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ズッキーニ愛を語る。《各国おすすめレシピ付き》

ズッキーニという野菜が、とても好きです(厳密には「果物」なんだそうですが)。

といっても、もともとそんなに思い入れがあったわけではありません。そもそも子ども時代を振り返ってみても、私の小さい頃にはそんな野菜、見たことも聞いたこともなく。

ズッキーニに出会ったのは、ヨーロッパに住んでいたとき。大きな濃い緑の野菜がゴロゴロと、いくつもまとめてネットに入って大安売りされていたのを見かけてからのことです。

スーパーでも、市場でも、いつ行ってもあるズッキーニ。いちおう夏野菜ではあるはずなのですが、割と季節を問わずに買い求めることができて、しかもそこそこ日持ちがするのでとても助かる。そんな印象でした。

とはいえ、心はなんとなく「きゅうり」を求めているのに、目の前にあるのは似ていて完全に非なるもの、ズッキーニ。

でも、みんながその野菜をよく買っている

その頃はまだ、ズッキーニも生で食べられるとは知らなくて、最初は定番のラタトゥイユやソテー、グリルなんかでシンプルにいただいていました。

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・・・しかし元来、和食好きでもある私は、何かもっとほかの食べ方もしてみたくなりまして。徐々にご飯に合うおかずなども食べたくなってきて、いろいろ試してみることにしました。

ズッキーニ。じつは意外とクセがない味わいなので、さまざまなお料理に使えるのですよね。


おすすめレシピ① 塩昆布炒め

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ご飯に合うおかずとして一番最初にとりこになったは、塩昆布炒め

一緒に炒めればなんでもおいしくしてくれる塩昆布ですが、ズッキーニと炒めると、これまた格別で。ズッキーニ独特の「ギュッギュッ」という食感に、塩昆布の旨み。これがやみつきになります。

ズッキーニ単体でもおいしいですし、こんな風にささみなんかと炒めても立派なメインのおかずになります。あっさりしているのに食べごたえ満点なのは、やはりズッキーニという野菜に独特の存在感があるからですよね。


おすすめレシピ② ピラフ風 炊き込みご飯

焼いたり煮込んだりされることの多いズッキーニですが、じつは炊き込みご飯にどーんと入れても美味。炊飯器で、ほどよくやわらかく火の通ったズッキーニは、とろける甘みと、あの「ギュッギュッ」食感で絶妙なおいしさになります。

ここでは、旨みのあるさつまあげと合わせて。


おすすめレシピ③ ヨーグルトソースと合わせる

「ズッキーニ」という名前がもともとイタリア語っぽいからか、イタリアンなどでよく使われるイメージがあるかと思います。でも、じつは同じオリーブオイル文化圏のスペインやギリシャなどでもよく食べられている食材です。

こちらは、ヨーグルトを使ったギリシャ風のディップ「ザジキ」を添えたひと皿。

オリーブオイルで炒めたズッキーニは、やはりとてもジューシー。そこにあと味さっぱりの、こっくりとしたヨーグルトソースを添えると、とびきり美味しいごちそうディナーになります。しかもミートボール入りなので、ボリュームも満点です。


おすすめレシピ④ 卵と合わせる

こちらはスペインのズッキーニ料理。卵とズッキーニという、もはや鉄板の組み合わせですが、このズッキーニの食べ方はこれまでのものとはまた少し違った美味しさです。

ズッキーニは小さめに切って炒めてから、とろっとやわらかくなるまでしっかり蒸し煮します。すると、ズッキーニのジューシーさが極限まで引き出されて、ふんわりした卵と絶妙にからみ合う!

そしてそこはスペインらしく、にんにく、オレガノ、ブラックペッパーがじつに食欲をそそります。


・・・このほかにも、一時期マイブームになっていたズッキーニのレシピはたくさんあるのですが、これ以上語り出すと長くなってしまうので本日はこのへんで。

思うに、ズッキーニ最大の特徴は、なすに似ているけれど、やっぱりなすとは決定的にちがうという点にあるかと思うのです。

煮込めばとろとろになるし、焼けばジューシィ、油との相性がいいところなども、たしかに同じ夏野菜のなすに似ています。でも、やはりあのズッキーニ独特の、噛みしめたときのしっかりした歯ごたえとほとばしるようなジューシーさはズッキーニにしか出せない、ならではの魅力だと思うのです!

また機会がありましたら、いろいろ記事にしてみたいと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。



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