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『NIN_NIN』ロボットが人と人をつなぐ

マイノリティデザインを読んでいて初めて知った素敵な事例に朝から温かい気持ちになりました。

今回は、そのサービスがどんなものなのか?そして、何を感じたのかを共有していきますね。

(はじめに全文公開無料なので、ぜひ読んで欲しい。)

あなたが持つマイノリティ性=「苦手」や「できないこと」や「障害」や「コンプレックス」は、克服しなければならないものではなく、生かせるものだ。だれかの弱さは、だれかの強さを引き出す力だから。
そう伝えたくて、僕はこの本を書きました。

その本のなかで紹介されていたサービスに『NIN_NIN』というものがあったのですが、皆さんはご存知でしょうか?

ぼくは初めてしったのですが、忍者型のロボットを介して、目と手足の機能を違う場所にいる人とシェアするサービスです。

例えば、視覚障害のある方の方に忍者型のロボットを肩に乗せて、そのロボットの音声というのは、手足を自由に動かせない状態にある方で、案内をしていきます。

どちらが上とか下とかなく、お互いにシェアすることで体験できる機会を創出していくのです。

その他にも、孫の方にNIN_NINを載せて、おじいちゃんやおばあちゃんが一緒に旅をするなんてことも実現できるようになってきたという事例もあるそうですよ。

新しい人と出会い、コミュニケーションをとり、しかも強みと弱みを交換しながら、だれかの力になれるロボット。
それが結果的に、障害のあるなしに関係なく、今を生きる僕らの課題となりはじめている「孤独」や「無力感」への回答のひとつになると考えたんです。

ロボットを通じて、人と人がつながり豊さを半分こずつシェアしているようなサービスのように感じました。

NIN_NINの体験をして型からロボットを外す時に、「なんだか別れるのがさみしいですね」という言葉をこぼしたという話が紹介されていたのですが、まさにロボットの向こう側に人がいて、ふれあっている感覚があったからこそだと思いました。

強さと弱さを補いあう

ぼくは、「弱い部分は自分で努力してなんとかしないといけない。」

と、いつしか強く信じていました。

だから、人に頼るのは苦手。だけど人に頼られるのは好きだという矛盾をはらんでいました。

NIN_NINというサービスを知って、もっと自分の弱さは弱さとして迎えて、そのうえで誰かと協力して、喜びを分かち合うような生き方ができるかもしれないと今回の事例を通じて感じています。

そして、その仲介にロボットなどのテクノロジーを利用することで、身近な人だけでなく、もっと広くつながり、持ちつ持たれつな関係を築いていける可能性があるということにも気づかされました。

とりとめのない話になりましたが、今回は以上です。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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