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生命倫理の話

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安楽死とか
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記事一覧

日本には良きサマリア人の法はない

一時期、突然倒れた人にAEDでカウンターを与えて蘇生するときに、女性への使用について問題に…

hirokifujioka
2年前

「想像力」をどのように働かせると良いだろうか

この人の言う「想像力」は本当に日本的だと思う。 「老人にも生きる権利はあるのです。障害者…

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hirokifujioka
3年前
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自由と強制

自由というものは尊いものである。そこである個人は生きる選択もできれば死ぬ選択もできる。素…

hirokifujioka
3年前

俗論派

俗論派の爺さん婆さんはそろそろ自分が棺桶に片足を突っ込む年齢が近づいて来そうなので「尊厳…

hirokifujioka
3年前
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優生思想

日本の優生思想って?日本の優生思想は生まれでは決まらない。何しろ老人の命を絶つことまでも…

hirokifujioka
3年前
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生命倫理

米国の生命倫理4原則は「自律尊重」「無危害」「与惠」「公正」である。この中には「尊厳」は…

hirokifujioka
3年前

パターナリズムと患者の自己決定権ー安楽死を題材に

1パターナリズムの医療昭和以前の日本の医療はパターナリズムであった。つまり、偉いお医者さんが患者の病気を吟味し、判断して最上の価値、すなわち「生き続けること」を目指すのだから患者は一切考えたり判断することなく、ひたすら医師の指示に従え、というものであった。 もちろん医師はその時の医療水準に従って最善のことを患者に提供しようとした。当時は「がん」にかかるともう助からない時代でもあったから、「がん」の病名を告げると患者が絶望して闘病への気力をなくすかもしれない。だから例えば胃が

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「命の選別」のないサヨクの理想の世界

左派の人はこういうが、日本では「病気が苦しい、もう生きていたくない」という人に「ええい、…

hirokifujioka
3年前
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優生学?マジで信じているの?

優生学、優生思想が誤りであることはメンデルの法則を考えれば自明のことだと思うのだが、左派…

hirokifujioka
3年前
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自由

社会主義者の意見は「安楽死を認めると日本では世間様がもう治癒する見込みのない人はガンガン…

hirokifujioka
3年前

「生きる権利」と「生きる義務」

あくまでも「生きる権利」であって「生きる義務」ではないのである。 noteの他の記事を見てい…

hirokifujioka
3年前

安楽死や尊厳死の議論は禁止。人間には死ぬ権利を認めず、生きる義務だけを課そう。永…

まあ、「安楽死、尊厳死の議論を封殺したい、死についての議論は要らん。皆生きろ、人間には生…

hirokifujioka
3年前
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パターナリズム

どうでもいいけれど、れいわはもうパターナリズムを肯定して昭和の医療に戻ればいいのではない…

hirokifujioka
3年前
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優良遺伝子とはなにか

新しい優生学として遺伝子治療をindicateするnoteがあるけれど、 遺伝子治療ってベクターに遺伝子を入れて細胞内に放りこむだけだからゲノムそのものを改変するわけではない。ゲノムに変異を導入する技術はGenome editingであり、これはデザイナーズベビーのように確かに「優良遺伝子」のみを持つ子供の出現する可能性があるとして倫理的に問題になっていると思う。日本ではヒトに対するGenome editingは原則禁止されているはずである。 問題は「何が優良遺伝子である