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目標設定の難しさ

昨日連ツイしたのですが、先ず夢や目標ってあるじゃないですか?夢は幾つ有っても良いし、荒唐無稽でも構わない。とにかくあるだけ並べてみて、それから目標になりそうなものを設定すれば良いと思うんですよね。

「箱根駅伝出場」が夢だったり、「実業団選手として活躍」「指導者になりたい」など、1つではなく全部並列することもあるでしょう。

ただこれを「目標設定」を考えた時に色々難しくなってくる。

先ずは大きな目標を掲げる。例えば大学4年間に「箱根駅伝出場」を設定したとしましょう。ここにチームとしてが含まれているのか、とにかく選抜でも良いから「自分が走りたい」のか?

往々にして「チームとして出場」には「自分が外れる可能性」もあるんですよね。だから集団主義の中でレギュラー格はともかく、メンバー争いから脱落していく時、目標に寄り添えない。次点目標に「自分が外れてもチームが出られれば」という設定が為されているかがポイントなんですよね。

同じように、「箱根を走りたい」が一番強いなら、チームよりその目標が優先される場合があるでしょう。これは予選会突破が困難なチームに起き得るジレンマ。個人で狙うのと、チーム目標の利害が相反する時、これが全体主義の弊害を起こします。


もっと言えば、実業団で勝負したくて、箱根駅伝より優先度が高い場合、特に記録を出したい部分は1万mで、次に5,000mが重視されます。箱根駅伝予選会はハーフマラソンの為、種目が違うんですよね。そこでもチーム目標が優先されると「個人目標」が抑え込まれる場合もあります。

目標を掲げ、0→1に動かす時にエネルギーは必要ですが、ジレンマに到達する力はまだない為、まずは小さいところからコツコツレベル上げに集中できるんですよね。

小さな成功体験として目の前の過大、目標クリアをしていく。

ですが、段々実力がついて大きな目標、長期目標がはっきりしてくると上述のようなジレンマがやってくる。

この段階はまだジレンマには至っていないけど、目標設定が確立されていない段階だと思うんですよね。徐々に乖離した目標が飛び出したり、短期的なものだけでなく、中長期的スパンで考えたいところ。

だけど、自分の中ではまだまだ目前の目標をクリアし、自信を付けたかったりする。

ジレンマに至る前に自分のタイプをアスリートは認識しておいた方が良いんですよね。そうでないと、チーム方針に振り回されてしまう。周りに大きな影響を受けてしまう。

チームというのは難解で監督を含む指導陣、選手たちだけということもなく、関係者、応援してくれる人たちからも構成されます。どこまでが「チーム」かの線引は難しい。

そういった見えない「チーム」の要請が選手に届いてくる。勝手に目標が形作られていくことは当たり前にある。

その中で選手自身がどう考えるか?意見を表明、発信していくかが重要だと思うんですよね。

目標設定の難しさは個人だけで留まらないこと。多くの影響を受けることから始まると思います。よき競技生活を。

そして、これは多くの方にも当てはまること、自分にも関係することだと思っています。今回は解りやすくアスリートに絞って記しましたが、会社でも学校でも、家庭でもあることだと思うんですよね。

だからこの辺を整理してみました。参考になれば幸いです。

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