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22歳塾講師 2025年学習塾開業の夢


今回は、私がnoteを始めた本当の理由についてお話します。


1.塾講師3年の軌跡

 私は、現在塾講師として、満足のいく日々を過ごしています。専門科目は、国語と社会です。英語も数学も自信を持って教えることができます。しかし、理科はちょっと…。今年度は、自ら教材を作成したり、どんな単語帳にも対応するランダム単語システムを構築したりしました。また、生徒にも恵まれたことで、今年度も良い実績を出すことができています。
 今年度は、中学受験で、特待生合格をする生徒を多数輩出することができました。高校受験も私が持つ生徒は、第一志望校に合格することができました。大学受験でも、推薦という形ではありましたが、合格することができました。

 しかし、3年目でやっと満足のいく結果を残すことができました。
 1年目は、挫折でした。今とは異なる塾に勤めていました。塾講師という仕事を甘く見ていたこともあり、叱られる日々でした。至らない点があると何度も指摘され、やり直しをさせられていました。今考えると、塾講師としてのプロフェッショナルに触れることができ、塾講師の心構えを学ぶことができたと感じております。
 また、指導方法も失敗の連続でした。担当させてもらった子の成績を思うように上げることができませんでした。定期テスト対策で何をすればよいのか、かなり苦戦していました。普通は、「iワーク」という教材を使います。大抵、どこの塾でも同じでしょう。しかし、その生徒の学校の国語の試験はすべて記述式で一筋縄ではいきません。いつも平均が30点台と、その難しさもこの結果からわかることでしょう。私は、いろいろな対策を取りました。「iワーク」以外のテキストも使ったり、通常2週間のところを1ヶ月前から対策したりと。しかし、上手くいくことはありませんでした。その生徒が成績不振で退塾する際は、自分をかなり責めました。
 そのような挫折と、一度他の職も試してみたいという想いが重なり、1年あまりで辞めることにしました。

 その5ヶ月後、やはり戻って再チャレンジしたいという想いが強くなりました。きっかけは、「人のためになる仕事がしたい」という想いからです。当時、教員免許取得のために、勉強していましたが、「生徒の進路=生徒自身が道を切り開いていく」ことに感動し、伴走者として、力になりたいと考えたからです。
 その再チャレンジの舞台が、現在の所属している塾になります。1年目は、模索の日々で、あの時から変わっていないことに腹を立てることも多々ありました。だが、今何ができるのか、ゴールへのベクトルは正しいのかを考え、良くも悪くも積極的に意見を言っていくように心がけました。入社して少し経った頃には、講師研修資料を作るようになりました。ときに、先生方と意見が合わず衝突することがありました。そんな時こそ話し合いを重ね、根本の考え方が同じことに気づくことができました。今では、その同僚も含め、多くの先生方と交流があります。非常に濃密な時間を過ごすことができています。


2.生徒ファースト

 では、この『根本』とは何なのかについて、話を展開していきます。
 結論、根本とは、『生徒ファースト』であるということです。
 生徒のためなら、勤務時間外であっても、質問に乗ります。自宅では、教材の作成に勤しんでいました。私の授業は、『iワーク』を使用するのではありません。科目、単元ごとにテキストを変えていました。
 その一端ではありますが、受験生用のテキスト一覧を公開します。
 これは、今の塾のテキストをもとに簡易的に作成しております。講師のみでの公開をし、授業に役立ててもらっています。

自作:埼玉県高校入試までの道のり

 これを作ったきっかけは、新しく入社した先生に、何不自由なく授業に専念してもらうためです。私が、始めテキストの取捨選択で非常に苦労をし、ミスばかりの日々だったからです。それがきっかけで、テキストの難易度や内容、用途に関し、人一倍詳しく、マニアになってしまいましたが…。今、自室はテキストだらけです。

