート、本当にトップを争う人は共通部分、一般部分はすでに膨大に収めていて、その上で最先端の部分、新規性やオリジナリティで勝負する必要があるでしょう。そうでないと人に先んじて勝つことは難しい。ビジネスなどはもう少し幅も懐も深く、いろんな人がオリジナリティで勝負していく面もあるとは思います。

「新規」「オリジナリティ」言葉はすごく響くのですが、実際にどの程度が自分にとって必要なのかを常々、考えながら、検討を重ねながら、試行錯誤しながら決定し進めていきたいですね。

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