 『生徒ファースト』を掲げるうえで、始めに着手したのは、『講師の意識改革』です。これを聞くと、「押し付けてるだけ」や「自分勝手」と思われます。それは自覚していましたが、あまりにも講師と生徒の心の距離が開いていると感じました。今の塾は個別指導のため、「通常授業で関わる生徒にだけ声をかければいい」と考えが充満していました。その時のイメージは、家庭教師と生徒が塾というスペースで勉強しているだけでした。これでは、意味がありません。せっかく、塾というコミュニティで様々な先生と様々な生徒が顔を合わせるのですから、コミュニケーションを取り、学校生活や日常生活の一部としての場としてほしかったのです。
 第一に、私と考えを共有できる講師と協力し、講師への声掛けを始めました。教科担任制のため、Zという生徒の数学担当はB先生、英語はC先生という感じです。Bが私とすれば、C先生と密なコミュニケーションを図り、内に秘めるものや指導方針を長い期間かけて聞きました。
 私の悪い癖で、各講師が持つ指導方針に踏み込んでしまうこともありました。他の講師から、「他人の畑に踏み込んではいけない」と注意されたこともありました。
 そんな失敗もありながら、講師研修や日々のコミュニケーション、定休日に行った定期テスト対策講座や、集団形式の特別講義を開き、多くの講師を巻き込みました。その結果、1年半ほどかかりましたが、全体の7割ほどの先生には、熱意が伝わり、入試の4か月前から自習室が満員になることも多々ありました。自習室の稼働率でいえば、50%→150%の増加でした。
 この雰囲気が伝染してから、塾の雰囲気も良くなりました。生徒からも、「先生方、本当に仲がいいですね」と言われます。
 今は、少し引いて生徒と関わるようにしています。恐れられているの間違いかもしれませんが、私は宿題が多いので…


3.最高の職場とは

『最高の職場』
 と聞いて、みなさんはどんなことを思い浮かべますか?
 ストレスフリー! 人間関係がいい! やりがいを感じる!

 これらすべてに共通することは、トップが優秀ということです。
 一見したら、関係性がないように思えます。
 それが、あるんです!

 みなさん、小中高どれでもいいので、思い浮かべてください。
 または、部活動でも、クラブチームでもいいです。
 チーム、落ち着いている学校は、上の人が優秀です。
 吹奏楽は、それが顕著に現れます。優秀な先生が来ると、今まで弱小だった部が一気に強豪へと変化し、全国大会常連になります。
 最近流行っているハラスメントとは、置いておくとその手腕が評価されます。

 今の私の職場のトップである教室長も素晴らしい人です。基本的に、「講師の思うがままに行動してくだいさい」というスタンスです。教室長曰く、「達観」だそうです。いざというときには、矢面に立ってくださいますし、困ったときに相談すると、その時その時の一番の答えを返してくださいます。今の塾がにぎわい、生徒が絶えない理由は、教室長の人柄がすべてと言っても過言ではありません。実際、面談して入塾する確率は、驚異の75%だそうです。個性あふれる講師をまとめ上げる力、校舎全体をまとめる力を私も身につけたいと思い、その姿を見ながら感心するばかりです…

4.塾をつくる

 このように、素晴らしい校舎長と講師陣との出会いがこれから話す塾を作りたいという想いが強くなっていきました。
 今まで8つの校舎を見てきました。高校生時代、塾で勉強するよりの塾のシステムを頭にいれるほうが早かった変わった学生だったと思います。

私が塾を作るのであれば、
①複数の学校の中間地点
②ロードサイドの住宅街
③学習塾
④国語・数学・英語は個別(1対2)
 理科・社会は集団
⑤駐車場3台分、駐輪場20台分
⑥1階平屋
という条件があります。これは、成功するうえで必須です。

 最寄りの塾を調査た結果、小中高受験で合計16ありました。しかし、その    
前後の駅や2,3先の駅では、平均5塾と少なかったです。
 塾を選ぶうえで重要視する部分は、立地でしょう。
 そう考えると、この物件を見つけることができれば、成功する確率がぐっと高まると確信しています。

 現在、共同この塾の経営を行っていく予定の同僚と計画を練っています。
 初期費用、物件探し、料金表、教材の選択、資金調達等まだまだやるべきことはたくさんあります。不動産会社の問い合わせは開始しています。
 私たちは、経営の知識がほとんどなく、探り探りとなっています。オブザーバーになっていただけるのであれば、お力を貸してください。


5.今後のビジョン

 今後、1年目に30名、2年目45名、3年目60名と増やしていくことを目標に行っていきます。私たちが自信を持って言えるのは、

「指導力と熱意だけは負けない」

ということです。
 私の後悔ばかりが残る受験生活を2度と経験してほしくないという思いがあります。やるべきことを確実に、忠実に行い、2025年3月に開校できるように全力で行っていきます。今後も、経過報告をしていきます。陰ながら見守ってください。

 


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